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今昔きもの美に 触れて・・・眺めて・・・着こなして・・・   あなた色のコンテンポラリーな着物ライフはじめてみませんか
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もう20年近くなるでしょうか、我が家のブーゲンビリアが今を盛りと咲き誇っています

年子の次男が幼稚園に入るまでの6年ほどを社宅で過し、長男である夫の実家の敷地に家を建てたのは昭和60年のお正月

その間のことは、記憶力の悪い私は断片的にしか覚えていないのですが・・・

人一倍手のかかる次男に翻弄され、ご飯を狭い台所で立ったまま食べたこともしばしば

お風呂に長男を沈みかけたこともしばしば・・・(笑)

次男を寝かせては、社宅内の公園で過すのが日課で、同じ年頃の友達と砂遊びに興じる長男を見ながら、そこでセーターやらベストを編み上げたこと

あるとき、突然高熱を出した次男にびっくりして、会社にいた主人に電話して病院に連れて行ってもらい、痙攣も起こしていたのですが症状も治まると、夫は又会社へ戻って行って・・・

免許を取る必要を痛切に感じたときでした

二人が交互に怪我をして、頻繁に外科へ行ってはあちこち縫う始末に、お医者様にも覚えられるほど

姉からは何時電話しても騒がしくて、話もろくに出来なかったと、後によく言われました

でもどれもが若かりし頃の、本当に楽しい家族風景として残っていて・・・

そんなこんなの社宅生活からおさらばしての新居で、子供たちの集団生活もスタート

ようやく私も晴れ着を着る機会を迎え、入園式には何を着ようかしらと、呉服屋さんへ品定めの楽しみが出来てきた頃・・・子育てに専念して、五年が経っていました

お仲人さんから、「10年間は子供と向き合った生活を」 と言われたその言葉を忘れることなく・・・

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昨日は名古屋の松坂屋のコレクション初公開、 「江戸のオートクチュール展」へおでかけをしました

昼過ぎからはお天気も回復との予報でしたが、出かける頃は雨の予想のもと、皆様それぞれにコーディネートをされました

本当に恥ずかしながら、集合写真はどこで撮ろうかと考えながら、いつの間にか忘れてしまって・・・・

皆様、ごめんなさい!!!!

今日はその写真が載るはずだったのに・・・

同じ初夏のお出かけでも、昨年とは違うコーディネートをされいて、それぞれにより個性を感じさせる装いになった記録をとっておくのは、私の仕事であるのに・・・

反省しきりです!!!

どうぞ各々、携帯でもかまいませんので、お手入れしてしまう前に、写真にとっておいて下さいませ

そしてPCに保存しておけば、あとで色々な活用方法がみつかるかと

参考までに、私の昨日の装いを

藍の濃淡で波の柄が織られている、ジョーゼットのようなお召し

ところどころに銀糸でこれまた波の小さな刺繍がほどこされているもの

タランとして、つかず、はなれず身にまとわりつく着心地感に、昔着物の良さを改めて実感して・・・

こんなお着物の時は長じゅばんにも気を使います

薄物へのひびきを考慮してツルッ、シャリッ、とした海島綿でフィット感をチェックしてみたのですが、とてもグー!

ただ、衣文抜き等、きちんとしないとすべってしまうのも実感!

夏物の場合、いろいろな素材の長じゅばんがありますが、お着物との相性は考慮の必要あり、と思います

帯は、波の柄に合わせて、シルバーグレーの紗の袋帯、同柄のものでシンプルさを強調して

ポイントにはアンティーク翡翠を使って、時代感を統一してみました

こんな風に書くと、ちょっとしたスタイリストのような・・・???

写真を撮って、その日のコーディネートのコンセプトを書きとめておき、積み重なれば、いつか一冊の自分だけのスタイル帳が出来るかもしれませんね






先日紹介しました、高校の同級生組みのメンバーのお一人、Nさんのご実家はお寺さん

それ故?、家には古くから出入りの呉服屋さんがみえ、ご結婚前に色々なお着物をお持ちだったようです

その頃は、着物の知識もないまま、番頭さんの趣味?で誂えられた着物ばかりだったそうで、自分としてはちょっと・・・と思われたことも度々だったようですが、そんな時代でもありました

