今昔きもの美に 触れて・・・眺めて・・・着こなして・・・
あなた色のコンテンポラリーな着物ライフはじめてみませんか
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以前、帯留め用の金具も色々市販されていること、お話しましたが・・・
浴衣の装いで、帯留めが若い方の間でブレイクしたようで、最近は和小物のコーナーには必ずといってよいほど種々様々な帯留めを見かけるようになりましたね
でも、お値段もそこそこしてて、なかなか気に入るお品・・・ありますか?
そんなときは、少しのアイデアで、マイオリジナルの帯留めを作ってみたらいかがでしょう?
市販の金具を使えば本当に簡単に接着剤でくっつけるだけ・・・接着剤の進歩は色んな所で世の中を変えています(ちょっとオーバーかな?)
写真は水牛の箸置きとして売られていたもので確か500円・・・帯留め金具と接着剤を買っても、1000円もしないで作れてしまいます!!!
金具に通す帯締めは通常三分紐か、四分紐ですが、穴の中寸法で12ミリほどあるものが多いので、房の部分さえ通れば通常のものでも可能です
色は帯留めの色に近いものを選んでおくのが無難かと
ただ、良い帯締めほど房の部分もしっかりしているし、長さも長いのでやはり帯留め用の短い長さのもののほうが扱いやすいとは思います
箸置きは材質も色々なものがありますし、季節感の感じられる物も多いので、私的にはお薦めのものです
ちょっと視点を変えて、ショッピングしてみれば、面白い帯留め用の材料を見つけられるかもしれませんね!
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11月も下旬になると、そろそろなんとなく気ぜわしく・・・・あの予定、この予定と目白押し???
ちょっと特別の日のお出かけの為に、とっておきの一枚をご紹介!
持ち上げると糸が絡みつくようにふわんとした手触りの結城紬は、薄い薄いグレーの地色に雪輪の絣模様
雪輪を色々な絣模様で織り上げていて、なかなか手間のかかったお品かと
証紙がないので分かりませんが、他の手持ちの重文の結城紬と遜色ない触感から"結"マークではないかと・・・
ひとくちに結城紬といっても、時代によってずいぶん違いがあるとは呉服屋さんもおっしゃていますが、このお品は現代のものだと思います
シンプルでモノトーンの結城はなかなか見かけないし、見かけても手の出ないお値段の場合が多いのでは?
どんな帯も載せられる色合いですので、お出かけ場所にあわせて帯のランクをチョイスしてくだされば、おばあちゃんになっても着られる息の長いお品
今回は小豆色の無地の八寸帯を合わせてみました
とても太い糸で織られた真綿の帯は糸味が面白く存在感があります。ちょっと浦野さんの帯にも似た雰囲気もして・・・無地の帯は何かと重宝です
着物寸法・・・着丈 164センチ 裄 68センチ (背のお高い方でも大丈夫です!) しつけ付未使用品
帯寸法 ・・・ 364センチ 未使用品
セット価格 14万円
土曜日の昼下がり、澄んだ空気に誘われて、豊橋美術館で開催中の「千總」コレクション展へ
450年の歴史を持つ「千總」は、京友禅の老舗中の老舗
その優美な柄に、一度は袖を通してみたいと、憧れるファンも多いことはその知名度が物語っています
きものの歴史は「小袖」の歴史で、そのままこのブランドの歴史にも重なり現代につながっているのだと
そもそも、「小袖」という言葉・・・きものの歴史の本によれば・・・
「大袖」と呼ばれた平安時代の公家の衣服が袖口の大きく開いた袖をしていたのに対して、それらの下に着られる衣服の袖は袖口が小さくこれを「小袖」と
桃山時代から江戸時代にかけて公家男性を除いて、一般に「小袖」が身分、男女の別を越えた共通の衣服として広く用いられるようになったことから、「小袖」イコール衣服という概念が生まれ、「きるもの」と一般名称で呼ぶようになり、やがてその概念が定着して、普通名詞化されて「きもの」と呼ばれるように
明治以降の着物は、江戸時代の小袖に連なる伝統を備え、新しい素材や技法を取り入れて数々の様式美を展開して芸術的な格調を生み、現在に至っていることを改めて知る思いでした
このコレクション展、土・日・祝日に 和服 での来館は入場無料に!!
会場にはちらほらと着物姿が・・「紬」のお着物の方ばかりだったのがちょっぴり残念でしたが・・・
12月2日迄ですので、虫干しを兼ねて "お着物姿"で、是非どうぞお出かけくださいませ!!!
あちこちから、紅葉の便りも多く耳にする今日この頃・・・
春の桜、秋の紅葉は花見のペアのようなもので、日本人には切っても切れない存在かと
歌舞伎の世界、お着物の世界でもしかり・・・
紅葉に誘われてちょっと穴場的なお出かけ場所の紹介です
「東京国立博物館」の裏手に広がる庭園と茶室・・・
この庭園、普段は公開されておらず、春と秋に一般公開され、この秋は12月2日まで
広い庭園には茶室など5棟の古建築が移築され景色よく点在してなかなかの見ごたえとの事
大小さまざまな6つの窓のリズムが面白い茶室・・・「六窓庵」、小堀遠州の経てた茶室「転合庵」
なんだか無機質な高層ビルの立ち並ぶ東京とは別世界に連れて行かれたような・・・そんな空間
これも東京という街の、懐の深さなのでしょうか
紅葉に彩られるこれからの季節、さらに風情も増して・・・
博物館の観覧料・・・一般600円で、入園料は無料です
上野の森の庭園散策・・・「大徳川展」 とともに、この月末の予定に入れて、お着物は何を着ていこうかと、今から楽しい悩みでいっぱいです!
一世一代の晴舞台の日がやってきました!
この頃は一番体重のある頃で、顔もふっくらと適度に肉がつき?・・・
お衣裳は鏡獅子定番の色と柄・・・舞台衣装やさんの貸衣装ですが、真新しい、しつけ付!・・・師匠のあたたかい心遣いだったかと
「道理、御殿の勤めじゃと・・・」 二人のお局様に手を引かれた、お小姓 "弥生" が、初々しく恥じらいの心持ちで踊る、前ジテの部分が30分
かわいい胡蝶の二人の踊りを挟んで、後ジテが15分ほど・・・正味45分ほどを踊りきるのは本当に大変でした!
役者さんは一ヶ月間踊るので、自然と力の入れ加減をうまく調整しながら毎日踊っているのが常ですが、舞踊家は大抵が一番勝負
この日にあわせて調整した身体で舞台に臨むわけですから、緊張もするし、力の配分も知らぬ頃・・・無事に最後まで大きな失敗もなく勤めることが出来ますように・・ただそれだけでした
ずいぶん体力をつけてきたつもりでしたが、獅子の霊が乗り移った手獅子を持って、蝶を追い引かれながら花道へ引っ込み、獅子の衣装に着替えるときには全身で息する状態・・・
このまま舞台を降りたいと思うほどの疲れの中で、衣裳やさんから ゲキが・・・
「しっかりしないでどうするんだ!そんなじゃ今から獅子の毛を振れないぞ!」
ふっと、われに返り・・・"この日のためにどれだけ稽古してきたことか!"
顔を作り変え、衣装を着替えさせてもらっている間、頭の中はその思いであふれてきました
その後ジテは次回に・・・
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