今昔きもの美に 触れて・・・眺めて・・・着こなして・・・
あなた色のコンテンポラリーな着物ライフはじめてみませんか
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来年4月にお嫁入りが決まったSさんのお嬢さん
お婿さんのお父様からのプレゼントを纏って幸せいっぱいの笑顔です!
世界にただ一枚の、お誂えの訪問着
彼女の雰囲気に合わせて、図案を考えるところから、一指しひとさし染めて仕上がったお品
地色はやさしい少し灰味がかった桜色
帯び次第でずっとずっと着られますね
本当に心を込めて製作されたのが感じられ・・・
眺めているだけでもその愛情が伝わってきました
通常、京友禅は分業が普通
デザイン、糊置き、染、箔置き等々・・・いろいろな職人の手を経てできるもの
今回はお父様がそれらをお一人でされたとか
お仕立て上げて彼女の元へ送るときは、まるで娘を嫁がせるような思いだったと、その心境を語られたそうです
そんな大事な大事なお着物を自分で着れる様になりたいと、個人特訓3回目がこちらのお写真
周りからの深い愛がそそがれて
事あるごとに、この訪問着を纏うよう心がけて
それが一番の恩返しかと
彼女自身もまた、このお着物に袖を通すたびにきっと心温まることでしょう
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昨日は「和空」忘年会
年々増えるお仲間たちと、持ち寄りのパーティーは私にとってとても楽しみなもの
いつも以上に?腕をふるった愛情たっぷりのそれぞれのお品に皆歓声!!!
お着物のコーディネートもさることながら、本当に個性あふれる品々が並びます
今年は子育て一段落の若者グループも参加、いつも以上ににぎやかな会となりました
今日の装いを一言ずつコメントしていただき、それを聞くのも楽しみかと
酒豪が揃う?ということもあり、私も帯で対抗?
こちらはずいぶん前に夜のデート用(笑)に買い求めたもの
薄紫地に注がれたワインの色と、ビー玉が艶っぽくて、つい・・・
ガラスの質感をとてもよく捉えていていると思いませんか?
おかげでお酒も会話も弾み、帯も喜んでいたような・・・
皆様お疲れ様でした!!!
この月曜日に訪れたこの展覧会、もっともっと着物に関わる方に見ていただきたい!
呉服商から両替商まで幅広い商いで財を成した三井財閥
時代劇に必ず登場する「越後や」とは、三井家のこと
なぜか、よく聞くせりふ・・・「越後や、おぬしも悪よのう」
イエイエ、実は・・・
その財力で丸山応挙らをバックアップしていたのでしょう
大呉服商として流行をリードする立場にあった三井家の着物には、絵画ばかりか着物のデザインにも関わっていた円山派の影響を抜きには語れない・・・
入場料500円ですが、お着物で行けば400円!
こんな貴重な展示なのになぜか来場者がまだまだ少ないとのこと
本当にため息が出るような素晴らしい着物ばかりです!
是非足を運んでいただいて、その技を堪能してきてください!
着物好きにはこたえられない、展示の数々です!!!
展覧会:三井家伝来の着物と下絵、70点余りを公開--東京・文化学園服飾博物館
江戸時代には「越後屋」、近代以降には「三井呉服店」「三越」として、着物の制作と販売に深くかかわってきた三井家。大呉服商に伝わった着物の優品とその原寸大の下絵、計70点余りを公開する展覧会「三井家のきものと下絵 円山派がもたらしたデザインの世界」が、東京・新宿の文化学園服飾博物館(電話03・3299・2387)で開催されている。19日まで。日曜休館。
刺繍(ししゅう)や絞り染(ぞめ)、摺(す)り箔(はく)などの技法を駆使した豪華な着物は、保存状態も抜群に良い。流行をリードする立場にあった三井家ならではのデザインが楽しめる。このデザイン力の魅力に迫る上で見逃せないのが、会場内に合わせて展示される原寸大、かつ着物と同じ形状をなす下絵の数々。筆の運びや、三次元的な空間表現など、下絵とはいえ見どころが多い。写生を重視した江戸時代の絵師、円山応挙を祖とする円山派の影響が認められるというのもうなずける。 (新聞記事より抜粋)
艶やかな大島はいつの時代も愛されて・・・
その軽さと着心地は一度着たらやめられず・・・
そんな大島もまた流行あり
一昔前はこれでもか、というような絣の細かさや複雑な柄行きを追求した、超高値のお品も
レア価値、美術的価値があるからと、お着物を着ない方までが資産運用的に勧められ買われた方も多かったとのこと
バブルがはじけ、価値観が変り、そんな当時のお品からたんすに眠ったままのお着物がリサイクル市場に出回りだしてある種の着物ブームが到来
呉服屋さんではとても買えない若いOLさんも着物が気軽に買えて、ちょっと着てみようかと
きっかけが生まれれば、より自分らしく、且つ現代にマッチした、装いを求めて情報収集を
何かメディアに踊らされている・・・
そんな気もしないではないですが・・・
それでも賢く買って賢く装う若い方々の着物姿が増えるのはうれしい限り
ふと取り出したくなったこちらの大島
時代は定かではありませんが・・・
三崩しのような網代織になったとてもシンプルなもの
老竹色に染められた、色大島の種類になるのでしょうか
深まり行く秋・・・
こんな大島に「秋のいろいろ」を感じる帯をのせて、足早に過ぎる秋を楽しみたい・・・
それぞれの秋の装いを楽しんで
つるべ落としの秋の夕暮れ
実物のよさの何分の一しか伝わらない・・・
友人の来月の結婚披露宴に出席のHさん
手持ちのお着物を持って相談に見えました
せっかくだからと、Tさんも色々と持参されて、ファッションショーのはじまりです
このお着物はかれこれ30年近く前誂た、Tさんの付け下げ
一度も袖を通すことなく・・・
数年前、娘さんが初めて纏ったのは海外でのこと
今改めて眺めても、この見事な菊の存在感!
技術的な細かな名称は解りませんが、糸目なしの素描のような大ぶりの菊にろうけつ染めの葉
どっしりと重い生地・・・光の角度できらきら輝く変りちりめんにぼかしも入っています
今ではわざわざ「手織り」とか「手描き」とか断り書きをしますが、その頃は手加工が当たり前だった時代
それでも、これだけ大きな菊を描くのは大変なことでしょう!
バランスよく配された大胆な柄は、何故か現代的にも見えます
古典の持つ力、とでも言うのでしょうか
絵画を見ているような・・・
ありきたりの表現ですが、芸術の秋にふさわしい晴れ着かと
若い方にはこのような帯で清楚に
年を重ねて、帯や小物で渋く
こういった付け下げは年齢でなく、雰囲気で着こなす着物だと・・・
一口に「朱」というにははばかれる、奥深い色に改めて感動しながら眺めていました
Tさんならどんなコーディネートで?
一度是非見せていただきたいな、と
着物は本当に奥深い・・・
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