今昔きもの美に 触れて・・・眺めて・・・着こなして・・・
あなた色のコンテンポラリーな着物ライフはじめてみませんか
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ちょっぴり怪しい天気にやきもきしながら・・・
それでも桜の帯を締めると、もう心はルンルンで・・・
何も打ち合わせはしなくとも、お二人とも、桜の帯を締めてきてくださいました
Yさんの帯、奥順の真綿紬に大胆な花びらが舞っています
地色が深い藍紫から薄紫へ
大人の桜の帯です
お着物は紫がかったグレイ地に雪輪柄の結城紬
チャーミングな彼女にドンピシャのコーディネートかと!!!
Kさん、黄味がかったベージュのすくいの帯の柄は雪輪に桜やかわいい花
お着物は薄茶のちょっと珍しい小紋柄のような艶やかな大島紬
ぼんやりしたコーディネートになってしまって、と仰っていましたが、それが又今の季節感にマッチしてなかなか素敵な着こなしかと
午後のひととき、シフォンケーキをいただきながらとりとめもないおしゃべりを
柔らかな笑顔に、桜とともに癒された私でした
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「花の外には松ばかり 花の外には松ばかり 暮れそめて鐘や響くらん~」
歌舞伎舞踊、長唄 「京鹿子娘道成寺」 の冒頭の歌詞です
春爛漫、桜時の紀州道成寺の境内の舞台、白拍子「花子」 が鐘供養の場に現れて・・・
赤綸子地にしだれ桜の縫い模様の衣装を纏い、それはそれは華やかな舞台が繰り広げられますね!
「花」 は、「桜」 を意味していることからも本当に昔から日本人は桜好き?
このお扇子は、ちょうど10年前、素踊りで「娘道成寺」を踊ったときのもの
通常は、赤の衣装から引き抜いて浅黄綸子に霞しだれ桜、とき色、藤色、火焔太鼓・・・
豪華絢爛の衣装の早代わりがありますが・・・
そのような舞台はやはり役者でないとなかなか・・・
それで衣装を変えずに全曲を踊りきる・・・これはこれで大変なことでした!
お扇子も素踊り用のものを誂えました
お扇子も着物同様ランクは色々・・・
これはすべて手書きで、お値段は?・・・帯一本買えるかな???
いつかこのお扇子で、荻江「鐘の岬」を踊りたいものです
久し振りに見るお扇子は色褪せることなく、金の色も落ち着いたように思えました
桜の季節、桜にまつわる色々なものを身の回りにおきたくなってしまう・・・
花冷えの今日この頃です
2月のはじめに八重山へ行った事はご紹介済みですが、その折求めてきた帯です
いわゆるB反と呼ばれるもので、お値段も格安
現地ならではと、在庫のタイミングが遭わないとゲットするのは難しいですが、とてもお値打ちでした!
この帯も一度は証紙が張られたものの、厳しい検査の結果、織はじめに緯糸の歪みが見られ、シールがはがされてしまったお品とのこと
問屋さんからすると、反物を広げて目にする最初の部分なので気になるのでしょう
が、仕立てる段では、その部分はたれの裏になる部分
私にとっては別段気にするほどのことでもありません
いえ、むしろそのような些細なことでも商品の価値が落とされてしまう・・・
そのことに驚きと、織手の方の思いは如何ばかりなものかと・・・
少々胸の痛む気持ちになって・・・
手織、手作りの「味」といえば、すべてを納得させてしまう風潮が無きにしも非ずの現在ですが、これが、歴史ある、琉球織物の変わらぬ姿勢なのではないでしょうか
現地に行って初めて知った、人頭税の厳しさ
この歴史があるからこそ、質のよい上布が生まれ、それ等の織物がほとんど沖縄から外へ運ばれて・・・
沖縄県人が纏う事は今でもほとんどないという
この帯を締めるたび、あの碧い海とともに、石垣の優しい人々とのふれあいを思い出すことでしょう
このところの陽気に、桜の開花は一気に進んでいるそうで・・・
こうなると、お着物も単衣の準備を急がねば、と思いだすもの
単衣の時期が長くなったといわれて久しい気はしますが、それにしてもまだ3月のお中日・・・
しかる呉服屋さん曰く、「4月にはいれば結城縮みの単衣でも気持ちよさそうですね」 とのコメントも
確かに私は年中単衣の生活に近いのですが・・・
今日の教室でも単衣の話題となり、塩沢紬と、結城縮みを羽織って、その軽さにビックリしていました
昔は帯先行と言われたものですが、今は逆に着物先行のほうが着心地がよいかもしれません
その塩沢と結城縮みに帯を三種乗せてみました
春真っ盛りのクリーム地のパンジーの塩瀬帯、ごく薄く緑味と紫味のぼかしの入った手織綴れの帯、茶系と藍の縞藤布の帯
パンジーの帯は季節限定、つづれと藤布は3シーズン対応
桜咲き、花咲き競う春からは着物のコーディネートはあれこれ迷うばかりかな?
それは贅沢な悩みというもの!?!
気温も天気も気まぐれな春
その日次第の組み合わせを楽しむゆとりと、おおらかさを持ちたいものですね!
先日の浜松へのお出かけの日は、今にも雨の降りそうな空模様
恨めしげに見上げながらも、初めて参加の方々は、心うきうき?
このお天気を見て、急遽装いを変えた方もいらっしゃったかと
総勢12名のうち、9名が大島紬の装いでした
以前にも書きましたが、雨の日のお着物として、乾きが早く又後始末も楽なのでやはりお勧めです
こちらのお二人もお手持ちの大島で初参加
椿柄のアンサンブルは結婚の折に作られたものとか
赤い手織のつづれ帯も椿柄
赤の帯は小物次第でいつまでも使えますよ、とお話しすると控えめな笑顔をされてました
シックな鞠柄の泥大島は、何年か前に作られたものとのこと
その折コーディネートしたという帯はまたまた年齢に合わずシック・シック・・
私としてはもう少し帯締めを明るくしたいなと
展示会場で、淡い裏柳色の帯締めをお勧めし、ご購入されました
帯締めを変えるだけで、帯がきっと華やぐでしょう
春はきれいなお色を着て欲しい!
若いときにしか着られない色があると、事あるごとに言いたくなって・・・
きれいな色を纏う!ことをためらいだすのはいつ頃からでしょうか?
少しずつ勇気が必要となり・・・
50代にしか着られない色を着こなしたい・・・
ちょっぴりやせ我慢のコメントです!
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