今昔きもの美に 触れて・・・眺めて・・・着こなして・・・
あなた色のコンテンポラリーな着物ライフはじめてみませんか
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今月はじめの東京ではいろいろな出会いがありました
ずうずうしくかけた一本の電話からいただいたご縁・・・
遠く与那国の染織家の方に花織の着尺を織っていただくことにしたのです
私のイメージと、Rさんのイメージをつなぐためには、やはり直接お会いして、お話しすることがベストと考えてのこと
不思議なものですね、お会いしたことのないその方と、朝会場に向かう道でばったりと・・・
素敵な帯の後姿にひかれて・・・
瞬間、私はたぶん彼女がRさんだと半分確信じみたものを持って・・・
(会場内でやはり感は的中していたことが判明!)(笑)
Rさんもまた、私の着物姿からイメージを膨らませていただいたことかと
一年後の楽しみができました!
翌日は青山近辺のショップ探索
雑誌にもよく取り上げられているそのショップは一度は訪れたいと思っていたお店
都会の着物、現代の着物、無彩色の着物・・・こういう表現が正しいかどうかはわかりませんが・・・
オーナーのこだわりをそのまま織手に伝えて出来上がった、いわばオーダー品の数々
間違いなく 「東京発トレンドきもの」 でしょう
そこにも展示されていた宮古上布、首里花倉の着尺
私の中で何かがひっかかりを持ってうごめいて・・・
もっともっといろいろなお着物を見ていくことで少しずつそのひっかかりの解決方法が見つかるやも知れません
出会いは偶然もあり、また必然もあり・・・
その気になれば?素敵な出会いの場、東京ですね!!!
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先日のオペラ鑑賞
雲行きを心配しながらも、この日のTさんの装いは・・・
白山紬に玉葱で染めた単衣は、すこーし緑味がかったグレー
光沢があるので角度によってはベージュにも見える複雑なお色
草木染と化学染料染めとの違いは色名をはっきり言い得ない、微妙で複雑な色合いにあるのかもしれません
そのお着物に合わせて、2種類の帯を考えておいたのですが・・・
この日の気分は、こちらの大正更紗の帯となりました
京都の「今昔・西村」で求めたお品で、江戸末期から大正の初めの綿更紗
ほとんど未使用の状態で出てきた布を帯に仕立てたとのことでした
こういう品が出てくるところが京都のすごいところだと関心しきり
本当に細かな点描、そして藍の色が時代とともに良い色に落ち着いて!・・・
地色のベンガラもありそうでなかなか・・・
これが木綿?というくらい柔らかで軽く、手紬の風合いある帯
こんな無地のお着物とコーディネートすると申し分ない装いですね!
大人の貫禄の装い、とでも言いましょうか、自然体の味わいある風情は、それこそが彼女の個性かと
シンプルでさりげなく都会的な雰囲気は、新国立劇場へのオペラ鑑賞のような感あり!?!
着物の世界では、6月から単衣に
そんなしきたり?も、もう現代では特殊世界に残るのみでしょうか
それでも、この時期から着たくなる柄があるのがお着物の世界
ジトジトとした空気や気分を払い去ってくれるようなすっきり、爽やかな柄
そんなお着物を纏いたくなる・・・そうこれが日本の季節感
これはしつらいの世界でも同様ですね
今月のお着物は生成り色のお召しに、藍の濃淡で型染めされた、大胆な花唐草模様
所どころ、ボーダーで透かしが入っていて、いっそう涼やかな雰囲気をかもし出して・・・
一昔前のお着物は、手のかけ方が違う・・・
いつもながらに、ため息混じり思うこと、です
柄物のお着物は、どうも着物に着られてしまう感じがして・・・
ずいぶん着物に着慣れてきたKさんがそんなことをおっしゃっていましたが、夏着物には冒険してほしいな!
アジサイにとまるカタツムリ
水たまりに遊ぶアマガエル
梅雨の頃の季節感あふれる柄には日本独特の美意識を感じます
6月は、気温の変動が意外にあり、なかなか手ごわい?月ですが・・・
おしゃれ度を磨くチャンスと思えば、また楽し!
今日、明日とアイプラザ豊橋で久し振りに本格的なオペラが上演されます
曲名はかの有名なビゼー作曲 「カルメン」
公開オーディションで選ばれたソリストや客演の名だたる歌手と舞台で一体となるのは、三河市民オペラ会の159名
お誘いを頂いたのでご一緒させていただくことにしました
日舞の世界でも、日本舞踊協会主催で、創作舞踊なるものが年1度開かれております
海外の有名な曲を題材にして振り付け、上演されることもあり、その比較という意味でもよいお勉強になります
何の予備知識も無いままに、何かを感じれば・・・
着物でお出かけの時には、行く場所によって装いを考えるのも楽しみの一つ
今回はカルメンだし、夜の部でもあるし・・・
お天気も心配でしたが何とか大丈夫そうなので、アンティークの結城縮みにしようかと
渋い葡萄色とでもいいましょうか、変わり麻の葉のような、くもの巣のような・・・
ちょっと妖艶な感じで、カルメンの雰囲気をダブらせて・・・
載せるつもりでいた薄サーモンの紙布の帯がしっくりこなくて・・・
癖のある、こちらの、やはり古琉球紅型の帯のほうに
どの世界も個性の強いものの取り扱いには苦労するもの・・・
でも、それが又、人々を魅了するものでもあり・・・
カルメンはどのように私たちの心に迫ってくるのでしょうか?
今日、明日の公演、楽しみです!!!
ぬぬぬパナパナ・・・沖縄の言葉で、布の端々、のことだそうです
2月の八重山諸島への旅の下調べの折、与那国の方と偶然知り合い、お話しする機会がありました
沖縄の織物は色々あり、そのどれもが好きなのですが、特に好きなのが、紅型と花織
花織にはご存知のように、首里、読谷、南風原、与那国と、産地によって織り方の違いが見られます
大きく分けて、読谷花織と与那国の織りの違いは裏に糸が渡っているか否か
読谷花織は浮いた糸が渡り、厚手なので、通常袷の着物として着られるのが一般的です
与那国の花織は両面浮き織なので、両面使用可ともいえます
花織をあれこれ調べているうちに、その与那国で工房を開いている方が、このぬぬぬパナパナに参加されていて、この催しを知ることが出来ました
このホームページをあけると、沖縄の色々な島から参加して、ワークショップを開いていることを知り・・・
今年が第4回目 「うちくい展」 として、京都と東京で開催
もう京都展は終わったのですが、この5月28日(木)から6月3日(水)まで
新宿御苑近くの 「ラミュゼdeケヤキ」 の会場で
沖縄の全ての織物が一堂に展示・販売されるようです
いえ、出展作家を見てみれば、その他、九州、京都、横浜、岡崎、郡上、千葉からも!
「うちくい」 とは、ふろしきのこと
しかし、その語源はもっと深い意味を持って沖縄の人々の布との関り合いに辿りつく・・・
与那国のその方とお会いすることで、「なぜ、布を織るのか?」 感じること、理解することが少しは出来るかもしれない・・・
それは着物という布に、不思議に引き込まれる「魔」的なものを感じることがある直感からですが・・・
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