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今昔きもの美に 触れて・・・眺めて・・・着こなして・・・   あなた色のコンテンポラリーな着物ライフはじめてみませんか
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今度の勤労感謝の日に行われる紅葉茶会

ところは豊橋嵩山町にあります、正宗寺

正宗寺は鎌倉時代の永仁年間(1293-99)の創立といわれ、

同寺には円山応挙の弟子であった長澤蘆雪の作品が数多く伝わり、別名「蘆雪寺」ともよばれるとか

この寺で毎年紅葉茶会があると聞き

では、と着付け教室のお出かけに

紅葉の名所は色々ありますが、人ごみを避け

案外近場の穴場めぐりも良いかもしれません

豊橋に住んでいながら、初めての訪れ

散りゆく紅葉の季節に相応しいコーディをと

あわせてみたのは、つるっとした紬地を縫い締めして、

裾と袖に錆朱で花模様の絞りを入れた付け下げに

濃い目のベージュ地に、色付を増した葉と実が描かれた、いかにも「晩秋」っぽい帯

こっくりした色使いに帯締めも渋めの海松色で

絵画的な帯を主役にしたコーディネートにしてみました

このあたりの山々も色づき始めて

久し振りの紅葉狩りが楽しみです!!!




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先日、お孫さんの御初着をお仕立てしたご縁で

今回はご主人様のお召し物の依頼をいただきました

手持ちの泥大島のお仕立てと

それに合わせて羽織をオーダーしたいとのこと

「ご予算は?」

「どれくらいでできますか?」

「本当にピンからキリまででして・・・」

「大島にあわせてバランスの取れるくらいで」

「そうですね、それでしたら△△くらいで収めるようにしましょうか」

拘りだしたらきりのない世界

せっかくならトータルで考えなければ意味が無いこと

泥大島のこげ茶をメインに色々つけ合わせをアレンジして

こだわりを要所要所にちりばめて

お値打ち感を持っていただけるようがんばらねば・・・

さて、そんな課題の中、羽織にセレクトしたのはお召

経糸と緯糸の色が違い、綾織風に織ってあるので

艶やかな光沢と色にニュアンスが出ています

問題は色ですよね

この羽織の色で他の小物の色が全て変わってきてしまう

さあさあ、あなたでしたらどちらのお色がお好みでしょうか?

そしてご主人様の雰囲気のイメージアップに

Tさんは、果たしてどちらを選んだとお思いですか?

お仕立て後の報告を楽しみにしていてくださいね!















11月、各地の神社仏閣では七五三参りで賑わうことでしょうね

先日Yさんのご紹介でお初着を作りたいとの依頼を受けました

昔お嫁に持っていらした絞りの羽織

一度も袖を通してないのでもったいないし

孫の祝い着に活用できればそれがいちばんと

大柄の雲取りの絞り柄で

色目的には今風ではないかもしれませんが

案外おばあさまが抱いての記念写真には映りが良いのでは?

裏も表もふんわりとした本絹に包まれれば

きっと赤ちゃんも心地よいことでしょう

今回は将来を考えて三つ身でのお仕立て

紐の位置を変えて、揚げをすればそのまま七五三の折に使えます

まだまだ小さい三歳の頃

帯は締めずに被布を羽織って

元気いっぱい飛び跳ねさせてあげたいもの

そんな夢も乗せての親心です

孫の誕生を心待ちするTさんの羽織がよみがえって

お宮参りが楽しみになったことでしょう

気に入ってもらえるといいですね!!!







ひとくちに帯締め、といっても、その組み方は色々

冠組、笹浪組、高麗組、亀甲組、奈良組、唐組などなど

それぞれの組み方にボカシを入れたり、色を挿したりで

本当に変幻自在の色使いが可能

それを帯のまんなかにのせる

格をあわせ

帯と着物に合わせ

これがピタッと決まると着姿はランクアップする

カラーコーディネートの妙味ですね

先日、無地のぼかし染の一色をとって

笹浪組みの大暈しをオーダー

そうしておけば、どんな帯を持ってきても悩むことなく

とりあえず決めの一本になりますから

殿方のネクタイにも例えられますが

帯締めは帯のポイントであり相方でもあり

おろそかに出来ません

職人技を感じる帯締めの世界

長いきものの歴史を改めて感じてしまいます





道行コートから名古屋帯へ変身です!

京風のセミアンティークのコートは痛みもあり、名古屋帯に仕立替を検討

はじめは、背中部分の金駒刺繍は所々痛みもあり

袖二枚で太鼓と前柄をと考えて

縁ある京都の職人さんに金彩をお願いしました

が、やはり背中部分の華やかさが太鼓部分に欲しいと

見よう見まねで痛みのある金駒刺繍の部分を修復

寸法、柄位置あれこれ悩みながら

なんとか一番良い柄が出るように

太鼓柄の下端部分ぎりぎりでの継ぎをお願いしたりして

とても素敵な帯に仕立てあがり大満足!

さび朱のモミジ、押えた黄色のイチョウ、色とりどりの菊の葉

はんなりと秋の風情が漂う黒地の帯は

これからの季節、小紋や無地に合わせて重宝しそうです







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