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今昔きもの美に 触れて・・・眺めて・・・着こなして・・・   あなた色のコンテンポラリーな着物ライフはじめてみませんか
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ジメジメとした梅雨独特の季節・・・身体もジト~と憂鬱になりがちです

こんな時期にはやはり、スカッと軽やかに、涼感漂う装いを心がけたいものですね!

6月のおしゃれは本当に気合を入れないとなかなか・・・

あまり透け感があってもちょっと気後れしてしまいますし、かといって湿度の高いこの時期に肌にべたつく感じのお着物は、暑さがさらに感じられて・・・

このお着物はアンティークのお召しちりめん

ところどころ透かしが入っていているのですが、お分かりいただけるでしょうか?

藍と青磁の中間ぐらいの色の濃淡一色で型染されているものですから、大柄ではありますが、暑苦しさは無いかと思います

数年前の5月には、このお着物にブルー系の袷の帯を締めて歌舞伎座へ

その帰りにデパートへ立ち寄ったのですが、婦人服売り場で見知らぬおば様から、この着物をいたくお褒め頂きました(笑)

写真は6月、同じ着物に、あまり透け感のない絽綴れ帯でお出かけをした時のもの

道明の "瓶覗き" と呼ばれる薄い薄い水色の帯締めに、さし色に、柔らかなオレンジの帯揚げで、少しビビッドな感じを

雨の頃の気候は本当に不安定・・・帯は、その日の天候に合せて、又気分に合せて、単帯から絽綴れまで幅広くおおらかに

「纏って爽やかに感じられる素材を選んで、快適に!」が、6月の着つけポイント!!!

心地よい着心地は周りをも心地よくしてくれること、間違いありませんから・・・
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つい先日のお昼時・・・NHK1時からの「スタジオパーク」 という番組があるのですが、ご存知でしょうか?

その日のゲストは、中島誠之助氏・・・そう 「何でも鑑定団」 の人気者の鑑定士

いつも素敵なお着物姿での出演なので、私は半分それを楽しみに番組を拝見しています

颯爽と登場された氏の、なんと羽織の鮮やかなこと!!!

薄藍に流水のような模様のレーシーな薄物の羽織・・・絽でもなく、紗でもなく・・・

実は、レースのカーテン地でお誂えしたものとのこと

曰く、「毎回コーディネートは主に、家内と呉服屋さんが相談して決めております」

「やはり一番の悩みは、羽織のようで、夏物の男の羽織は、いわゆるお坊さんが着るような、黒とか紺とかいうものしかなく、それでは面白みがないから、て言うんで、何かないかと考え、ひらめいたのが、このレースの生地・・・・」

「生地を見立て、色も選び、おそらく、世界に一枚しかない羽織でしょう! どうですか、夏らしいでしょう?!」と気合の入ったお言葉

もう早口で理路整然とウンチクをお話され・・・

「なるほど!!!」 と私も思わず感嘆いたしました

男性向けの雑誌等で男の着物の特集が組まれるようになって久しい気もしますが、それでもなかなか思うようなお品がないのが現実の気がいたします

薄藍の羽織(羽織紐も同色で染たものの様でした)の下は、薄いグレーの無地に近い細い縞の着物にそれをもっと薄くした色の半衿とのコーディネートは見る人を本当に爽やかにさせてくれるものでした

趣味の俳句のキャリアはずいぶん長いようで、俳名は「閑弟子」 (かんていし)・・・面白い偶然ですよね?

日々の暮らしは、五 七 五 調で

氏の、5月の歌舞伎座、団菊祭を見ての一句が・・・

   『団菊や時蔵・左団次・三津五郎』

ご存知、"白波五人男" ・・・今をときめく、実力俳優達が、両花道に居並んだその姿に震えがきたとのご感想!

私も見逃して残念だったと悔しくなりました

ただ、役者名を羅列しただけのようですが・・・・いえいえ、とても分かりやすい俳句です!

トークの中から、そのこだわりとか、人柄がにじみ出ていて、氏が日々の家族との生活をとても大切にされ、そのエネルギーの源を垣間見た気がしたひとときでした

そこで、私も負けじと、へたな一句を・・・

  『紗の羽織、粋と粋(イキとスイ)とが見え隠れ』

写真は、「和空」 お勧めの、殿方の真夏のコーディネート

オリーブグリーンの麻の小千谷縮みの着物に、焦げ茶の、変わり織の紗の羽織

半衿は麻専門店で購入した生地で作ったオリジナル!

大変リーゾナブルなセットとなっております、いかがでしょうか?




















