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今昔きもの美に 触れて・・・眺めて・・・着こなして・・・   あなた色のコンテンポラリーな着物ライフはじめてみませんか
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子育て10年の終わり頃・・・

ちょうど20年ほど前、結婚式には仲人が同席するのが当たり前の頃でした

主人は弱冠37歳で、会社の部下の頼まれ仲人をすることになりました

そこで必要になるのが黒留袖

流派の黒留袖は名取になった折に誂えましたが、それを着るのもちょっと・・・

主人の仕事のお役に立つなら、と張り切って?留袖選びにあちこちと

はてさて、いざ探してみると、なかなか自分の気に入るものと、お値段の合致を見るのが難しく・・・

これからも仲人の機会はたびたびあるであろうことも考慮すると尚のことで・・・

自己満足の域であることは承知ながら、そこが女心ですよね?!

何度か足を運ぶうち、呉服屋さんが出してくれたのがこの留袖

「紋違い」 で、キャンセルになったお品でした

今では家紋のことなど気にしないのが当たり前になってしまいましたが、当時は、紋が違えば大変で・・・

黒留めは普通染め紋ですから染め直すとなると、多少その痕跡が残りますので、縁起物ゆえ抵抗ある方は多いかと

でも、私にはそれほどの抵抗はなく、むしろこの柄がとても気に入ったので、即決しました

踊りの衣装等で紋付を借りれば、貼り紋が当たり前だと知っていたからかもしれませんが・・・

もちろんお値段もこのクラスのものとしては格安でしたから・・・

充実した会社生活を送る主人と、元気に遊ぶ息子たちの成長と重なり合うように、私の着物暦も少しずつコンテンツを増していきました








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このところの雨で、我が家の草花たちは元気復活!

庭の片隅に植えておいた、糸ススキも・・・

その株がどんどん大きくなって、秋風にザワザワと揺れています・・・

「お花をちょっと活けるのにとっても便利よ!」

華道、池坊の師範をお持ちのMさんからそう教えて頂いて・・・

自然体の活け方が好きで、庭先の花をセンス良く、お部屋のあちこちにさりげなく飾っていらっしゃいました

去年の秋・・・

乳がんの再発からカムバックしたMさんは、以前にもまして明るい笑顔を振りまいて・・・

お花のお話、お菓子のお話、etc.・・・栗きんとんを頂きながら、とりとめもなくあれこれと・・・

昼下がりの、まったりとした時間が、どうしようもなくいとおしく思えました

あの久しぶりの再会から一年・・・

「宝くじで当たったような主人で・・・」 とお惚気も何度となく・・・

そんなご主人と愛娘と三人で過ごした時は、言葉に出来ないほどの想いで溢れていたことでしょう・・・

残された毎日を大事に大事に・・・

精一杯の自分を開花させて・・・

9月6日、54歳の彼女は黄泉の国へと旅立ちました・・・








歌舞伎座から南へ、晴海通りを数分歩いていくと、ADK松竹スクエアがあります

その3階に、あまり知られていないのですが、松竹大谷図書館がひっそりと・・・

松竹株式会社の創立者の一人、大谷竹次郎氏が昭和33年に開館した、演劇・映画の専門図書館です

ここには数々の、演劇・映画・歌舞伎関係図書・雑誌・博物 等々の資料が所蔵されています

館内閲覧のみですが、コピーをお願いすることも出来ます

今年開館50周年、その記念として作られたこの冊子には、その歴史が一目で見て取れ、なかなか貴重かと

今回、納涼歌舞伎の一部と三部を拝見、中途半端な時間を有効利用する格好のスペースと思い、初めての訪問となりました

小さな閲覧スペースながら、蔵書目録をざっと見ても膨大な数!!!

俳優さんや、演劇関係者なら必ず必要とするような資料は数知れず・・・

ちょうどテレビ局の方がカウンターの女性と参考文献についてレファレンスしていました

映画の名監督といわれた、小津安二郎氏の作品には、浦野理一さんのお着物が多く使用されたとか

着物の流行を知る上でも貴重な昭和の映画の数々

目的意識を持つと、必要なものも改めて見え、また広がりを持つものだと・・・

それにしても、昭和という時代は様々なジャンルで、巨匠を誕生させた時代でもあったのですね!!!








昨日は、着付け教室の方々と、豊橋 臨済寺 のお茶会に行ってまいりました

9月のはじめ、着物の世界も薄物から単衣に変わる月

さりながら、温暖化の影響でこの季節感も少しずつずれて行っているのが実情のように思います

来られている方々を見ても、着物でこの時期お茶会は難しくて・・・という声が聞こえてきそうな雰囲気で、洋服の方が多かった気がしました

写真は昨日私が纏った絽のお着物

アンティークの7本絽で、透け感もなく、9月に似合う色でもあり、ちょっとお気に入りのお品

蒸し暑い昨日は汗をかいたので、固く絞ったタオルで拭いて、下にタオルを敷いたスチームアイロンでしわを伸ばしてキモノハンガーに

おおらかな時代を反映してか、よく見ると染めムラがあちこちにあるのですが・・・

見ていて飽きないお着物というか、味わい深くて・・・

もう少し眺めていたくて、ギャラリースペースへ移動です

まだまだ暑い日々ながら、秋の夜長となりつつあり、お酒片手に、なにやら空想にふける時間も欲しくなる頃

名画ならぬ、着物鑑賞はいかがでしょう?

ご自分のお好きなお着物を壁にかければ、そこは自身のアートスペース

よき脇役があれば、お酒も美味しく戴けること間違いなしですね!?!

さっそく、着物を見ながら、下手な一句を・・・

「秋誘う 茶泥の雲間 雁と菊」





皆様にも忘れられない、"おみやげ" ってありませんか?

ずいぶん前になりますが、神楽坂の料亭の女将さんが選んだおみやげにはいつも一味違うものを感じたものでした

そのひとつが、「人形焼」

小さな箱に色々な人形焼がびっしり詰まっていて、まるでおもちゃ箱のような楽しさが!

甘党でない私にも、コーヒーの友に、程好い甘みと大きさが忘れられない記憶として残っていて・・・

といっても、実は 「かすてら焼き」 と呼ばれているものだということを今回知ったのですが・・・

それは、日本橋水天宮角の、「重盛永信堂」さんのものでした

東京日本橋人形町は、人形焼発祥の地とのこと

「重盛」さんは、大正6年創業の老舗で、七福神の顔をした、餡入りの人形焼は、水天宮帰りのみやげとして界隈で知らない人はいないお店

人形焼の木型には3人の職人が必要で、その職人さんが少なくなってきているため、200年分の枠型をストックしているとのこと

これぞ老舗ならではの仕事ぶり!

人形焼といえば、いまやキティーちゃんやらアニメグッズまで種々さまざま

東京駅ではありとあらゆるお土産が買えますが、こちらのお品はここでしか買えない貴重さが!

カステラ好きの友人へ届けようと昨日の日曜日出向いたのですが、残念ながら「お休み」で、がっかり!!!

次回は是非、休みを確認してから、一つから買えるという餡入りも含めて、オリジナル土産を作りに参りたいと思います

ちなみに、お電話番号は 03-3666-5885  重盛永信堂  不定休(日曜休みが多いようです)

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