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今昔きもの美に 触れて・・・眺めて・・・着こなして・・・   あなた色のコンテンポラリーな着物ライフはじめてみませんか
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立派な古木に囲まれた庭園と点在する茶室

散策に心地よい小路には古灯篭やお地蔵様もあちこちでお出迎え

ここが東京の真ん中、ファッションの発信地、青山のビル街とは思えない異空間のよう

新しい美術館は隈研吾氏による建築とドイツ人デザイナー、ペーター・シュミット氏によるロゴマークに象徴されるように、伝統と現代性の調和を目指して

開館から一年間は8回にわたる「新創記念特別展」を開催、当館を代表する名品の数々を鑑賞

10月7日(水)開館した第1部は、新・根津美術館展 国宝那智瀧図と自然の造形

美術館の中にいながら庭との一体感を意識したホールの空間には菩薩様が立ち並び・・・

展示室1から6までお好きなように回っていただいて構いませんとのこと

展示室6では初陣茶会

初代根津嘉一郎が催した茶会の様子を再現

天井からの光の取り入れ方にもこだわりがあって趣きあり

11月18日(水)~12月23日(水)第2部は、根津青山の茶の湯と題して、初代嘉一郎の人と茶と道具展

閉館期間がランダムのようなので事前に開館期間をチェックしてからお出かけしたほうがよさそうです

ゆったりとしたときの流れを感じるこの庭園を次回は是非お着物で訪れたいと

あちこちで趣味のよいお着物姿を拝見するにつけ、そんな思いに駆られながら・・・

芸術鑑賞、そして光も緑もあふれる空間で、心地よい充足のひとときを

この秋、お勧めのお出かけ場所のひとつかと

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箱根、千石原高原

一面のススキが風にたなびくさまはまるで白い海のよう

分け行けば、背の高さを越えるすすきに視界は遮られ・・・

まるで幼き子が迷子になったときのような・・・

一瞬、そんな「見えない怖さ」まで思い出して・・・

爽やかに透き通るような青空の下、その対比になぜか心惹かれ・・・

大勢の人・ひと・人で小路は溢れかえっていました

ただ、この広い草原の風に身を任せて

その澄んだ空気に身も心も別物と化していき・・・

秋は、凡人までをも詩人にしてしまう・・・


きらきらと 光るススキの 穂をうけて

己の想い 有りしか否か


歌舞伎座さよなら公演・・・さよなら期間がちと長いような気がしてきましたが・・・

カウントダウンの数値は、あと250日・・・

ということは、納涼歌舞伎を歌舞伎座で見るのはこれが最後

通常は昼夜の2回公演の歌舞伎座で、この8月のみ3部制の形態で公演されるようになって久しい気がします

この公演、勘三郎を中心に、三津五郎、福助、橋之助といった、いわゆる中堅どころが普段手がけないような演目にチャレンジ・・・そんな印象を持って見ていました

今年も、それぞれの部に普段お目にかからないような演目が配してありましたが、今回は「船弁慶」のみを一幕見で我慢

この8月の歌舞伎座公演と対峙して新橋演舞場では、海老蔵独断場の「石川五右衛門」

普段は父勘三郎と共に出演している、七之助が、なんと茶々役で、五右衛門の恋人を!?!

この「石川五右衛門」の振付、演出は、同年代の藤間勘十郎

彼曰く、この作品、ゆくゆくは「新作の古典」にしていきたいと

作品を取り巻く全てにフレッシュな香りがすることには、誰も異を唱えないかと

果てさて、人気はどちらに軍配が?

もちろんお好みもあるでしょうが、最近のエネルギーあふれる海老蔵の奮闘振りは、勘三郎の若き頃とダブるところ大いにあり

伝統芸能の世界も、確実に世代交代が行われていて・・・

さて、政治の世界はいかに???







ご存知でしたか?

全国の都道府県のうち唯一10人もの人間国宝が指定され県・・・それが沖縄

琉球王朝から脈々と受け継がれてきた伝統文化を現代に顕す・・・

「琉球陶器」の故金城次郎、「首里の織物」の故与那嶺貞、「琉球古典音楽」の島袋正雄、そして「芭蕉布」の平良敏子他、10名の人間国宝の卓越した技を一堂に会した、東京初の特別展覧会です

主催は青山みともと琉球新報社の特別協賛のもと、ただいま開催中!

場所は スペース銀座の杜 にて (中央区銀座8-8-8) (GINZA888ビル9階)

このちらしを飾る芭蕉布着尺はもちろん、平良敏子作

真夏を迎え、涼しげな布を求める着物通の方々

着物好きならば、いつかは芭蕉布の着物を!と誰もが思っていることかと

私ももちろんその一人ですが・・・

昨年の第一回の会の評判を聞き、今年こそはと思っていたのですが・・・

子供たちの夏休みの始まりと時同じくして東京ではさまざまなイベントが目白押しのよう

銀座ソニービルの前には巨大な「沖縄の海」が登場だそうですし・・・

お時間が許す方は、どうぞ沖縄の風を感じてきてください



今日は有松へのお出かけ

朝方の土砂降りに、ちょっと気分も引き気味でしたが・・・

出かける頃にはちょうど雨も上がり、これも普段の心がけのおかげかしら?

豊橋から名鉄で急行と普通電車を乗り継ぎながら小一時間

駅から徒歩5分もかからないところに絞りの老舗、竹田商店があります

展示会の折のみこの古いお屋敷に入ることができます

この時期は当然浴衣のシーズンですから・・・

市価の半額以下の難ものの絞りの浴衣についお財布のヒモも緩み?

山と積まれた浴衣の反物の中から、各々好みの柄行のお品をゲットしてこれまたニッコリ・・・

絞りの里、有松の歴史は古く、昨年、開村400年

今日は200年の歴史を守っておられる当代の奥様に茶室を案内していただきました

奥様のお話では、徳川将軍家茂侯も二度立ち寄られたとのこと

現在は市の指定文化財に

雨に洗われた苔むす古木と茶室の風情はなかなかのもの

凛としてたたずむお姿に背負われている重みを感じ・・・

お召し物は当然絞りの単衣

絞りの種類は沢山あり、今日は少し教えていただきましたが、それによれば、こちらは疋田絞り?

一つ一つのシボに斜め45度の角度で手で絹糸を八回巻きつけて縛っていくもの

一反仕上げるのに2年かかるお品も

気の遠くなるような世界にただため息が・・・

テーブルクロスからお座布団、その他ありとあらゆるところに絞り染めのしつらい

ご無理を申して拝見させて頂き、一同満足げな顔と顔

そつなくあたたかい、奥様のお心遣いに感謝しながら・・・

また訪れたい、近くて遠い有松へのお出かけでした!









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