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今昔きもの美に 触れて・・・眺めて・・・着こなして・・・   あなた色のコンテンポラリーな着物ライフはじめてみませんか
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奄美の災害のニュースが毎日流れています

龍郷町・・・大島紬の龍郷柄が生まれたところかと

これ以上の被害が出ないよう、心よりお祈り申し上げます

この2月に沖縄を訪れ、お願いしてきました首里織

ヤシラミ織りに花織された9寸帯が仕立てあがってきました!

墨色に近い着尺は花倉織

長い間あこがれてきたお品です

2点とも首里織の第一人者、ヨシコ先生の作品です

お会いしてそのお人柄の気さくで温か、おおらかな雰囲気に、生粋の沖縄の「風」を感じて、ついつい甘えてお願いしたお品

修行時代、花倉織はなかなか教えていただけなかった、と

そういう時代を経てご自分なりの技術とカラーを確立された方かと

これまでの作品の裂帳を見せていただいた時には本当に先生の歴史を垣間見るかのような感動を覚えて・・・

あげくに桜で染めて欲しいと駄々こねて・・・

新芽が出るころ桜の枝を分けてもらってきて染めてくださったそう

2色使いだけなのに、なんとも不思議な自然の色

さて、私の役目はまとって、締めて着物のよさを見て貰う事

こんなふれあいを通して着物人生を送っていけたらこの上ない幸せですよね!?!

これからも産地を訪ねて少しずつコレクションを増やしていければ・・・

きもの夢追い人です



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昨日のNHKテレビ、金とく 「エコ田んぼ」 

昔ながらの田んぼ作りをしよう、との企画番組

候補地となったのは、愛知県新城市の杉の山林

集まった東海三県の9家族が地元NPOの協力の下、山林の開墾から棚田作り、田植えをして、その経過観察をしようというもの

その9家族、それぞれの子供たちが主役

子供たちはその荒地から田んぼへと変身し、そこに今まで見られなかった生き物たちが集まってくるのを目の当たりにする

嬉々として虫や蛙など水辺に集まる生き物たちを見つめる

この会に参加して、子供たちが確実に変わった、と両親らは語る

人間と他の小さな生き物たちとの関わりあいを素直に受けとめ、共生を図ろうという気持ちが芽吹いて・・・

子供たちにどんな環境を与えられるか、どんな体験をさせてやれるのか

親の姿勢が大いに問われる、と思う

そういうことに少しでも多くの親が気づけば・・・

子供の教育云々の前に親の教育を!

秋の実りは確実に彼らの元へ届くことでしょう

・・・・・日本の四季・・・・

まだまだ暑いながらも、はや10月

テレビの余韻でしょうか、里山風景の型染着物を飾りたくなった私です



Nさん、Iさん、おまたせしました!

お預かりのお着物が洗い張りから戻ってまいりました!

Nさんの夏結城は30年以上前のもの

若い頃からお着物好きだった彼女も、着物を着る機会のない長い時を過ごして、ここ数年ようやく着物ライフを楽しみ始めています

このお着物も若い頃着て以来、ずっとしまいぱなしになっていたようですが、又お着物に目覚めて・・・

「このお着物、今から着てもおかしくないかしら?」

生成り地ですから、よく見るとあちこちに薄いシミ、袖先は特にひどく汚れていて,よく着ていたんだな、と

「一度丸洗いすればさっぱりしますよ」と、提案したものの、もう少し手を入れれば、着易くもなるし、新品とはいかないまでも、かなりいい状態で着る事が出来るなら・・・

私の独断と偏見で、洗い張りに出すことにしました

袖先は袖丈を短くして、掛け衿の汚れは偽掛け衿にして、おくみは上前下前ひっくりかえして仕立て直せば、たぶんびっくりする筈!

トータル的に考えれば、染み抜きをプラスするよりずっと良い結果になることと

帯を渋めにしてどうぞ末永く着て下さい

一方、Iさんの紬も若い頃のお品とか

例に漏れず、朱の八掛けがついていて、胴裏はシミだらけ・・・

こちらは表地には汚れもなかったのですが、これから長く着るにはやはり胴裏、八掛を取り替えてよう、ということに

八掛は、好みの小紋柄、同系にして今風に

昔の紬は洗い張りに出すたびにつやが増すという・・・

予想どうり、やわらかく艶のある風合いが着心地よさそうです

これからお仕立てにまわします

お楽しみに!!!










2月の沖縄旅行よりはや半年・・・

首里織の第一人者にお願いしていた着尺と帯が届きました!!!

その折工房にて、これまでの作品の数々のサンプル帳を見せていただき、本当にあれもこれも魅力的でどれを頼んだら良いのか迷いに迷い・・・

こちらはヤシラミ織と言う技法の花織帯

2色使いの糸で細かな市松模様に織り込まれて、そこに桜の花織が並んでいます

ちょうど2月は沖縄は桜満開の頃

桜で染めたという着尺を魅せていただいて、そのなんともいえない甘い色合いに一目ぼれ

是非桜で染めた帯が欲しいと、ずうずうしくおねだりをしてしまいました!

その願いに答えて頂くべく・・・

6月の桜の新緑の頃、知り合いの方の庭の枝を切らせていただいて染めた下さったそうです

桜の種類は緋寒桜(ヒカンサクラ)・・・ 

沖縄では1月から2月、本州中部でも3月には咲きます。鮮やかな緋紅色の一重の花を、下向きに咲かせます。「ひがんざくら(彼岸桜)」との混同を避けて、「かんひざくら(寒緋桜)」と呼ばれることもあります。1月ごろ、沖縄で桜が開花したとされるのは本種です

芽吹く頃の力のある枝から染められた色はオレンジともピンクとも言いがたい、奥深いさくら色

この桜染めの濃淡2色で織っていただいたのです!

小さく並んだ花織が浮き出て桜の花模様

桜好きにはたまらないお品かと

さて、こちらにあわせてお願いした着尺は???

そちらは又次回に・・・











あまりの暑さに「長月」、と言う言葉さえまだ遠い先の季節のような・・・

正直まだまだ麻のお着物や薄物でないと着る気にならない、と言うのが本音かも

そうは言いながら、やはり9月中旬になればそれも少し気が引けて・・・

この時期のお勧めと言えばやはり塩沢紬

初めての出会いは30年近く前

呉服屋さん曰く・・・

「単衣の時期には一番気持ちがいいですよ」

「柄はそれほど良くないけど(笑)お品はとてもいいし、お安くしておくから試しに着てみたら?」

確か、3万円なり

お稽古着にしてもいいかも、と思い買い求め着てみれば・・・

あまりの使用頻度のため、ついにはお尻の部分が擦り切れてしまったほど!

その柔らかなシャリ感と軽やかな着心地にすっかり塩沢紬ファンになった私

そして、二枚目に購入したのがこちらの塩沢紬

十字詰亀甲に「地ぬき」で流水が表現されています

地ぬきとは・・・

絣表現の一つの方法として、蚊絣や十字詰亀甲絣などの小さな単位絣を地一面に細かく織り出し、その一部に絣を表さない無地場を設けることで模様をシルエット上に表現する技法のこと

6月の単衣の時期にと買い求めた白地ですが、今となっては9月に白を纏いたい!

それでも、ちょっぴり小物は秋っぽくしてみましょうか






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