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今昔きもの美に 触れて・・・眺めて・・・着こなして・・・   あなた色のコンテンポラリーな着物ライフはじめてみませんか
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「ちょっと地味すぎ、帯派手に!」

「落ち着き過ぎよ!」

「ううん、シック!」

さあ、あなたのご意見は???

昔ながらの注染の藍地に濃淡の秋草模様の浴衣はYさんのお母様のお仕立て

かなり以前のものらしく、帯は黄色に赤の献上博多の単衣半幅を合わせていたようですが・・・

「この年になってさすがにその帯では・・・」 と半幅帯を変えてみる事に

組みひも織の麻の半幅は伸び縮みしてとてもしなやかで締めやすく・・・

腰もあるので、この帯で今日は貝の口の結び方の練習を

いまどきの帯は長さが長いので、最初は長さを見極めることから

昔の帯なら、胴に二回巻くところですが、三回巻いて普通の貝の口にはちょうどよい長さのようでした

車の運転でちょっとそこまでのお出かけの時には、写真のような変わり貝の口で

蝶々結びだと背中でつぶれてしまいちょっと・・・にはおすすめ

帯締め締めてゆったりと大きさを取れば、案外ボリューム感も出ます

貝の口は長さの取り方に慣れるまでちょっと苦労しますが、結び方自体はいたって簡単

着付けの本のように何センチ手を取って・・・なんてことはすぐ忘れてしまいますから、まずは結んでみて・・・

たとえば、手先が長すぎたら、写真のように中に折り曲げて帯締めで押さえてしまえばOKです

若者向けの帯飾りは抵抗ありますが、細ーい組みひもを1、2本使って帯締め代わりにしても今風かと

熟女の浴衣コーディネートは、着物風の色あわせと着こなしで 「きりりと細い帯締めで遊ぶ!」

連れ添うだんな様の姿を想像したくなりますね!?!



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同級生とは良いものですね!

高校時代からのお付き合いがそのまま着付け教室へ

それぞれが忙しい毎日を送っていて、月一度の教室はたぶんストレス発散の場かと

この日はそろそろ祇園のことでもあり、久しぶりに浴衣の練習(復習)をすることにしていて・・・

せっかくだからたまにはそのままどこかにお食事へ、との声

豊橋には珍しい?そば会席のお店が教室のそばにあるとのこと

浴衣ならそばつゆが飛んでもヘッチャラ!

まだあまり知られていない?そのお店 「一口」 へ

この日は着付けの練習もそこそこに・・・

やはりお出かけとなれば、それぞれが浴衣のトータルコーディネートを考えて

個性に合った浴衣姿に大人のゆとりが感じられますよね!

ゆったりしたお料理のペースに、ゆったりとしたおしゃべりで・・・

介護突入時代の年代ながら、その状況をやんわりと受け止めて、かつ自分を見失わない方々

素敵な笑顔に私までがいつも癒されて・・・

そんな時を過ごしていたら、いつもよりずいぶんと遅い帰りになってしまいました

サイエンスコアの近く、ちょっと小じゃれたそのお店

伊良湖直送のさかなと月替わりのおそばに、亭主のこだわりを感じました









8月8日(土)に、アイプラザ豊橋にてレニングラード国立バレエの公演があります

その主催者、ASNANOインターナショナルバレエの方々と事前親交にロシアへ行かれていたSさん

常日頃から海外では着物で、とアドバイスしているのですが、今回実行されかなり注目された様子

以下彼女からのメールを抜粋させていただきました

☆☆☆☆☆☆
バレエ鑑賞は旅程の初日と三日目の二回予定されていましたが、
初日は観光がぎっしりで着替えにもどる時間はなく、最初から着物はあきらめ、
三日目に賭けていました。
ところが、初日のエルミタージュ見学があまりに駆け足で
みなさんからブーイング。
で、急遽、三日目のバレエ鑑賞の前にホテルで休憩する時間を
エルミタージュ再訪にあてることになったため、
それはそれで、「あら、着替えはどうしましょう。折角、ヒールの靴を
持ってきたのにぃ」ということになり・・・・
みなさんは、パンツにスニーカーで観光したあと、
ディナーの前に移動のバスのなかでスカートとヒールの靴にはきかえて、
おめかしする、ということに。
私は特別にお願いしてディナーをパスし、現地ガイドさんともう一人に
付き添ってもらって、タクシーでホテルにもどることに。
用意してくれたサンドイッチをほうばってから、急いで着替え。
ロビーにでてきた着物姿をみた現地ガイド(男性)は、
「劇場へもどるのに普通のタクシーを手配してしまったが、
こんなにすばらしいものとは思わなかった」
と急遽、ハイヤー(といっても、日本のタクシー並みの状態ですが)に注文しなおし。
ハイヤーを待つ間も、
「ぼくは何度も日本に行っているが、こういう上品な着物ははじめて見る。
しまった、カメラをもってこればよかった」と。
わたしも、袂の透け感を見せながら、着物には季節やTPOでさまざまなルールや
マナーがあることなどをブロークン英語で説明しました。
すこしは着物に対する認識を持ってもらえたかしら。
 
