今昔きもの美に 触れて・・・眺めて・・・着こなして・・・
あなた色のコンテンポラリーな着物ライフはじめてみませんか
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昭和の長唄の名曲と言われている中に「都風流」という曲があり・・・
隅田川の風情から「千成市」「草市」「菊供養」「仲見世」「べったら市」「酉の市」「吉原」「歳の市」と、江戸から明治・大正頃の浅草界隈の風情を四季の移り変わりに従って情緒豊に綴られています
毎年10月18日は「菊供養」の日で、19日、20日が「べったら市」
秋のイベントは着物でお出かけのポイントには最適ですね!
写真は薄グレーの地に菊の模様の手織りの綴れ帯・・・とても柔らかで締めやすいものです
着物は江戸紫に板締め模様の染め紬・・・一見紬とは思えない風合いと模様の変わったお品
着丈は158センチ、裄は68センチありますので背の高い方にも十分対応可かと
綴れの帯は胴巻きの部分に締めた折あとと、着物からの色移りがありますが、広めのところですので締めてしまえば問題はないかと
セットで7万・・・ご興味のおありの方、ご連絡くださいませ
コーディネートにストーリーを付けて考えると装いの楽しみもますます増えて・・・
一年の中でもつかの間の美しいとき・・・着物でお出かけ・・・楽しみませんか?!
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二十歳の頃の余談を少し・・・
先日のような本格的な(衣装やさんでお借りする)衣装で舞台にあがる時は、その何ヶ月か前から、舞台を想定した稽古着を着てお稽古をいたします。
「文売り」を踊る時のこと・・・
小学校のときに「藤娘」を踊って以来、舞台で裾を引く(おひきずり)ものをかけた事がなく、家での稽古に何かよい着物はないかと、祖母の箪笥の中を物色して・・・
見つけたこの写真の着物は、少しフキ(裾に入っている綿のこと)も入っていて、長さもそこそこ・・・
おひきずりの着付けにして・・・
一間x三間の廊下がその頃の私の稽古場で、毎日のように仕事から帰ると稽古をしたような・・・
ずいぶんたって、自分で着物を色々買ったり、見たりするようになってからでした・・・この着物の価値が分かったのは!!!
紋入ちりめん地の手差し友禅に絞りと刺繍入りの訪問着・・・気持ちよく稽古できたはずですよね(笑)
アンティークショップで見かける大正ロマンのこの手のお着物は本当にお高く・・・
裾を引いての稽古で裾の部分はボロボロ・・・お袖の付け根も何度もひっぱていたのであちこちに穴が・・・
まともなのはこのお袖の部分だけで・・・2尺を越す袖丈だった様子・・・
本当に物を知らない、若かりし頃のきものとの関わり初心者だった頃のこと・・・
もっともっと着物のことを祖母に教えておいてもらえばよかったと・・・
無知とは恐ろしきものなりけり!!!
秋の心地よい風に誘われて、フーテンの寅さんのふるさと、柴又までのちょっとした日帰り旅行を楽しんできました
京急品川から青砥(あおと)ー京成高砂ー柴又まで約一時間・・・意外に近くてびっくり!
駅を降りると寅さんの銅像がお出迎え・・・なんとものどかな下町の商店街が軒を連ね、そのどれもが寅さんゆかりの品々で・・・
そのまま歩いていくと帝釈天 題経寺へ
思っても見なかったような、見事な木彫りのお堂にまたびっくり・・・
この帝釈堂の木彫りは、総欅造りで昭和4年に完成。この堂をめぐる外壁の木彫りは法華経説話より取材して、当時の名人達によって彫られたものとのこと
硬い欅に本当に細かな細工・・・日本人の根気と器用さに改めて感動を!
黄緑のジャンパー姿の「語り隊」の方のガイドを横で聞きながら柴又のもうひとつの魅力に触れることが出来ました
この日の装いは紫の塩沢にアイボリー塩瀬のポイント柄の帯で・・・お寺には馴染んだのでは?
帝釈天の奥にはもうひとつの見所、大庭園があるというのでそちらも見学することに・・・
深まり行く秋を感じながら長い渡り廊下を歩いて行くと・・・
続きは次回に
少し前の、洗い張りしてやわらかくなった、とても軽い大島
ミルクティー色とでも言うのでしょうか、艶があるので光の加減でシルバーに見えたり、茶に見えたり・・・
生成りと薄茶と、焦げ茶で細かな菱模様が織り出されているのですが遠めには無地っぽく見えて・・・
八掛けは焦げちゃで、とても都会的な雰囲気が・・・
帯は正倉院文様の、どちらかといえば定番的なお柄ですが、一本あると礼装にまで使いまわしの出来る便利な色の帯びかと・・・
このお着物と帯のセットで7万円(帯はしつけのついた新古品)
着物はかけ襟に薄い筋がありますがこの地色なのでほとんど苦になりません(あとはとても綺麗です)
寸法は、裄が7寸5分(66センチ)1寸近くは裄き出し可能
着丈は背から154センチありますので、160センチまでの方に着易い長さかと・・・
着物も帯もとても軽いので、たぶん着るとその軽やかな着心地に納得されるのでは?
ご興味のおありの方は、是非 「和空」 までお出かけくださいませ (お送りすることも可能ですが)
今日は来月の舞台用のかつら合わせに、名古屋まで出かけてきました
名古屋市民会館(現中京大学市民会館)からほど近くにある、”松原”は1Fが踊りの会などで使う、まきものや和小物が所狭しと置かれていて、その2Fが、かつらを仕立てる仕事場となっています
階段を上がると、びんつけ油のにおいがプーンと漂い、ちょっと異空間の感じで・・・
ここでは、通常、何百?とあるかつらの中から、頭に合うものをいくつかセレクトしてかぶり、具合を見るのが常ですが、合うものがない場合はその下地の”かね” から作ってもらいます
そして会までに、それぞれの役形に結い上げて、かんざし等の髪飾りもさして当日を迎えることに・・・
ご覧になった方も多いかと思いますが、"鷺娘"など、途中で衣装の変わるものは、その都度、衣装に合わせてかんざしも差し替えます
先日の素踊り風のものは、かつらの形もそれぞれの先生のアレンジが入ったりすることもあるかと思いますが、いわゆる、古典物と呼ばれる出し物の、かつらの形は通常決められた型があり・・・
写真は「助六」などに出てくる、"禿" と "傾城" のかつらのミニチュア版・・・かつらやさんのディスプレイですが後ろのかんざし姿までゆっくり眺めることはあまりなく・・・
禿(かむろ)は姉女郎と称された花魁(おいらん)に従って、その用を足した7、8歳から12、3歳までの少女で、その中の容貌が美しくて才気と素質のある禿は、将来、花魁になるための修業を、抱え主が自分のそばにおいてさせたという
その昔、髪型はその成長と身分の証でもあったのです
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