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今昔きもの美に 触れて・・・眺めて・・・着こなして・・・   あなた色のコンテンポラリーな着物ライフはじめてみませんか
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市川海老蔵復活公演は昼の部はほぼ完売状態とか

なんだ、かんだといわれても

さすがの海老蔵でしょう

舞台は観客が呼べなければしょうがありません

観客を呼び込むその魅力とは?

それは専門家の解説者にお任せして・・・

「勧進帳」の富樫

一歩袖幕から踏み出すその瞬間

以前の彼の出より、あごが少し引いた風

端正な横顔が理屈抜きに美しく、さながら錦絵

父団十郎の弁慶相手に詰め寄る富樫

富樫、という役を謙虚に演じようとする彼の今の心根を垣間見え

かえってそれが細身ながら

その風体を大きく、力強く、広がりのある舞台にみせていた・・・

それが私の率直なる感想です

ロビーに佇む海老蔵の母

思いはいかばかりか・・・

やはり今後の舞台を期待する、期待される役者のひとりには間違いないのかと

さて、この日の装いは

観劇には不向きだと承知の上

張りと艶のある端正なアンティーク宮古上布

さすがの夏着物

湿度をすってより艶やかになったよう

新橋演舞場からの帰り道

熱風をも少しひんやりと感じさせてくれました






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暑中お見舞い申し上げます、といいたくなるような暑さが続く東海地方です

しかしながらファッション業界はもう秋冬物の商戦でしょうか?

きものの世界も準備が肝要

この秋に新しいお着物を、と思ったら今から支度しなくては間に合いません

例えば今回のような色無地

流派で帯・着物・長襦袢一式揃いを作ったのが20数年前

当時、その全てを取り仕切っていた呉服屋さんがなくなってしまったのですが

新たに作る必要に迫られて・・・

京都の白生地屋さんにあちこち聞いてもらい

似たような生地を探してもらいました

なんでも元の白生地は付け下げ柄に織り上げたものだそう

ある程度反数がまとまれば、同じような生地を織り上げることも可能だとか

でも、今回のように一反、二反では似たような生地を探すしかありません

ぼかしの雰囲気を同じくすれば遠目には大丈夫かと

お値段は昔のそれよりずいぶんお安くできるでしょうから

良心的な呉服屋さんも多いとも思いますが

その昔、そうでない呉服屋さん(いえ問屋さん?)もあって

ある種の着物離れの原因になったのも

否めない真実かと

すこしやりきれなさを感じつつ

いい仕事は必ず報われることを信じて

その小さな橋渡しをしたいと願う私です











今月末にお結納を迎えるJさん

その後の晴れの日のためにと

もうかれこれ一年以上前に用意をしておかれたのですが・・・

色々な事情もあってようやくお仕立て上がってまいりました

昔ながらの正倉院文様でありながらも、やはりどことなく色使いが今風でしょうか

この柄に決めるとき、何枚か纏って顔映りを見たのを思い出します

不思議なもので、その方に映える柄、というのが際立つのが、黒留袖

似あう、似合わない、がはっきりしたこと

妙に印象に残り、それが「黒留め」の持つ力かなと

今時は貸衣装で済まされる方も多いと思いますが

呉服屋さんでもお値段がずいぶんお安くなっている場合もあり

リサイクル市場に格安で出回っているのも黒留袖

うまく探せばレンタルよりお安く求めることができるかも?

何度か着る機会がありそうな方は、まめに探されると

お宝がお安く手にできるご時勢でもあるように思われます

良き日のために、箪笥に一枚用意しておく・・・

「ゆとりの心」 持ち続けたいと願います






この時期、なんといっても庭の紫陽は魅力的

ことに雨上がり

重そうにあたまをかしいで

きらきらと瑞々しい風情は

どんなにか梅雨を楽しいものにしてくれる

その一方

着物でのお出かけにはちょっと悩んでしまったりもしますけど・・・

朝Kさんからお電話が・・・

今日お友達とのお食事に行くのだけれどお着物はどれにしたら?と

結城縮みをお持ちのKさんですが、縮みはやはりパスしたほうが無難かと

あたまで彼女の単衣の着物タンスを思い浮かべながら

艶やかなグレーの紬を思い出し、そちらをお勧めました

帯は単衣の博多か絽つづれのどちらかにして

帯揚げは夏物にしてね、などとつい世話焼き調になって

何のカンのと言っても

そんな相談受けると

うれしくて一生懸命考えてしまう

刺激を受ける幸せを感じながら

もう少しボケないで記憶力を鍛えていないといけないと

紫陽花に元気をもらい、癒されている私です











今日は久し振りにTさんの個人レッスンを

新年会以来着物は着てなくて、着付けを忘れそうだから・・・と

現在は名古屋に住んでいる彼女

なかなか着物でお出かけする機会もない様子

久し振りの里帰りのついでに立ち寄ってくださいました

持ってきたのは浴衣と半巾帯

貝の口の練習がしてなかったのでそれを何度か特訓!?!

渋好みの彼女はその結び方がたいそうお気に召したようでした

それから名古屋帯の練習も

着物は深い深い緑色の単衣塩沢紬

ずっと仕舞いぱなしであったろうに・・・

広げて纏えばシワひとつなく・・・

さらりと身に添い、深い艶に包まれて・・・

ああ、やっぱり塩沢はいいな、て思う

それは少し前の着物に共通する想いでもあり

一種の郷愁にも似た

着物のよさを肌で感じる「とき」

自然に彼女の顔がほころぶ・・・

昔ならこんな地味な着物といわれそうだから

帯はモダンな博多八寸であくまでかっこよく

しばらくぶりの後姿は

ぐっと大人っぽくなっていたけれど

彼女を変わらぬ心地よさで包みこむ

きっと、着る度に好きになっていくでしょう

ずっとずっと・・・

この色だったらおばあさんになっても着れるね、と

二人で大笑いしてしまいました











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