写真はレストランでみなさんに合流したところ。
わたしの右隣が通訳ガイドさん。
左隣がレニングラードバレエ団のプリマドンナ、オクサーナ・シェスタコワ。
この日は出番がなかったので、わたしたちと会食をともに。
8月のアイプラザでの公演にも参加します。
 

二回の幕間休憩には、ロビーに出て着物デモンストレーション。
かなり注目を浴びました。
「ビューティフル・マーベラス」と話しかけてきたイギリスからの観光客。
彼女の最初の質問が「これを着るのに、どれくらい時間がかかるの?」
「およそ15分」と答えたら、びっくりしていましたが、
「そんなに時間がかかるのか!」なのか「それぽちで着れるのか!」
なのか、そこまで聞き返す英語力がなく(苦笑)・・・
「80年前の着物だ」と説明すると「とてもモダーンだ」と感嘆していました。
三人で話していたら、通りかかったご婦人がわたしの足元を指差して
「これこれ、わたしにはとうてい履けないの。下駄っていうのよね」
と、ちょっと知ったかぶり。
「いえ、草履です」
このあとも、アメリカ観光客から、
「日本に行ったことがある。京都、広島、長崎などを観光した。
また行きたいけど、どの季節がいいか」など話しかけられ、時制も人称も
ごっちゃなつたない英語で国際交流を果たしてきました。ふー。
 
がんばって着た甲斐がありました。
☆☆☆☆☆☆

こんな感想を耳にすると、今度海外に行くときは、着物で是非と思われたのではないでしょうか!?!


「雨」予報がはずれ、梅雨の晴れ間、湿度も少なく、このチャンスにと・・・

これからの本格的な夏の準備に追われた方も多いのでは?

夏の訪れは「涼」を呼び込む工夫に頭を悩ますのと同時進行で・・・

ギャラリーの壁も涼しげな一品を何か・・・

そうそう!、もうずいぶん以前にお手入れしたまま忘れられていました!

三本、五本、七本と変わり絽織の訪問着

リサイクルブームの前に出会ったこのお品はずいぶん薄汚れていて、シミも散見されたもの

染み抜きに出して、とれなかったら紗あわせに作り直そうと思って悉皆やさんに出したら、見事甦り、思わぬ誤算?!

どこかレトロなお舟と波に揺ら揺らと・・・

メリハリの利いた帯で納涼歌舞伎にもよろしいかしら?

はたまた、盛夏の結婚式ならば、北村武資の羅の帯なぞ最高の組み合わせでしょうに・・・

上質の素材を纏うと、不思議と暑さは感じないもの

下着ももちろん天然素材がお勧めです!

絽麻、麻ジョーゼット(小千谷縮)、海島綿 ・・・着物に合わせて使い分けをして・・・

贅沢のようですが、結局それがいちばんかと

是非この夏、貴女らしさの漂う夏着物美人で周りを魅了してみてくださいませ!!!







今日は有松へのお出かけ

朝方の土砂降りに、ちょっと気分も引き気味でしたが・・・

出かける頃にはちょうど雨も上がり、これも普段の心がけのおかげかしら?

豊橋から名鉄で急行と普通電車を乗り継ぎながら小一時間

駅から徒歩5分もかからないところに絞りの老舗、竹田商店があります

展示会の折のみこの古いお屋敷に入ることができます

この時期は当然浴衣のシーズンですから・・・

市価の半額以下の難ものの絞りの浴衣についお財布のヒモも緩み?

山と積まれた浴衣の反物の中から、各々好みの柄行のお品をゲットしてこれまたニッコリ・・・

絞りの里、有松の歴史は古く、昨年、開村400年

今日は200年の歴史を守っておられる当代の奥様に茶室を案内していただきました

奥様のお話では、徳川将軍家茂侯も二度立ち寄られたとのこと

現在は市の指定文化財に

雨に洗われた苔むす古木と茶室の風情はなかなかのもの

凛としてたたずむお姿に背負われている重みを感じ・・・

お召し物は当然絞りの単衣

絞りの種類は沢山あり、今日は少し教えていただきましたが、それによれば、こちらは疋田絞り?

一つ一つのシボに斜め45度の角度で手で絹糸を八回巻きつけて縛っていくもの

一反仕上げるのに2年かかるお品も

気の遠くなるような世界にただため息が・・・

テーブルクロスからお座布団、その他ありとあらゆるところに絞り染めのしつらい

ご無理を申して拝見させて頂き、一同満足げな顔と顔

そつなくあたたかい、奥様のお心遣いに感謝しながら・・・

また訪れたい、近くて遠い有松へのお出かけでした!









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