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今昔きもの美に 触れて・・・眺めて・・・着こなして・・・   あなた色のコンテンポラリーな着物ライフはじめてみませんか
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過日、日本橋高島屋の裏手にある、アナゴの専門店に連れて行ってもらいました。

昭和28年の酒屋を改装(古民家再生)したお店で、外観は日本橋界隈で昔からあったかのような佇まいなのですが、まだ開店して2年ほどのよう。

外観は古い民家風、店内はとても天井が高く、空間的には決して広くないのですが、とても広々した感じ・・・
内装やしつらいに古き和のテイストをさりげなく取り入れていて昭和にタイムスリップしたみたい!

壁には藍型の筒描きでしょうか額絵風に納まり、すりガラスのペンダントとマッチしてとても良い雰囲気に

主張しすぎないデザインが江戸を感じさせて憎い感あり

東京には色々グルメのお店は目白押しですが、きもので訪れたいお店のひとつに加えたいと思いました。

ネットで検索すればすぐに店内と箱めしの綺麗な写真が出てきますので興味のある方はいかがでしょうか?


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話は少し戻りますが、父は大正生まれで少々頑固。女の子は適齢期にお嫁に行って家庭を守るのが一番と考えていたところがあり、高校の選択もそれが優先され、本人の意思でなく父の希望に沿って決定され、大学の進路もまた、地元から通える範囲でという条件がつきました。しかも2歳下の弟と大学が重ならないように短大にと。

大学は東京で本格的に英語の勉強をしたい、と内緒で願書を取り寄せたのも見つかり・・・

家から通えば稽古も続けられるしそれが一番良いとか何とか説得され、それでもと反対するほどの強さも(当時は)持ち合わせておらず・・・サラリーマンの家庭では経済的なことを言われたら・・・今一歩飛び立つ勇気のなかった私

一方、稽古をずっと続けていること・・・このことは私の中で支えとなりつつあったのです

性格的に後ろを振り返るタイプではないので、まあとりあえず親の希望のままに・・・その後のことをゆっくり、じっくり考えながら・・・自分探しを始めました





「晒柿」さんのホームページで紹介されていましたこの帯、見られた方も多いかと思いますが、少々コメントを!

アジアの麻布は帯に仕立てると面白いな、と思うようなものをよく見かけるようになり、又ランチョンマットとかトートバッグの製作にもちょうど良い巾・・・35センチから40センチのものが多く出回っています

この生地は通常帯地として使われているものより、少し厚めながら腰が弱いので芯と裏地は国産で、薄手のものを使いたいと思いました。が、意外に麻の薄手で短巾のものは少なく・・・

グレイ地に大胆な黒の抽象的な線模様・・・裏地の色も黒がご希望でしたので最後まで紬にしようか悩みましたが、最終的に何とか薄手の黒の麻が見つかったのでそれに決定。

絹と麻では収縮率がずいぶん違うので、夏帯ですし、洗いに出すことも考えられるのでやはり、麻同士のほうが無難であり、丸一日水通しをしてから仕立て屋さんに送り、リバーシブルタイプのお仕立てをお願いしました

たかが裏地と思うかもしれませんが、以前バティックを京袋にとお願いしましたら、西陣の袋帯用の帯裏をつけて下さり、どっしりとした重みになって・・・大変締めづらいものに仕上がってしまったことがあります。

「晒柿」さんは自身の着物スタイルをしっかり持ってみえるので、こちらもそれなりの言葉なき要望に答えるべく・・・

帯締め等も当然ながらこだわり、写真の帯締めも以前色指定してオーダーしたものです

取捨選択していくうちにぎりぎりの色の数が決まっていく・・・そんなポリシーを感じるコーディネートはご自身のホームページのセンスにも当然通じるもので、参考になる装いですね!

このタイトルの横に使っているものは、母からもらった帯留めで、黒地に金蒔絵でゆりの花が描かれています。

私達の中学校時代、母はPTAの役員をやっていて、その会合に出て行くときにはよく着物で出かけたようです。着物の残りで付け帯を仕立てたり・・・羽織を羽織って帯はそれこそ前帯だけしかしないで帯締め風に見せたり・・・と母の着物には工夫が見受けられます。子育て真っ最中でおしゃれもままならない中、洋裁も和裁もできたので自分で何でも手作りしていました。(そういう時代でもあったのでしょう )

そんな中、たぶん奮発して?買ったものでしょう。黒の漆は今もとても綺麗で、ゆりも落ち着いた金の色になっていて・・・宝石箱でこれを見つけたとき、指輪もネックレスも欲しいと思わなかった私ですが、これは見た瞬間に「頂戴!」と言ってました。帯留めの使い方も知らなかったのですが・・・

最近は本当に色々な帯飾りが出ていますね!が、帯留め、根付は日本人のこだわりが凝縮されている分野でもあると思います。

帯留めの装いはまだまだ初心者なのですが、少しずつ手持ちのものを紹介していきたいと思います。


着付け教室の生徒さんは背の高い方、低い方、ふくよかな方、やせた方・・・等々

着物は体型をカバーしてくれる一方、体型により、補正をしてご自分に合った寸法で 「着る」 ことがより美しく見せる重要ポイントかと思います。又同じ背の高さでも足の長さで腰の位置は違い・・・帯位置とか帯巾はとても大切なのにあまり意識されていないのでは?

アンティークの帯などを買われる際にも気をつけていただきたいこと・・・通常名古屋帯と呼ばれるものは、胴の部分が半分にたたんで作られていますから、4寸(15センチ)が標準で、(今でも博多の半巾帯などはこの寸法のものが多いと思いますが)現代の若い方には少し狭く、バランスが悪く感じられます。

日本人の体型は明治、大正時代からするとずいぶん変わったと思われるのに、そのあたりの寸法は未だ昔のまま・・・

浴衣帯などには広幅の化繊の素材で色々バリエーションが増えてきていますが、正絹となると・・・

写真の帯は祖母のもので、おたいこの巾は7寸(約27センチ)しかありません。でも前幅は4寸(15センチ)あるんですよ!

これは何を意味しているのでしょうか???


では次回に!

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