今昔きもの美に 触れて・・・眺めて・・・着こなして・・・
あなた色のコンテンポラリーな着物ライフはじめてみませんか
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もう一点 新年に向けてのコーディネートのご紹介を・・・
呉服の老舗、T百貨店の付け下げ訪問着に錦織の袋帯
裾から鶯色の濃淡で染められた一越ちりめんの地色に、高貴な胡蝶蘭が楚々と描かれています
共で染められたと思われる、八掛けにも胡蝶蘭が一輪
柄付けこそ絵羽になっていませんが、胸にも一輪描かれていて、訪問着の格にも匹敵するかと
このお色の色無地を持っているのですが、とても重宝で、又年代を問わず着られる色だと思います
錦織の帯は、表裏ともにさや型の金通しの地で、「几帳扇面能衣文」 と織り込まれた、オーソドックスで癖の無い帯なので、フォーマルな帯の一本としてお勧めのもの (帯は帯裏を見ろとの教えもあります)
いざというときに困らない、華やかな席へのセットを用意しておくと、着物でのお出かけ場所もぐんと幅が広がること間違いなし!?!です
着物寸法 着丈 166センチ 裄 69センチ (しつけはありませんが新品です)
袋帯 巾31センチ 長さ 436センチ (一、二度、締めた折皺はありますが、シミ等はありません)
セット価格 8万円
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12月に入り、ここ「和空」のディスプレイも師走に向けて衣替え
30代からの女性の、ちょっとおめかしした初詣のお着物と帯をイメージ
落ち着いたサーモンピンクの地色に手描きの小紋・・・梅、あやめ、菊がデフォルメされて楽しそう!
抑えた色合いで、大柄の飛び柄ですから、どちらかといえば、背のお高い方向きかもしれません
シックな中にも華やかさがあって、とても現代的なお着物かと
こんなお着物には細かな総柄の南天模様の唐織の帯をあわせてみれば・・・
南天は新年を感じさせる縁起物、錆青磁の濃淡の色柄に、ところどころ銀糸が効いていて控えめな豪華さも見え隠れ・・・
おうちの中では暖かい、ウールや真綿のお着物ですごしても、染めのお着物を着るとまた気分も変心します
今年は小紋姿の方を多く見かける気がいたします
今からいろいろな場合のコーディネートを考えておけば、さっと着物でお出かけしやすいかと
そうそう、防寒対策も忘れずに! 薄手のスパッツに紐を付けてネル裏の足袋を履けば、ずいぶん足元が暖かいですよ!
地方に住んでいると都会の話題にはなかなかついていけないのですが・・・
この時期、銀座は通りごとにクリスマスイルミネーションが異なっていて、道行く人を多いに楽しませてくれ、まるで外国にいるみたい!!!(少しオーバーかな?)
銀座通りの「ミキモト」のツリーの前はそれこそ人だかりが出来ていて、着物姿で写真を撮っていた私を外国の方がまたパチリ(笑)・・・
人だかりを避けて、少し静かな道をとると・・・そこは "並木通り"
建物の外観とイルミネーションが不思議とマッチして、その空間だけはちょっと異空間な広がりを感じました
聞けば此処こそが、今話題のレストランだと・・・
先日 「Michelin Guide Book 2008 東京」 で選ばれた 8つのお店のうちの一つとか
東京の方は待つことが苦にならない方が多いようで・・・このお店も3ヶ月以上先の予約とのこと
特別な日のためのレストランとして憧れのお店であることは確からしいのですが、色々(ご予算とか)と気合を入れないと無理な気がしないでもありません・・・
もし、行く機会があれば、その格あるお店にあわせたお着物からセレクトしなければ!
いつか!を夢見て、味覚を含めて、トータルで磨きをかけるべく、日々精進を!?!・・・誓う銀座の夜でした!!!
前ジテの女形の踊りには、姫扇、手踊り、二枚扇と見せ場が多い分、緊張も激しく、正味30分を踊り続けて本当にへとへと・・・
胡蝶の踊っている10分の間、花道裏手はもう目の回るような変身の場
ふらふらになっている私を叱咤激励しながら、衣装やさんも、かつらやさんも、顔師さんも時間に間に合わせようと必死です
大きく深呼吸を何度もするうち、ようやく息も落ち着いてきて、周りの声に再び気を取り戻し・・・
あんなにお稽古したんじゃないか・・・最後まで頑張れる体力を付けた筈・・・自分をそう信じて励ますしかありませんでした。
舞台の上では誰も助けてくれません、"ひとり"なのです、何があっても一人で何とかしなければならないのです
気合を入れ直し、花道の引っ込みも無事に終えて、舞台中央で獅子の見得を切るときには疲れはどこかへ
「獅子の毛は頭で振るんじゃないよ、腰で振るんだよ、斜めに、毛の先を遠くへ放って!」と師匠に何度も言われたことを思い出しながら・・・無事に最後まで振り切ることが出来ました!!!
そして舞台を降りると、満面の笑みで師匠が迎えてくれました!!!
その夜、隣の部屋から弟がお酒を持って部屋に・・・
「疲れすぎて、どうせ寝つかれないだろう?」 と興奮冷めやらぬ私のお相手をしてくれて・・・
生涯忘れることのない、青春の思い出の日・・・祖母に連れられ稽古を始めて16年がたっていました
「和空」 玄関に設けた、水屋の上の棚はお気に入りの "しつらいスペース"
写真の赤鬼、白鬼の盃の中は、おかめの顔・・・とてもユーモラスでしょ?
もうかれこれ20年近く前、静岡県の森町(清水の次郎長の故郷)にあった、伯父の実家の蔵解体整理の手伝いに行った折いただいた品
管理する人もなく放置されていた蔵に身内が入ったときには、めぼしいものは盗まれた後でした
その頃は骨董には興味もなかったのですが、何か記念になるものはないかしらと、見つけたのがこれ・・・ちょっと "粋!"
備前に旅行した時、窯元まで行って買ってきたこの徳利とのペアにして置いて見るととなかなかの景色・・・と、一人悦に!
お気に入りの着物を眺めながらの晩酌には、時折出番の器たち・・・ディスプレイにも一役買ってくれています
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