今昔きもの美に 触れて・・・眺めて・・・着こなして・・・
あなた色のコンテンポラリーな着物ライフはじめてみませんか
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与那国花織をお願いした後、那覇へ
いまから約500年前、沖縄が琉球王国であった時代・・・
東南アジア、中国と盛んに交易を行い、その交流により織の技術を学び、幾百年と積み重ねられ、人々の努力によって沖縄の気候風土に育まれた多種多様な琉球織物の個性を生み出して
その中でも、琉球王府の城下町として栄えて首里では、貴族、士族用に、色、柄共に、究極まで追求された格調高く、悠々として麗美な織物が織継がれ現在に至っています
"首里織" という名称は首里、那覇に伝わる種々の紋織りや、絣織物の総称(昭和58年命名)で、その種類は
花倉織・花織・ 道屯織・ 絣・ 花織手巾・ 煮綛(ニーガシー)芭蕉布・ ミンサー
その中でも、特に、花倉織や道屯織は王家、貴族専用とされ、首里でしか織られていなかったとのこと
こんな歴史ある織物を今に伝え、未来に織つなぐ為、研修所があり、そこで学び、各工房で織女となる
私の伺った工房では、わずか3年で一番難しいとされている花倉織を織ることが可能な25歳の若者との出会いがあり少々の驚きと感動が!
育てる情熱と学ぶ情熱が静かにぶつかっている・・・
先生から全幅の信頼を措かれているキャリア20以上のベテランからこの若者たちへと
織物を通して、人間関係の素晴らしさも学ばせていただいた・・・
素敵な工房訪問となりました!
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周囲27キロメートルの小さな島、与那国
車ですと、あっという間に一周してしまいます
もうすぐそこが遠洋漁業地?・・・毎年国際カジキ釣り大会が開かれていて、フィシャーには有名な漁場でもあるそうです
ドクター・コトーのロケ地、海底遺跡でも近年有名とのこと
こんな小さな島に三つの泡盛工場
60度の泡盛はこの地でしか作られていない(許可されていない)とのこと
与那国島では、冠婚葬祭用として、80度近くの花酒を使用する慣わしがあったので、国税庁の超法規的な計らいでスピリッツ類として国境の与那国島だけに認めている酒だそう
花酒とは一番初めに出てきた混ざりけのない原酒のこと
せっかくですので泡盛工場も見学して、60度の花酒を試飲させていただきました
度数を聞いただけでは、とても飲めないと・・・
いえいえ、それがなんとも甘い香りとともにすうっとしたのどごしで・・・
こんなお酒はやはり特別用
普段は30度の泡盛で毎夜宴会が?
島中誰もが知り合いで、おばあから子供まで全員参加の運動会や学芸会
資料館には古い民具とともに古い芭蕉布のきものや反物、おんぶひも、綿麻のきものがあれこれと
その地に行ってはじめて解ることばかりです
写真は全て綿、綿麻のきもの
花織の綿着尺なんて・・・なんて贅沢なことでしょう
これも島の歴史、風習があっての品
沖縄本当とは異なる、独自の島文化が今も受け継がれているのです
この日曜日、日本橋三越の呉服特選サロンにて(財)日本きもの文化協会会長であります、清水とき氏のお話を聞く機会を得ました
現在も(学)清水学園、(専)清水とき・きものアカデミア学校長としてきものを世界へと発信されているそのお姿に一度直接お会いしてみたいと
とき氏は、今年88歳、まさに大正、昭和のきもの文化の生き字引
色々と興味深いお話を伺うことが出来ました
お話をかいつまんでみますと・・・
きものの源流となる小袖の歴史は古く、その基本形態は既に奈良の服装文化に見られ・・・
平安時代には貴族の女性たちが着る衣装は大きな袖を持つことから大袖と呼ばれ・・・
その中に着る衣装は袖が大袖より小さく作られていたため小袖と呼ばれていた・・・
鎌倉、室町と時代を経るにつれ衣装の簡略化が進み、単に肌着であった小袖が表着としての着用が通常化して、現代の小袖という概念の基幹が誕生
そう、今私たちが「きもの」として着ているものはみな、「小袖」なのですね
そんな小袖の表面化に追従して、着用時に使用されていた簡素な「紐」が、装飾的な役割を持った「帯」へと変化し・・・
小袖と帯の組み合わせが一般的に確立され、現代のきものと帯との組み合わせの原型になって・・・
こういう歴史をかんがみて、「小袖は帯が本流」というのが、とき氏のお考えかと
自分の好みを考え、それを元に出かけていく所、対象を考えて着物を選ぶ
きもののおしゃれの奥深さはとても短時間では語りつくすことなど出来ないながら、含蓄あるお話はやはりさすが!
売り場には質の高い店員と質の高いお着物がされげなく・・・これが日本橋三越の歴史でしょう
よいお勉強をさせていただきました!
昨日は成人式でしたね
人生の一つの区切りであるこの儀式
やはり職業柄?どんな流行かと気になりますが、今年はテレビとネットからの情報で
現代風、古典風、どちらもミックス状態でしょうか
私も手持ちの振袖を広げてみたくなりました
まだお仕立て前のビンテージもの
気持ちは「二十歳」にタイムスリップ!?!
振袖のイメージは・・・
楚々として咲く白梅紅梅
初春をことのほか感じさせてかすかな甘い香りを風が運ぶ
青空の下、ほほをピンクに染めながら梅をかざして・・・
そんな梅をおおらかに染め上げた古典の正統派のお品かと
あくまでも清らかに
初々しく
桜とは又違うその凛とした姿になぜか心惹かれます
もしも私に娘があったなら・・・
もう少し違う感じの帯も選択肢に入れて着せたいと・・・
ピュアなお色は若いときにしか似合いません
自分の好きな色というだけでなく、取り巻く方の意見も聞いて
貴女らしさが漂うような
十代までの美しさを一番引き出すお色目のお振袖をセレクトして欲しいなと
皆からの祝福を受けて
眩しいような、輝く笑顔を見たいから・・・
そして
お着物好きな日本女性となっていってくださいますように!!!
新年あけましておめでとうございます!
年が改まるだけではありながら、晴れやかな気分になるのがお正月
朝のニュースではデパートの福袋に長い行列が出来ていて
10万円相当のお品が入った1万円の福袋はなんと1分半で70個完売!
福袋の売れ行きはその年の景気を占うとか・・・
ともかくも誰しも平和で健康で過ごすことを願っての一年の事始
ここ「和空」も元旦、ギャラリーに飾ったのは青海波のつけ下げ小紋
通常の小紋ですと肩山、袖山で模様がさかさまになってしまいますが、そうならないように最初に絞りの段階で柄付けが考えられています
こういうお着物は着映えがとてもするもので、着ていくところや季節も問わずもとても重宝なお品
それが絞りであれば尚のこと・・・一昔前ならではの手仕事を感じます
青海波はもともと中国の青海地方の民族文様に由来する山岳文様である
日本では舞楽の装束に使われてきたのが有名 「凡そ舞楽の装束に在てこの曲の服飾ほど秀美なるものはあらじ、その波文即ち世にいわゆる青海波なり」と
半円形の弧を重ねていくことでどこまでも続く大海原を表現しているよう
昔から私の大好きな文様の一つです
着物や帯にもずいぶん多用されているのはやはりその格調の高さと永久なるものを暗示する所以でしょうか
その文様の変形バージョンとして、雪輪青海波、鮫青海波、菊青海波など、さまざまなデザインがなされていることからもその人気の度合いがわかるというもの
今年一年が波穏やかな四海波でありますように!!!
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます
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