今昔きもの美に 触れて・・・眺めて・・・着こなして・・・
あなた色のコンテンポラリーな着物ライフはじめてみませんか
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浴衣しか着た事のなかったTさん、今では袋帯まで結べるようになりました
今月末には卒業お出かけで浜松へ
その日のコーディネートが11回目のレッスン
お嫁に持っていらした小紋のお着物と帯
たんすにしまいっぱなしだっただろうお着物は柔らかな風合いで、気軽に着られる切羽目柄
帯はアイボリー無地の紋織り名古屋
帯締めと帯揚げでぐっと渋くすれば、周りを明るい雰囲気にして秋のお出かけにはぴったり!
渋め、シンプルが都会的とか、流行だとか言われる一方、こういう古典柄もその中にあってはかえって新鮮に映ったりもします
要はTPOが肝心
「和空」にいらしている皆さんはとても個性的な方が多く、その着こなしも本当にさまざま
先日も会に皆様お着物で来てくださったのですが、それぞれがご自分の個性を知った着こなしをされて・・・
好きな色、好きなコーディネートで装えば、自然と美しく、笑顔になっています
秋は着物の似合う季節
フォーマルの場面も、普段の場面も、お出かけの場面も色々あるかと
その積み重ねが着物美人へと変身していく
私も今日は結婚式へ
久しぶりに黒の絞りの訪問着に辻が花模様の膨れ織帯で
その小物合わせの時間はとても楽しいひと時です!
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一昨日は吉田踊りでした
晴天にも恵まれ、着付け教室の方々や、友人たちが大勢見に来て下さり無事終えることが出来ました
本当にありがとうございました!!!
舞台は足を運んで直接見ていただかなければ伝わらないものがあります
何かの用事とかち合えば、どちらかを選ぶ、ということになり必然的に優先順位が決められてしまいます
一般の日本舞踊家にとって、同じ演目が何度もかけられるということはそうそうあるわけではありません
だから、一度きり・・・
そんな思いをこめて踊ります
このたびの「鷺娘」も、もう二度と踊ることは無いでしょう
どの演目でも稽古は当たり前ですが、「鏡獅子」「道成寺」「鷺娘」「連獅子」など、体力的に調整していかなければ踊りきれるものではありません
そんな稽古の中、我が家の愛犬の容態がどんどん悪化していきました
もう17歳ちかく・・・
半年ほど前から足がヨロヨロし出して・・・
この二ヶ月ほど前から歩けなくなって寝たきり状態に
柴ミックスなので10キロ以上あり、寝返りさせたりするのにも大変でした
最後の2週間ほどはあちこちが痛いのでしょう、呻く様に夜も鳴くようになって・・・
「会と重なったらどうしよう・・・」
正直そんな思いにも・・・
それを知ってか知らずか、会の一週間前、27日に息子と私に見送られて・・・
9月27日は「はて岸(お彼岸の最後の日)」といって、この日に亡くなったのだから功徳あることで成仏間違いなしとは、母の言
会までちょうど一週間のことでした
「あと、一週間、僕のお世話から開放されてがんばれ!」
そんなエールをもらった気がしました
会を終えたら、ゴンとの思い出に浸ろう、それまでは・・・
今、ようやくお話できます
「ゴンチャンのおかげでちゃんと踊ることが出来たよ」
ゴンチャン、長い間そばにいてくれて、本当にありがとう!!!
やすらかに!!!