昨日は名古屋の松坂屋のコレクション初公開、 「江戸のオートクチュール展」へおでかけをしました

昼過ぎからはお天気も回復との予報でしたが、出かける頃は雨の予想のもと、皆様それぞれにコーディネートをされました

本当に恥ずかしながら、集合写真はどこで撮ろうかと考えながら、いつの間にか忘れてしまって・・・・

皆様、ごめんなさい!!!!

今日はその写真が載るはずだったのに・・・

同じ初夏のお出かけでも、昨年とは違うコーディネートをされいて、それぞれにより個性を感じさせる装いになった記録をとっておくのは、私の仕事であるのに・・・

反省しきりです!!!

どうぞ各々、携帯でもかまいませんので、お手入れしてしまう前に、写真にとっておいて下さいませ

そしてPCに保存しておけば、あとで色々な活用方法がみつかるかと

参考までに、私の昨日の装いを

藍の濃淡で波の柄が織られている、ジョーゼットのようなお召し

ところどころに銀糸でこれまた波の小さな刺繍がほどこされているもの

タランとして、つかず、はなれず身にまとわりつく着心地感に、昔着物の良さを改めて実感して・・・

こんなお着物の時は長じゅばんにも気を使います

薄物へのひびきを考慮してツルッ、シャリッ、とした海島綿でフィット感をチェックしてみたのですが、とてもグー!

ただ、衣文抜き等、きちんとしないとすべってしまうのも実感!

夏物の場合、いろいろな素材の長じゅばんがありますが、お着物との相性は考慮の必要あり、と思います

帯は、波の柄に合わせて、シルバーグレーの紗の袋帯、同柄のものでシンプルさを強調して

ポイントにはアンティーク翡翠を使って、時代感を統一してみました

こんな風に書くと、ちょっとしたスタイリストのような・・・???

写真を撮って、その日のコーディネートのコンセプトを書きとめておき、積み重なれば、いつか一冊の自分だけのスタイル帳が出来るかもしれませんね






四季折々の美しさのある京都は、やはり何時訪れても良い所ですよね!

中でも春は格段の美しさを見せて、人々を誘います

加茂川沿いも平安神宮も花々が競い合い、それはそれは見事な景色でしょう

そんな京都での結婚式に出席された、Tさんご一家

先日ご紹介のお嬢さんの装いは、なんとも言い難い、鮮やかな紫の地色に古典模様の飛び小紋

ちょっと大正ロマン的な雰囲気もあるこの着物に、これまた春色の綺麗な黄色の染め帯を合わせました

背がすっと高く現代的な彼女・・・このような大柄な小紋を着ると、とってもインパクトのある華やかさがかもし出されます

招待された側として、おめでたい席を祝う気持ちを表す装い・・・場を賑やかな雰囲気に盛り立てるような装いで出席したいものかと

振袖や訪問着でなくても、このような小紋も使い回しができて重宝です

帯を白いものにすればがらり着物の表情も変わります

同系の袋帯にすれば、これまたゴージャスな現代的な感じにもなりますし

特に若い方には、特別な日だけのお着物にするより、気軽に着ていただくには、小紋はお勧めです

それもちょっと上質のものを一枚だけ・・・

そして帯で格を決める・・・

私が着るなら、どんな帯を合わせて南座へ、また歌舞伎座に行こうかな、と考えてしまいたくなる・・・そんなお着物の気がします



「構図にはこだわるんですよ」 とおっしゃるのは、Mさん

覚えておいででしょうか? まるで絵画のような鮮やかな、アンティークの寒牡丹の帯

見たときから脳裏に焼きついてしまったそうで、とても気に入っていただきました

インテリアコーディネーターのお仕事をされていること、美術系の大学だったこともあって、本当に色にはこだわりがある様子

着物には全く縁のなかったという彼女が、昨年3月から着付けを始めて・・・今ではこのような着こなしを!!!

仕事(子育ても)をしていて、テンションが下がってくると、着物を着て気分転換を図っているとのこと

「和空」に来て、あれもこれもと試着して(着付けの練習でもありますが)、時間はあっという間にたってしまいます

写真は、板締め絞りと思われる、レンガ色のお着物に、先日紹介しました、博多の紋織りの帯とのコーディネートを

彼女自身のセレクトによるもので、雰囲気ある着こなしかと

ほぼ同じ年代の3人グループでのレッスンなのですが、それぞれ好みが違うのが、回数を追うごとに顕著になっていき、こちらとしてもとても興味深いものです



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