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今昔きもの美に 触れて・・・眺めて・・・着こなして・・・   あなた色のコンテンポラリーな着物ライフはじめてみませんか
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今日は、TさんとKさんの着付け教室、第11回目でした

「和空」では12回のレッスンで初級コース終了です

初級コース、といっても、半巾帯から始まって、袋帯まで一通り締められるようになります

最後の12回目はお出かけ実践ですので、今日はそのお出かけを想定してのコーディネートを

いつの間にかご自分たちで小物選びをしながら着付けも様になっていて・・・

それぞれご自分たちでお着物デビューがすんでいるせいか、なんとなく余裕さえ感じられました

Tさんは先日、名古屋城で行われていた、平成中村座の歌舞伎鑑賞にお着物で行かれたとのこと

Kさんは薄物でのお出かけも

着慣れるには回数が一番の上達の近道

お二人ともそれを実感されているのではないでしょうか

今度の日曜日開催の吉田踊りにもお二人ともお着物で着てくださることになり・・・

Kさんはお母様の大島紬にこの花織の帯で

こちらの紅型小紋と花織のコーディネートは10月末のお出かけに

Tさんはやはりお母様の薄紫の本結城の単衣に菊の柄の塩瀬帯で吉田踊りへ

10月には切りばめ柄の小紋に無地博多風の帯で(バッグはスウェードのグッチのバンブーで)

帯締め帯あげでぐっと締めて、若い頃とは違う雰囲気に

こんな風にお出かけの場所を想定してのコーディネートの時間はあっという間に過ぎて・・・

このまま中級コースを継続していただけることになりました!

これからの季節、手持ちのお品をあれこれコーディネートして大いにお出かけを楽しんでくださいませ!







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東海地方の朝夕はめっきり肌寒さを感じるようになりました!

が、昼間の気温は意外に上がるのが9月の常

こんな時期のお勧めは、なんといっても塩沢紬!

着付け教室では「またか・・・」といわれそうですが・・・

いつも思うのですが、単衣用のお着物として、汗をかいてもさらりとして、しかも皺になりにくい

強撚糸を使っている故ですが、お値段的にもなぜかそこそこで・・・

綿薩摩も片貝も、木綿のお手入れの容易なことで人気のあるのもわかるのですが、実際、どのシチュエーションでもサマになるお着物となると、私的には一押ししたくなってしまいます

あまりの着心地のよさに、稽古着にしていて、ついにはお尻の部分が薄くなって裂けてしまうほどに使った一枚が本塩沢

お着物のことをあまり知らない頃、呉服屋さんに勧められて作ったお品でしたが・・・

そしてそのお着物の柄は大して好きではなかったのですが、とにかく着ていて心地よかったから・・・

「結」マークの結城縮みももちろん着心地は大変よろしいのですが、お値段も当然よろしくて・・・

その点、塩沢紬はリーゾナブルで洗練された柄も多いのが特徴かと

新潟県、塩沢町は数年前の地震でずいぶん機やさんが被害に遭われたと聞きます

少し前の、こういう塩沢紬はそういう意味でも貴重かと

普段着物を着ている方ほど塩沢紬派は多いと感じます

寒暖の差のある9月、長い時間のお出かけに、一度お召しになってみてください

きっと、納得していだける事でしょう







今日は湿度も気温も高く・・・

こんな日には、麻のお着物に触りたくなります

それも上布なら尚のこと

これはアンティークの宮古上布

深い深い、琉球藍は黒と見紛うほど

ひとたび白い布を当てれば今度は白と同化するように・・・

こんな風にお写真にとってもその透け感は伝えられないのが残念です!

先日白のお襦袢の上に纏ってみましたら・・・

本当に藍の色が透けて、昔の手績みの苧麻の撚りの節々までが、まるで柄のように浮き出て見えました

こんなシンプルな柄なので帯を選びません

この上布を気に入ってくださった方のイメージに合わせて今回あわせたのがこちらの帯

ざっくりとして、どこかいびつな十字架?模様

その中の赤がアクセントとなって遊び心が・・・

絣の足の素朴さと織り込まれた藍色がベストマッチかと

盛夏のお着物の時期は短いから、せいぜい着て下さい

汗をかいても霧を吹いておけばさっぱりとします

しわも当たり前ですから気にしないで着心地こそを楽しんで!

小物を大胆に変えて変身振りを大いに味わってくれることを願います!

お気に入りのコーディネートのままお嫁に行きます







昨日のお出かけのコーディネート

お着物は祖母の昔のジョーゼットを洗い張りして仕立て直したもの

シャラシャラとした生地で肌につかず、透け感の無い割りに、本当に風が通り抜けていく・・・

小さく銀糸で波の刺繍も入って、流水の地紋とあいまった清涼感がたまらなく・・・

この時期、ついついこのお着物を着たくなってしまうのです

昔の夏着物はどうしてこんなにも凝っているのでしょう!

そして麻の帯はこの時期限定の紫陽花

リサイクルでゲットしたセミアンティーク?なお品

だいぶ汚れがあったので、大胆にも薄い漂白剤にざぶんとつけて甦らせた帯

柄の部分が心配でしたが、ご覧のとおり何とか無事でした!

麻は漂白剤につけても大丈夫、との助言をいただいてから、色々試したアイテムのひとつです

先日はやはり絽麻の白襦袢を解いて、だめもとで漬け置きましたら・・・

見事再生を!

絽麻の半襟は3000円ほどするので、これである方の小千谷の長じゅばんの襟に付けて差し上げました

アンティークの黒の夏大島などには、真っ白なお衿よりかえって落ち着く気がいたします

せっかくですので、帯止めも紫陽花の七宝焼きで極めてみました!

以前紹介したことのある、Mさんの叔母作のお品

ブローチ兼用の帯止め金具を差し込んであるだけです

この時期は色数を少なくしての装いがやはり本人も見た目を涼しげな気がします

皆様も、今年の夏はぜひ浴衣だけでなく、夏着物に挑戦して、周りに涼感をふりまいて下さいませ!









先日のオペラ鑑賞

雲行きを心配しながらも、この日のTさんの装いは・・・

白山紬に玉葱で染めた単衣は、すこーし緑味がかったグレー

光沢があるので角度によってはベージュにも見える複雑なお色

草木染と化学染料染めとの違いは色名をはっきり言い得ない、微妙で複雑な色合いにあるのかもしれません

そのお着物に合わせて、2種類の帯を考えておいたのですが・・・

この日の気分は、こちらの大正更紗の帯となりました

京都の「今昔・西村」で求めたお品で、江戸末期から大正の初めの綿更紗

ほとんど未使用の状態で出てきた布を帯に仕立てたとのことでした

こういう品が出てくるところが京都のすごいところだと関心しきり

本当に細かな点描、そして藍の色が時代とともに良い色に落ち着いて!・・・

地色のベンガラもありそうでなかなか・・・

これが木綿?というくらい柔らかで軽く、手紬の風合いある帯

こんな無地のお着物とコーディネートすると申し分ない装いですね!

大人の貫禄の装い、とでも言いましょうか、自然体の味わいある風情は、それこそが彼女の個性かと

シンプルでさりげなく都会的な雰囲気は、新国立劇場へのオペラ鑑賞のような感あり!?!





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