今昔きもの美に 触れて・・・眺めて・・・着こなして・・・
あなた色のコンテンポラリーな着物ライフはじめてみませんか
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7月12日の欄で帯巾の事を書いたのですが、少し補足を・・・
明治生まれの祖母の名古屋帯はお太鼓が六寸九分(26.2センチ)で前巾が4寸一分(15.4センチ)
それに対して、現代の名古屋帯はお太鼓が八寸三分(31.2センチ)で前巾が4寸二分(15.7センチ)
(お太鼓巾で5センチ、前巾で3mm強の違いになります)
多少前後しますがほとんどこの寸法に近いかと思います
前巾に寸法を4寸取るためには上の写真でお分かりのように真半分に畳まず、斜めにずらして巾を出しているのがお分かりでしょうか?(左の帯が直角になっているのと比較してみてください)
身長は10センチから15センチほど伸びているのに、前巾は明治時代より4寸で変わらず、お太鼓の寸法は昭和にかけて広くなっていっているのがなんとも興味深いものです
着付け教室で背の高い方にこの現代の名古屋帯を締めると、どうもバランスが悪いと私には思われますので、なるべく京袋とか、開き仕立てと呼ばれる、胴巻き部分が畳んでないものを勧めています
体型の変化に着物や帯の規格がついていっていない、というのが今までの実情で、ようやく最近の浴衣ブームで製造元にも変化が起きてきたということではないでしょうか
半巾帯にしても、15センチから18センチ近くのものまで色々な寸法のものが出てきましたのでご自分の寸法に合うものを選んで、バランスよく着こなしていただきたいと思います。
本来、着物も帯も手織りのものが主体で、オーダーメイドが当たり前でしたから、着物から洋服へと変化した生活様式の変化に起因することで・・・
日本の伝統文化であるきものを、もっともっと大勢の方が着るようになれば・・・
きものを着てみたいと思われたら、いちど 「和空」 にお遊びにいらっしゃいませんか!?きもの四方山話に興じるのも、夏の一興かも???
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