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今昔きもの美に 触れて・・・眺めて・・・着こなして・・・   あなた色のコンテンポラリーな着物ライフはじめてみませんか
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今回はおどりの事を少し・・・山姥とは???

深い深い山奥に住む、怪力を持つ鬼女とか・・・色々な伝説の持ち主で・・・

能の「山姥」を元に色々な作品が作られており、歌舞伎の「嫗(こもち)山姥」のしゃべりの部分を舞踊化したものが「文売り」です。この八重桐という女性が産んだのが、坂田の金時・・・足柄山の昔話の主人公・・・このお話はご存知でしょうか?

八重桐の衣装が先日紹介した、恋文売りの黒と紫の文がらをはぎ合わせた紙衣の着付け

一方、「四季の山姥」という曲は、長唄の演奏用の作品として作られたもので、春から冬へと四季の移り変わりや風物を変化の多い振りで踊りこんでゆく舞踊です

演奏用に出来た曲に振りをつけたものが、いわゆる「素踊り」と呼ばれ、衣装も振りも自由に考えられるのが常

「四季の山姥」では、山姥はその前身が八重桐という傾城(遊女)だったことになっていますので、その役の性根で振りがつけられています。(うちの流派では)

30年たって後に同じ「八重桐」を演じることになるとは・・・何か時の流れの不思議と縁を感じ・・・

今回は「古典」ではないので、衣装等、曲の解釈から自分で決めることに・・・

舞台面は上手に(向かって右)銀屏風のみを配置

衣装はベージュ地に遠山を描いた着物に、黒地につた模様の帯

お扇子も紫の縁取りのものにし、照明で少し、四季のイメージを出したいと考えています

この八重桐という人物を四季になぞらえて演じるよう心がけて稽古、稽古・・・自分のこれまでの人生と重ね合わせながら・・・

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