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今昔きもの美に 触れて・・・眺めて・・・着こなして・・・   あなた色のコンテンポラリーな着物ライフはじめてみませんか
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梅雨でうっとおしいこの時期こそ、さわやかな着こなしを・・・6月と9月の2ヶ月のみに着る、紗あわせは憧れです。黒地の下から鮎、流水模様が透け、帯は生成りの麻地にアジサイの花・・・・

いつかそんな装いで銀座を歩いてみたいと・・・そして隣には薄藍色の塩沢お召しの着流しの殿方が・・・
イメージはどんどん膨らんで楽しんでいます

ここ何年かゆかたのペアは良く見かけるようになりましたが、それ以外お着物姿のペアはあまり見かけない気がします。大正ロマン風に着飾った女性の横にツンツルテンの浴衣の男性・・・銀座で見かけた一コマにとてもがっかりしたことがあります。 昔は男性ものにこそお金をかけたとは呉服屋さんの弁

林家正蔵(こぶ丸さん)がテレビのインタビューの中で、その日の噺のネタにより、唐桟縞とか、江戸小紋、色物とか着物を選び高座にあがるとのこと・・・うーん納得!!!

色香に色気・・・男女問わず涼やかなる装いは 梅雨の季節の一服の清涼剤なるかな


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先日シュロの足袋洗いのたわしを紹介しましたが、これまた隠れた人気商品???本当にかわいくて一つは持っていたいアイテムのミニソーイングセットです。5x3センチほどの胡麻竹に色糸が巻かれ、お腹の部分の象牙をあしらったふたの中には握りバサミ、針、が入っていて、このちっちゃな鋏の切れ味の良いこと!!!本当に江戸職人のこだわりには脱帽です!!!海外へのお土産にもかさばらず、気の利いた日本の伝統品としてお勧めの一品ではないでしょうか? 

又、江戸手ぬぐい、大判のはんかちも本当に柄も種々さまざま・・・ワインを包んだり、和服での食事の折のナフキン代わりにと・・・

現代の東京にこそ 「江戸」 を感じる・・・地方から消えた古きよきものものが脈々とつながっている・・・東京に行くたびにそう思うのは私だけでしょうか

稽古場は小学校からの帰り道にあり、行くと祖母がいつもそこで待っていました。日舞の稽古はお扇子一本前に置き、お辞儀してお扇子の開き方から教わります。祖母に浴衣を着せてもらい、脱いだ浴衣を祖母が嬉しそうにたたんでいたのを記憶しています。浴衣といえば稽古着でそれで外を歩くなんて考えなかった子供時代。お祭りにはちりめんのお着物に金襴の帯を締めてもらい、神社の境内の舞台で踊り、おひねり(お金を和紙で包んで舞台に投げてくれるのです)をいっぱいもらいうれしかったこと・・・稽古すると祖母も喜んでくれ、自分もお小遣いがもらえる・・・

稽古場の前にはちょうど駄菓子屋さんがあって、終わると祖母に10円もらい、そのお店であれこれと買う事ができる・・・・・とても単純にそれだけを楽しみに稽古していたような小学校低学年だった気がします。



今年庭の梅の実は器量がよろしくなく、採ってはみたものの・・・せめて赤いふたを和紙で包み、ちょっとおしゃれさせてみました。春は香りを、初夏には実を楽しませてくれる梅は日本古来より身近な存在ですよね。梅を漬けるとしつらいも夏バージョンへと・・・アジサイはそんな梅雨前のひと時を彩って今を盛りと咲きそろう

暑い夏を涼しげに演出・・・日本人の深い知恵の数々・・・”しつらい”の響きはとてもやさしいですね!


日舞の世界では師匠の足袋を洗うのはその昔内弟子の仕事でその足袋裏を見て師匠の力の入れ加減を勉強させてもらうという。稽古とか舞台で使うと足袋は一日で裏は真っ黒になり汚れをきれいに落とすには手で揉むだけではとてもとても綺麗にならず・・・

もうかれこれ10年近く前、江戸職人展で上記のたわしを見つけ、それ以来ずっと使用しています。買うときはたかがたわしにとちょっと思ったほどお安くはなかったのですが、今も健在でそれほどの痛みがない!!!液体洗剤をつけてこれでこすってから洗濯機へ・・・汚れの落ち度は俄然違います

やはり日本の伝統ある職人技は感嘆ものですね!
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