そのままほとんど着ることなく、30年以上・・・

数年前、テレビであるリサイクル着物のお店の紹介をしていて、「こんな値段で買えるなら、もう一度着付けを習って、着物を着よう」と思われたそうです

最初の頃、タンスの中の着物を色々取り出して持ってこられましたが、今流行の紬の着物もあれこれお持ちでした

ただ、若い頃のものですから、八掛けは、例にたがわず、「朱」か「赤」で・・・

まず帯合わせを今の年齢に合うものでコーディネートしてお見せすると、ずいぶん現代的な着こなしになるのを実感されたようです

30年以上たつと裏地はほとんどが変色しているのですが、帯と小物を地味にしてそのまま少し着たらどうかと

解いて、洗い張りをする価値がある場合は、そんなアドバイスも

着物にはそれぞれ他人では分からない思い出等がある場合があるので、一括りには言えませんが、着物として、再生させる価値があるかどうかの、一応の判断基準はあると思われますので、その辺りは、かえってはっきりお話しするのも私の役目かなとも思うのです

さて、このお着物もそのお嫁入り道具の一枚・・・上質の真綿の紬

ピンクがお好きのようなので、錆朱がかったピンクの博多帯をお勧めしました

この色は、案外どの色の着物とも相性がよいので、重宝していただいている様子

八寸博多は本当に便利で、きゅっきゅっ、と息する度に衣擦れの音がして普段使い一押しの帯です

今では色々な機会に着物を着られているようで、先日は息子さんの結納にも東京までお着物で出かけられたとか

仕事で忙しい熟年時代ながら、時間を作って着物で楽しんでいただけるのは大いに嬉しいことですね!!!





この頃の陽気ですと、家では木綿のお着物が心地よい季節ですね!

午前中来客があったのですが、もうすでに浴衣を愛用している私は、麻の半巾を締めて接客を・・・

そのまま稽古もしたいのでどうしてもそうなりがちなのですが、少しだけ心がけることは、帯だけ稽古用のものでなく・・・

さっと締められる点では、やはり半巾帯に勝るものはなく、その締まり具合にはやはりこだわりがあります

そして、夏の一番のお勧めは麻の単衣の帯!

これは半巾帯に限らず、八寸名古屋と呼ばれる、カガリ帯でも同様ですが、ちょっと上質なものとしてとってもお勧めです!

なかなか探しても見つからないと思いますし、オーダーのものはほとんど市場にはないかと

と言うのも、作家さんによれば、半巾も通常のものも、手間は変わらないのに、価格はそれほど高く出来ないから、とのこと

この帯、実は国展の賞も取られている方のもの

実験的に昨年織ってもらい、締め心地を体験してみていたのですが、とってもグー!!!

手織りならではの柔らかな腰と張り、草木染の色といい、オンリーワンが欲しい方は是非どうぞ!

微妙な巾の寸法も、長さもお好きなように

特別価格 2万円

上質な浴衣にも、上布にも、今年はこんな麻の帯で、ちょっと差をつけてみませんか?

一度締め心地をお試しあれ!!!

ご相談お待ちしております!!!









先回載せました、現代作家の紫紺のお着物、覚えてらっしゃいますか?

これは、岩手の骨董店から譲っていただいた、盛岡草紫堂さんのお品と思われるものです

盛岡の大きな旧家から直接買い取ったとのことで、もともと 「夜着」 であったものだそうです

「夜着」とは、昔寒い地方で使われていた、今で言うガウン代わりのもので、これはたぶん、お客様用に作られたものらしく、ほとんど使用感のなかったものとのことでした

貴重な紫紺をふんだんに使ったもので、現代では、白地の中に紫の絞りが普通ですが、これはその逆です

ムラサキは絹と綿では、発色が全く異なり、絹の方が染まりにくいそうです

ムラサキの色が何度撮っても実物と違った色になってしまって残念ですが・・・

色の違いはお分かりいただけると思いますが、本当に不思議なくらいです

右横のハギレは「大マス」と呼ばれる絞り方、生地は木綿で、その夜着の衿部分についていたもの

これだけでも、骨董ファンには魅力とか

仕立てるときに、八掛けを何色にするか散々悩み、結局、シルバーにしたのですが、少しモダンになりすぎたかもしれません

草木染には、やはり草木染の八掛けにするべきだったと反省しきり

残念ながら、この着物に合う帯がまだ見つかりません

こういった着物には、時代の重みを受け止めることの出来る帯とか、小物でないと、たぶんバランスが取れないことでしょう

このお着物に引き寄せられた帯を見つけて纏うとき、又色々悩むことになるやも知れません

それもまた、着物の魅力のひとつだと思いながら・・・

男と女の恋の出会いのように?運命的な出会いを信じて、ゆっくり探していきましょう!




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