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今昔きもの美に 触れて・・・眺めて・・・着こなして・・・   あなた色のコンテンポラリーな着物ライフはじめてみませんか
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祖母亡き後、箪笥の整理をすると、菓子箱いっぱいに呉服屋さんの領収書・・・3人の娘の嫁入仕度等々のものだったようです。着物にあまり興味のない母にとってはきっとショックだったことでしょう!後にそれらの着物の一部は私の元に里帰りしましたが・・・

一方、小5より英語の塾に通っていた私はいつしか漠然と、大きくなったら外国に行って踊りを披露すると同時に英語の通訳もできたらと思うようになっていました。自分で踊って英語も話せる人はあんまりいないんじゃないかなと考えたのです。

若いときは怖いもの知らず・・・自分の能力のいかばかりかということより、「どうしたいか」ということが第一で・・・

高校時代、部活は卓球部と、茶道部・・・日舞には「所作」と呼ばれる いわゆる日常の動作を「振り」として見せるところがあり・・・例えば長唄「春興鏡獅子」の中で、お小姓 ”弥生”は、袱紗捌きの振りをしますし、手馴れているに超した事はないのです。又、日舞の動きには「立役」と「女形」があり、体力もそれなりに必要でスポーツ同様腰の鍛錬が不可欠です。

あれもこれもと欲張ってもエネルギーは消えることなく・・・夢も果てしなく・・・

稽古にも、英語の勉強にも熱が入り、さて大学は・・・・と進路を考えなければならない時がきました。

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月日の経つのは本当に早いもの・・・ここ「和空」で着付け教室と日舞の教室を開いてもうすぐ丸3年に!!!

予算の関係で、珪藻土の壁、アジアの紙の天井、はすべて友人達の手作業で仕上がったものです。設計士のTさん、コーディネーターのFさん、Sさん、Hさん、MICCのメンバー・・・ etc   本当に本当に有難うございました!!!

この玄関にある棚材に使われている方縦は、「楠木」 ・・・防虫剤、樟脳の材料となる木です。これもまた、現在は県会議員となられた材木会社の方のご好意で手に入れることができたものです。玄関を入ると今でもフワッと木の香りが・・・

着物リサイクルショップはあちこち見かけるかと思いますが、さて初心者には何をどうあわせてよいのやら・・・

こんな悩みの解決のお手伝いが少しできれば・・・との思いでリサイクルの着物や帯をコーディネートしてお見せしているのがこの棚です

ブランドの浴衣セット、又はスーツを買いそろえる金額で本物の着物と帯をそろえることも可能です。(こだわりだしたらきりがないのも着物の世界ですが) 

日本の伝統文化である 「きもの」 を若い方々に継承していってもらえたら・・・そんな思いで開いたスペースです

お時間がありましたら、一度 「和空」へお遊びにいらっしゃいませんか???


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ちょっとご紹介が遅れた感がありますが、オーダー帯のご紹介です。

最近はこだわりの呉服屋さん、アンティークショップなどで、海外の布を帯に仕立たものをご覧になった方もいらっしゃるのでは?

材質もタッサーシルク、イカット、バティック、更紗 etc   どんな布でも帯にすることはある意味可能ですが、やはり耐久性は帯にする場合のポイントかと思われます。

薄すぎる絹はすぐ擦れてしまうし、腰のない麻も裏地とそぐわず、よれてしまったり・・・ かといって厚すぎても重くなりがちです

経験から申しますと、もし最初にトライされるなら綿をお勧めいたします。お値段的にも上限はある程度予測できますし、布の種類も豊富でご自身のこだわりの帯をそれほどお高くなくオーダーすることが可能だからです。

上の写真は手加工のバティックのテーブルセンターを京袋帯に仕立てたものです。裏地は薄い絹の紬地で一箇所接ぎが入りました

シンプルな柄ながらその素朴さが着物を邪魔しない・・・
逆に無地目の着物が多ければ、洋服では躊躇するような大胆な柄で・・・

あなたもたんすの奥深く忘れられた布で帯を作ってみませんか???
あんなにいやだと思った日舞のお稽古が、いざなくなると、妙にさびしく、何か物足りない・・・抵抗も3ヶ月であっけなく終わり・・・お稽古が無性にしたくなったのでした!

何かが吹っ切れたのでしょう、それからの私は真面目に自分の意思で通うようになっていきました。ひ弱だった身体も段々に丈夫になり、それなりに辛抱することも少しずつ覚えて・・・気がつけば小学校は一日も休まず皆勤賞(高校3年の2学期迄無遅刻無欠席は現在では自慢にならないかしら?)

祖母の芝居好きから始まった日舞との出会い・・・それは着物との関わりの出会いでもあったのです

中学に入るとおしゃれ心も芽生え?舞初めには姉のお古でなく、私の着物が欲しいと祖母におねだりしたのもこの頃で、17歳になったらお振袖を買って上げるからねと言われとても喜んだ私・・・それから程なく祖母は1週間ほど寝ついただけで亡くなったのでした。



一昨年、宮古島へ上布を見に行き、たぶん戦前のものでしょうといわれたアンティークの宮古上布を手に入れてきました。着丈もぎりぎりながら、おはしょりも取れる長さに仕立て直すことができました。長じゅばんは海島綿・・・これ以上涼しい組み合わせはないといわれている装い・・・いつかはと思ってきたものでした。

この日の銀座は今にも雨の落ちそうな蒸し暑い、曇り空、それでも風がすうーっと身体をすり抜けていく感じは着物人の憧れと言わしめていることを実感できた記念すべき日でした。

上布はしわになりやすいのは承知しているつもりでしたが黒に近い藍色は本当にしわが目立ち、水を入れた小さなスプレーをハンドバッグに忍ばせ、おはしょりや脇のしわに時折シュッ、シュッと霧吹きを・・・上質なおしゃれは手間もかかるものですね!!
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