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今昔きもの美に 触れて・・・眺めて・・・着こなして・・・   あなた色のコンテンポラリーな着物ライフはじめてみませんか
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今日は来月の舞台用のかつら合わせに、名古屋まで出かけてきました

名古屋市民会館(現中京大学市民会館)からほど近くにある、”松原”は1Fが踊りの会などで使う、まきものや和小物が所狭しと置かれていて、その2Fが、かつらを仕立てる仕事場となっています

階段を上がると、びんつけ油のにおいがプーンと漂い、ちょっと異空間の感じで・・・

ここでは、通常、何百?とあるかつらの中から、頭に合うものをいくつかセレクトしてかぶり、具合を見るのが常ですが、合うものがない場合はその下地の”かね” から作ってもらいます

そして会までに、それぞれの役形に結い上げて、かんざし等の髪飾りもさして当日を迎えることに・・・

ご覧になった方も多いかと思いますが、"鷺娘"など、途中で衣装の変わるものは、その都度、衣装に合わせてかんざしも差し替えます

先日の素踊り風のものは、かつらの形もそれぞれの先生のアレンジが入ったりすることもあるかと思いますが、いわゆる、古典物と呼ばれる出し物の、かつらの形は通常決められた型があり・・・

写真は「助六」などに出てくる、"禿" と "傾城" のかつらのミニチュア版・・・かつらやさんのディスプレイですが後ろのかんざし姿までゆっくり眺めることはあまりなく・・・

禿(かむろ)は姉女郎と称された花魁(おいらん)に従って、その用を足した7、8歳から12、3歳までの少女で、その中の容貌が美しくて才気と素質のある禿は、将来、花魁になるための修業を、抱え主が自分のそばにおいてさせたという

その昔、髪型はその成長と身分の証でもあったのです





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