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今昔きもの美に 触れて・・・眺めて・・・着こなして・・・   あなた色のコンテンポラリーな着物ライフはじめてみませんか
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こちらのお着物はもともとYさんのお父様の大島紬

茶泥の昔ながらのお品です

お父様のこの着物姿を見ていて、いつかこのお着物を自分が着たいと思っていたそうです

昔は男物の裏地といえば、どんな高価のものにも大抵金巾(きんぷく)と呼ばれる綿の、それも紺の通し裏がついていました

綿ですので保温性もあるのですが、今の感覚からすると、どうして軽い着心地の大島に重い綿の裏地を?

それも、表地の色に関わらず、申し合わせたように、紺色で・・・

大抵は男性用に織られていた反物自体がほとんど同じ系統の色柄だったこともあり、あえて変える必要が無かったのかもしれません

もっとも、本当に一部のこだわりの色に染められたお着物には裏地もそれなりの色の絹胴裏がついていることもありますが

今回、自分用に洗い張りしてお仕立て直すにあたっては、八掛けにこだわりたいとのことでした

どちらかといえば、かわいい柄が多い彼女ですが、男性用の大島紬の雰囲気に合わせて、ぐっと大人っぽく、渋い感じでいきたいと

柄八掛けは、まだまだそこまでなかなか・・・という分野でもあり、既製のものは種類も限られているのが現状

通常お誂えのようなお品は当然八掛も別染めですから

ただ、そこまでするのはこういうケースでは少々もったいない気もするのが人情

既製のものでと、何とか探したのがこちらの縞八掛

渋い海松色にベージュの縞が、表の茶泥と不思議なマッチング

昔物語のような柄の「木屋太」の帯を合わせて、秋色の帯締めをすれば、晩秋のお出かけにぴったりかと

もちろん、三分紐の帯締めに秋バージョンの帯留めなどもこういうコーディネートには楽しめますね

そうそう、朝夕の冷え込みには、コートの準備もお忘れなく!








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