胴裏に赤絹(モミといいます)のついた、アンティーク大島
もうきっと、ゆうに50年以上前に織られたお品かと
大島紬の技法には色々あったようですが、現代ではその手間隙をかける職人が激減
洋服感覚のシンプルな模様が主流となっていることもひとつの要因かもしれません
このような柄は資料的価値として地元で保存し、復元もされているとも聞きます
祖母や母の時代、憧れのお着物だった「大島紬」
よく、大島紬の品のよしあしを言うときに、「・・マルキ」 という言葉を聞かれる事があると思います
大島紬では、絣の細かさを表す単位として「マルキ」を用い、絣二十個を一マルキと数えます
例えば九マルキの反物といえば、一巾に絣が百八十個織り出されているものということになります
反物には五マルキ、七マルキ、九マルキ、十マルキ、十二マルキの五種類があり、マルキ数が増えるほど、絣の密度が高くなり、柄表現が精巧に
ただ、気をつけないといけないのは、絣のくくり方に二通りあり
ひとつは従来からの「一元式」
もうひとつは「カタス式」
現代の主流は、後者で、絣をよく見ると、アルファベットの 「T」 の字にみえます
プロいわく、一元絣と、カタス式では手間がまったく違うそうで・・・
より詳しくはサイトでお調べになればお分かりになりますが・・・
ともかくも、こんな柄を見ていると、その時間のかかり方、こだわりに、感嘆して・・・
どんな方が織り、どなたがお召しになったのでしょうか???
眺めていれば遠い昔へと、想いを馳せたくなってしまう、秋の昼下がりです
今日は、TさんとKさんの着付け教室、第11回目でした
「和空」では12回のレッスンで初級コース終了です
初級コース、といっても、半巾帯から始まって、袋帯まで一通り締められるようになります
最後の12回目はお出かけ実践ですので、今日はそのお出かけを想定してのコーディネートを
いつの間にかご自分たちで小物選びをしながら着付けも様になっていて・・・
それぞれご自分たちでお着物デビューがすんでいるせいか、なんとなく余裕さえ感じられました
Tさんは先日、名古屋城で行われていた、平成中村座の歌舞伎鑑賞にお着物で行かれたとのこと
Kさんは薄物でのお出かけも
着慣れるには回数が一番の上達の近道
お二人ともそれを実感されているのではないでしょうか
今度の日曜日開催の吉田踊りにもお二人ともお着物で着てくださることになり・・・
Kさんはお母様の大島紬にこの花織の帯で
こちらの紅型小紋と花織のコーディネートは10月末のお出かけに
Tさんはやはりお母様の薄紫の本結城の単衣に菊の柄の塩瀬帯で吉田踊りへ
10月には切りばめ柄の小紋に無地博多風の帯で(バッグはスウェードのグッチのバンブーで)
帯締め帯あげでぐっと締めて、若い頃とは違う雰囲気に
こんな風にお出かけの場所を想定してのコーディネートの時間はあっという間に過ぎて・・・
このまま中級コースを継続していただけることになりました!
これからの季節、手持ちのお品をあれこれコーディネートして大いにお出かけを楽しんでくださいませ!
男のきもの姿が話題になってもう久しい気がします
よく観察していると、浴衣のペアも増えているし、男性の着物売り場も以前より拡張気味のよう
男着物専門店も出来てきて、現在の最高技術で作ったという、プラ・・ボーイという新品種の生糸を使ったおしゃれ度抜群のお品など、とても素敵なものでした
こだわりだせば糸から~は当たり前ですが・・・
また、着こなしも、昔のように着物と羽織の同じ柄、色のアンサンブルは姿を消し?・・・
ユニセックスのような柄の羽織や着物も登場しています
それをまた女性が好んで着るもあり、なのです
着物もファッション、おしゃれにうるさい人ほど、自分らしく、オリジナルを求めるのは常なり
昔より、こだわりは女性より男性のほうが上手かもしれません
アンティークの世界を見てみれば・・・
根付にしろ、小物には相当のこだわりを感じる品が色々と
羽織の「裏勝り」もしかり
その着こなしを見て、世の女性たちは心ときめかすものでしょう
写真は、京都の白生地問屋で見つけた漆糸入りのお召し生地に、こだわりの色で染めた一点もの
「よっ、粋だねえ!」
と声がかかるやも知れません
颯爽と着こなす殿方のお隣を歩くのは、さてどなたでしょう?
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