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今昔きもの美に 触れて・・・眺めて・・・着こなして・・・   あなた色のコンテンポラリーな着物ライフはじめてみませんか
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過日有松でのお買い物の折、綿風呂敷に目が留まり・・・

その担当者いわく、「風通織の木綿だから帯に仕立てても面白いよ」

120センチ角の風呂敷にしてはお値段もしっかりしているはずです

とても木綿とは思えない、しなやかでしわにもなりにくい生地でした

お色は3色展開で柄は20種類ほどあったでしょうか?

京都の織元に頼めば帯の長さで切ることは可能だから、3人でいかが?と勧められ・・・

即座に、その提案を受けて腹合わせの帯を作ることに

表は一緒でも、裏布はそれぞれ好みの布にすれば雰囲気もまた三様になるはず

先日その布が届きました

Sさんはそれとは別に風呂敷きが欲しいと、あれこれ別の柄をセレクトしたのですが・・・

その風呂敷用にと買い求めた柄を裏地に使うことに決定!

継ぎは入りますが、この二枚を使えば風合いの点からもドンピシャかと

Kさんは私の手持ちの古い木綿更紗の布団皮にしようか思案中

私はやはり古布の藍型染めの布にしようと秘かに決めていて・・・

木綿の両面帯なら年中OKの重宝な帯になるのでは?

こんな風に仕上がりをあれこれと想像しながら布を合わせている時間はことのほか幸せな気分になってしまいます!?!






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「雨」予報がはずれ、梅雨の晴れ間、湿度も少なく、このチャンスにと・・・

これからの本格的な夏の準備に追われた方も多いのでは?

夏の訪れは「涼」を呼び込む工夫に頭を悩ますのと同時進行で・・・

ギャラリーの壁も涼しげな一品を何か・・・

そうそう!、もうずいぶん以前にお手入れしたまま忘れられていました!

三本、五本、七本と変わり絽織の訪問着

リサイクルブームの前に出会ったこのお品はずいぶん薄汚れていて、シミも散見されたもの

染み抜きに出して、とれなかったら紗あわせに作り直そうと思って悉皆やさんに出したら、見事甦り、思わぬ誤算?!

どこかレトロなお舟と波に揺ら揺らと・・・

メリハリの利いた帯で納涼歌舞伎にもよろしいかしら?

はたまた、盛夏の結婚式ならば、北村武資の羅の帯なぞ最高の組み合わせでしょうに・・・

上質の素材を纏うと、不思議と暑さは感じないもの

下着ももちろん天然素材がお勧めです!

絽麻、麻ジョーゼット(小千谷縮)、海島綿 ・・・着物に合わせて使い分けをして・・・

贅沢のようですが、結局それがいちばんかと

是非この夏、貴女らしさの漂う夏着物美人で周りを魅了してみてくださいませ!!!







着物の世界では、6月から単衣に

そんなしきたり?も、もう現代では特殊世界に残るのみでしょうか

それでも、この時期から着たくなる柄があるのがお着物の世界

ジトジトとした空気や気分を払い去ってくれるようなすっきり、爽やかな柄

そんなお着物を纏いたくなる・・・そうこれが日本の季節感

これはしつらいの世界でも同様ですね

今月のお着物は生成り色のお召しに、藍の濃淡で型染めされた、大胆な花唐草模様

所どころ、ボーダーで透かしが入っていて、いっそう涼やかな雰囲気をかもし出して・・・

一昔前のお着物は、手のかけ方が違う・・・

いつもながらに、ため息混じり思うこと、です

柄物のお着物は、どうも着物に着られてしまう感じがして・・・

ずいぶん着物に着慣れてきたKさんがそんなことをおっしゃっていましたが、夏着物には冒険してほしいな!

アジサイにとまるカタツムリ

水たまりに遊ぶアマガエル

梅雨の頃の季節感あふれる柄には日本独特の美意識を感じます

6月は、気温の変動が意外にあり、なかなか手ごわい?月ですが・・・

おしゃれ度を磨くチャンスと思えば、また楽し!














春先からのおしゃれな装いに、薄絹のコートがあります

着物より一足先に透け感を楽しむ・・・

コートの下のお着物が悩ましく色を重ねて着物姿をより美しく魅力的に

そして梅雨時には雨コートにも

真夏の頃は塵除けとクーラー対策に

色々な素材があり、悩むところですが、お着物でのお出かけが多くなると、次第に欲しくなるアイテムかと

上の写真の種類で紹介しますと・・・・

一番上の赤と黒の亀甲模様のコートは盛夏用の羅

白の紙を挟んでみると透け感がよくお分かりいただけるのでは

その左は、緑とからし色の絽紗合せ

単衣の季節、肌寒さを感じるときには重宝です

右の黒の紋紗は下のお着物でずいぶん雰囲気が変わるかと

一番下も紋紗の色かさねで、玉虫のように見る角度によって違った色に見える効果が

紋紗は着ると意外に透け感が無く、防水加工を施して、雨コートにするのがお勧めかも

コートは、急いでお出かけのときに、着付けの乱れもカバーしてくれる利点もあり・・・

ご自分のお着物のお色目の系統をチェックして、丈長のコートを一枚用意されていくのがよいかもしれません







昨日は両家の顔合わせ

結納も無く、今では食事会をする程度と、現代風の流れのままに・・・

30年前、主人の上司に仲人をお願いし、私たちの結納を執り行った同じ場所で・・・

あの日はどの着物を着たのだったかしら?

そうそう、洗い柿色地に十二単の見返り美人の描かれた付け下げだったかしら・・・

マツタケの奉書焼がとっても美味だったことがやけに鮮明に思い出され・・・

独り苦笑して・・・

このお着物は結婚後に誂えた訪問着・・・もう20年以上前のこと

その頃、当たり前の訪問着から、色々な素材の訪問着が作られだした時代だったよう

これも大島紬に加賀友禅の作家物

この地色とシンプルな手描きが気に入って

よく見れば、加賀友禅の特色が・・・

色は加賀五彩・・・藍、黄土、えんじ、緑、墨(紫)を基調色として

模様の外側から濃い色を、内側へ向かって薄い色にしていく先ぼかし

木の葉などの模様に墨色の点で描く、虫喰いの表現

こんな独特な技法もちゃんと入ってるお品でした!

最近の作家物は京友禅と区別がつかなくなっている気がしないでもありませんが・・・

この大島紬の艶やかな生地に地味な印象の加賀友禅だからその折、琴線に触れたんだと・・・

そんなことも思いながら、久し振りに対面した初夏の訪問着です


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