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今昔きもの美に 触れて・・・眺めて・・・着こなして・・・   あなた色のコンテンポラリーな着物ライフはじめてみませんか
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入梅になると、どうも着物を着るのが億劫になって・・・

確かに雨にぬれた後始末のことが脳裏をかすめるのも事実

でも単衣でしたら丸洗いも安価ですし、木綿のお着物でしたら尚のこと安心しておしゃれを楽しめますよね

そして、来る夏キモノに思いを馳せて・・・

7月、8月の暑さを涼しげに装うことで涼感を誘う・・・

これぞ日本の美学かな

キモノ通に夏着物を着ない人はいない、というのが定説?

写真のお着物は一見普通の浴衣

が実は、越後上布の藍の型染め

継ぎの部分に証拠有

普通越後上布といえば絣のものが多いと思いますが、こんな細かな染めのものはなかなか・・・

コーディネートした帯は八重山上布

昨年石垣島でゲットしてきたちょっとわけあり品

今年はこんな組み合わせも案外いいかも?

あれこれ夏着物のコーディネートを考えていると・・・

湿っぽい気分も何となく晴れ晴れしてくるから不思議です








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まだ、着付け教室に来られるようになって、2年少しでしょうか?

すっかりキモノ生活をエンジョイしてらっしゃるYさん

そういえば、昨年、夏キモノをお勧めしたときには、「夏は暑いし、ちょっと・・・」

普段着物を楽しむことに目覚めた?彼女は、どうせなら浴衣を買うより夏キモノは一枚あればいいので上布がほしいと

たまたま手に入れた、アンティークの八重山上布

八重山の民族資料館で見たような柄のキモノはそのままではとても着られないほどシミだらけ

解いて、煮出して・・・

古い古い物ですから、小穴もあるし、着丈を十分にするためには胴でハギもはがなければ出来ません

でも、アンティーク好きな彼女はそれも全て承知でこれを着たいと

次に手に入れたのは、夏帯

見た瞬間にたまらなく好きになって(恋人ではありませんが)お値段度外視(笑)でゲットしたのは高名作家、柳崇氏の作品

シンプルなデザインながら、糸にこだわり、染にこだわる、柳氏ならではの、現代的でインパクトのあるグリーン!

このふたつを組み合わせることが彼女のコーディネート感覚なのでしょう

暑い日差しの下、日傘を差して、颯爽と歩く姿が目に浮かぶようです!!!




Yさんはきれい色がお好きです

こちらの付け下げは若かりし頃につくられたお品

画像では(私の下手なカメラ技術では)とても実際の色に遠く及ばす・・・

本当にきれいな、上品な桜色で立っているとそこだけが春色に包まれ、華やぐ風情

春には一度は袖を通したくなる・・・そんなピュアなお色はとても顔映りもグー

地色の邪魔をしないように、同系から淡い色で、相良刺繍が施されぐっと格調がアップ

この刺繍、その時代の、とても手のかかったもので見事なもの!

見ているこちらまで春、桜酔いの気分に

昨年くらいから少し大人?の雰囲気でのコーディネートを目指す彼女

京好みのはんなりした色使いに少し年齢アップの帯で今の彼女に相応しい着こなしを

この帯、桜染めの淡いグレーの紬のお着物に合わせて購入したものですが・・・

シンプルな柄のグレーの帯は案外色々なお着物に合って重宝しているよう

過日、この装いで、ある会の花束贈呈のお役を務めたとのこと

きっと花束も、より豪華に見えたに違いありません!





昨夜はひどい春嵐

ここ豊橋は風も強く、今日も荒れ模様

でも春が一歩一歩近づいている、その前触れのようなもの

今日は前回に続いて桜の話題を

この帯は「銀座の杜」での企画展、「 染め帯三百点」 で出会ったお品

桜好きな方は多いと思いますが、私も例に漏れず・・・

桜の染め帯は前々から欲しかったのですが、いまさら買うのにはやはり何かそれなりの説得力?のようなものがないと決断できなくて・・・

それがこの日、この時、数ある染帯の中から2点セレクトして眺めているその場に、この帯の作家さんが現れたのです!

なんというタイミングでしょう!

しかも手にしていた、その両方がこの作家さんのお品

ひとつはこちらで、もうひとつは紫陽花でした

作家さんから直接お話を伺い、その人となりも少し知り、背中を押されて・・・

このシルエットと、流れるようなライン、空間の使い方、色使い!

私が感じたことをお話しすると、彼も「うんうん、きっと感性が同じなんだね」 

と、うれしい一言を頂きました

そして、今が一番充実しているときだと

作家さんの自信に満ちた言葉に同世代としてもまたエネルギーを頂いた次第

早速先日締めていって、ますますお気に入りとなり・・・

部屋に掛けて毎夜、夜桜見物気分を味わっています!?!



3月は草木芽吹くとき

それぞれの巣立ちのとき

私も息子たちの卒業・入学式にはその「祝いのこころ」を着物で表現

でも、言うまでもありませんが、あくまでも主役は子供たち

卒業式には少し抑えた色調のお着物と帯

帯の季節的には遅いけれど、満開の梅の頃には梅の帯を締めたことも

入学式・・・

お堀のほとりには大根の白い花と菜の花が満開で

そこに覆いかぶさるように咲く見事な桜の古木たち

はらはらと舞い散る桜吹雪を浴びながら・・・

草原色の紬の訪問着を纏いて息子とのツーショット

めぐりくる桜の季節

忘れられない大切な思い出の一瞬!

別れあり、出会いあり

記念すべきときはそのとき限り

その一瞬を大切に

お着物を纏うことでその思い出に輪郭をつける・・・

その日のことを子供たちと

いつか語り合う日が来るやも知れません

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