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今昔きもの美に 触れて・・・眺めて・・・着こなして・・・   あなた色のコンテンポラリーな着物ライフはじめてみませんか
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出産の1ヶ月前には実家に帰る予定にしていて・・・その矢先のことでした

夜中に妙な痛みがあり、出血少々とお水も・・・

眠れぬまま、明け方を待って姉に電話すると、すぐ病院へ向うように言われ、急ぎ支度して、主人の運転で病院へと向いました

この移動中の痛みは今でも覚えているくらいで・・・ラッシュ時で渋滞の中、3時間以上かかったと思います

途中、トイレで大量に破水・・・(その時はそれが破水と知らなかったほど無知でしたが)

病院に着くやいなや車椅子に乗せられ、そのまま分娩室に・・・

程なく無事男子出産・・・なんともドラマティックな展開でした!(笑)

そして、「五体満足な男の子ですよ」の言葉に、ほんとうに、本当に安堵して・・・

健康さえ授かればそれで十分だから

姉からは、「トイレで産み落とさなくて本当によかった! 夜中に破水していたのだから危険な状態だったのよ」
と言われ事実の恐ろしさを知ったのでしたが・・・

事態の急展開に戸惑いながらも、彼は保育器の中の"赤ちゃん"と対面して、「父」となりました

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正直あまりその後のことは覚えていないのですが、彼は赤ちゃんが出来たことをとても喜んで・・・

物事をすべてプラス思考に捕らえる彼の感覚からすれば、命の宿ったことこそ "未来" を示唆し、明日への活力、希望そのもの

術後、産後のことを考えて、手術は実家のある市民病院ですることにしました

そこでもやはり(残念ながら)同様の診察内容で、安定期に入った5ヶ月のところで手術を

手術前、担当の医師から、赤ちゃんに障害がある可能性のあることを告げられました

よくあるのは、「ブドウ子」・・・異常妊娠の一種で異常な受精卵が繁殖した状態の事

卵巣ノウシュと診断されたことだけでもショックだったのに、またまた赤ちゃんが「普通」でない可能性がある?とのことにダブルショック状態

でも一度大きなショックを受けると、適応能力が出来るものですね!

開き直りと、そして、これが「母」の強さなのでしょうか?

赤ちゃんが授かったことに感謝して、後は「神のみぞ知る」こと・・・そんな思いだけでした

信仰心の薄き私もこのときばかりは、主人と神様にお祈りしましたが・・・

「どうぞ、無事に、"普通の赤ちゃん"を産ませてください!!!」 と

それから半年後・・・

予定日より一ヶ月以上も前に、社宅で産気づいてしまったのです!






ラブラブの新婚生活から数ヵ月後の初秋の頃

それまでも食事をすると、時々横になりたくなるような痛みが腹部にあったのですが・・・

その日は会社で、今までとは明らかに違う、異様な痛みを覚えたので、仕事中でしたが、職場から近くの総合病院へ

そこで告げられたのは・・・

「おめでとうございます、妊娠3ヶ月です、ただ、このままの状態で産むことは出来ません」

「卵巣膿腫です、卵巣が両方とも野球ボールくらいの大きさになってしまっているので子宮を圧迫しています、安定期を待って、手術が必要です」

私のこれまでの人生で、最初の、大きなショッキングな出来事でした!

どのように会社に戻ったか全く記憶にありませんが、自分の席に座ると、自然に涙が溢れてきました

私のただならぬ様子に上司が、「もう今日は帰りなさい」 と優しく言ってくださいました

私の赤ちゃん・・・彼との赤ちゃん・・・産めない?・・・どうして?・・・

帰宅した部屋で半ば放心状態のように、座り込んで・・・

赤い夕日に壁が染まるのを、ただただ ぼんやりと見ながら・・・

きっと彼は驚くだろうな・・・きっと・・・


新居は、眼下に小さな小川が流れ、その向こうには畑が広がるのどかな社宅の3階

部屋の窓からは、畑の真ん中に、ホテル"アムステルダム" という、しゃれたモーテルが見えていて、一度あそこに泊りたいとおねだりしましたが実現ならず・・・

新居で迎えた最初の朝、緊張して作った?目玉焼きは、ゴムのように硬くなって、お味噌汁は味噌が濃すぎて・・・変なことばかり記憶に残っています

彼は新婚旅行代と婚約指輪代で貯金を使い果たしていて、私は名取の看板ひとつ

団地サイズの3Kに、お嫁入仕度のタンス3棹と円卓

「ウン、なかなか広い我が家じゃ」などと申しておりましたが、テレビもステレオもエアコンも無い無い尽くしの生活からのスタート、毎月ひとつずつ電化製品を増やしていきました

テレビを買うと、近くに住む寮の友人達がテレビ台(カリモクのローチェスト)をプレゼントしてくれました

今思えば二人でそろえる楽しみを感じながら、翌月は何をと、ああでもない、こうでもないと・・・

一方、それまでお料理は母の手伝いを少しするぐらいでしたから、最初の戸惑いは、量の加減が分からなかったこと

作るものすべてが、二人分には多すぎて、週末は寮のみんなを呼んで "残飯整理デー" 

若い彼らが寄れば、大なべで煮たカレーも綺麗さっぱり・・・冷蔵庫も空っぽに!

食後、ごろごろと、ウドの大木(失礼)のような彼らが横たわると、広い?我が家の6畳も足の踏み場も無くなって・・・

宴会部長と異名をとっていた彼の居るところ、笑い声は絶えず、私は笑い皺が増えていって・・・

ことあるごとに、真面目?な私をからかっては喜んでいました





新婚旅行の行きの飛行機の中、私は気絶してしまい・・・

「旦那様ですか?」 と、スチュワーデスさんに問われて、「えっ? だんな様、て誰のこと?」 と一瞬自分の事だと分からなかった、とは、主人の弁・・・後で大笑いでした

初めての海外旅行、行き先は定番のハワイながら、二人ともちょっと普通のハネムーンコースでは物足りず、一般向けの、アイランダーコースを選択してオアフ島と、カウアイ島めぐりを

オアフ島では、今でも健在の、サーフライダーホテルに宿泊・・・プライベートビーチもあり、オーシャンビューのとても広くて素敵な部屋でした

早速浜辺に繰り出して、おニューの水着で水遊び・・・はしゃぎまわりすぎてお腹が空いたので、ピザとコーラを注文すると・・・

ウェイターの運んできたピザは・・・ビーチボールより大きなもので・・・「こんなことなら一枚頼めば良かったね!」 と早くもカルチャーショックの第一日目

夜は近くのショッピングセンターへとお買い物

お土産は先に買ってしまおうということで、私は、自分の身内のものばかり色々買い、あれよあれよという間に現金が残り少なくなってしまい・・・

彼の身内に差し上げるお土産代が・・・

素敵なホテルで迎える最初の夜、彼は怒り心頭?!日本から買っていったブランデーを一人でほとんど飲んでしまってダウン!!!

ハワイでの初めての夜を別々の部屋で寝ることになってしまい・・・大いに反省をした私でした

その後、我が家の家訓・・・旅行先でよそ様へのお土産は買わない!!!

ご心配なく・・・その後はラブラブのハネムーンをしっかり楽しみました♪










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