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今昔きもの美に 触れて・・・眺めて・・・着こなして・・・   あなた色のコンテンポラリーな着物ライフはじめてみませんか
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名古屋の友人に誘われて、半田にあります、美術工芸画廊 「水野屋」 へ

呉服商を営むご主人のコレクションを、毎月タイトルを決めて、展示されているとのこと

その昔、各地の職人さんの下へ直接出向き、買い求めた数々のものは、もう貴重品となって普段お目にかかれない品々

今回は「桜展」 ・・・桜をモチーフとした、きものと帯、そして器たち

以前よりさくら染めの着物を探している私は、琴線に触れるものを秘かに求め、同行させてもらいました

結果、私の思うところの、さくら染めは無かったのですが、はがきに使われたこの作品を直接見せていただくことが出来ました

当たり前のことですが、このお写真からは到底伝わることの無い、桜の "赤" と、蝶の "紫"

現在、琉球紅型を代表する作家のお一人、城間栄順さんのお父様・・・人間国宝でありました 栄喜さんの作品の着尺

ほんのり黄みがかった地色に、浮き立つような紫の蝶は、本当に絵画を見ているような鮮やかさ

顔料染めは生地の上に染料が乗っかっているだけだから表面をこすりさえしなければ変わることの無い美しさが保たれます

もうきっと40年以上前のものなのでしょう、地色に絹独特の落ち着きが出て、柄がより鮮明に浮かび上がって見える気がしました

まだまだ素敵な品々をお持ちのよう・・・

来月3月14日(金)~26日(水)までは、・・・育ち、育てる着物・・・「木綿と麻布展」   20日(木)・休

半田には他にも見所がありそうです、春風に誘われて、足を延ばしてみてはいかがでしょうか?
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事後報告となってしまってごめんなさい

先月末、東京でのイベント・・・東武百貨店で開かれた、"池袋アンティークマーケット" に行ってきました

主催が銀座にあります、「アンティークモール銀座」

こちらには和洋骨董品から昔きもの、古布、古裂まで、色々なテナントが出店していて、骨董好きの方なら、ご存知の方も多いかと

期間中、アンティークの食器等を使った、テーブルコーディネート講座や、アンティーク着物を着こなす講座が開かれ、なかなかの盛況ぶりでした

私が行った日は、テーブルコーディネート講座があるというので遠くから参加?

ゲストは俳優、辰巳琢朗氏の奥様でもあります、真由美氏で、アンティークモールの女性社長との対談形式で、食器の歴史を交えてティーパーティのセッティングの場をコーディネート

普段あまりお目にかからない、ウォームポットのお話などもあり、興味を引かれた方も多かったのでは?

ただ、予算の関係もあったのかもしれませんが、生花を添えてほしかったと思いました

歴史を知るという意味では、着物も同様で、時代の変遷とともに変化してきた、技術的なこととか、流行を知ると、いつの時代のものか推測することが出来ます

こういった催しは、雑然としがちで、なかなか焦点が定まりにくいのですが、目を肥やすにはやはりよい機会かと思います

掘り出し物に出会えればまたうれし!!!

もっとアンテナを張ってあちこちしないと、と思いながら体力の衰えを実感するばかり・・・

よき情報があれば皆様、お教えくださいませ







土曜日の昼下がり、澄んだ空気に誘われて、豊橋美術館で開催中の「千總」コレクション展へ

450年の歴史を持つ「千總」は、京友禅の老舗中の老舗

その優美な柄に、一度は袖を通してみたいと、憧れるファンも多いことはその知名度が物語っています

きものの歴史は「小袖」の歴史で、そのままこのブランドの歴史にも重なり現代につながっているのだと

そもそも、「小袖」という言葉・・・きものの歴史の本によれば・・・

「大袖」と呼ばれた平安時代の公家の衣服が袖口の大きく開いた袖をしていたのに対して、それらの下に着られる衣服の袖は袖口が小さくこれを「小袖」と

桃山時代から江戸時代にかけて公家男性を除いて、一般に「小袖」が身分、男女の別を越えた共通の衣服として広く用いられるようになったことから、「小袖」イコール衣服という概念が生まれ、「きるもの」と一般名称で呼ぶようになり、やがてその概念が定着して、普通名詞化されて「きもの」と呼ばれるように


明治以降の着物は、江戸時代の小袖に連なる伝統を備え、新しい素材や技法を取り入れて数々の様式美を展開して芸術的な格調を生み、現在に至っていることを改めて知る思いでした

このコレクション展、土・日・祝日に 和服 での来館は入場無料に!!

会場にはちらほらと着物姿が・・「紬」のお着物の方ばかりだったのがちょっぴり残念でしたが・・・

12月2日迄ですので、虫干しを兼ねて "お着物姿"で、是非どうぞお出かけくださいませ!!!










あちこちから、紅葉の便りも多く耳にする今日この頃・・・

春の桜、秋の紅葉は花見のペアのようなもので、日本人には切っても切れない存在かと

歌舞伎の世界、お着物の世界でもしかり・・・

紅葉に誘われてちょっと穴場的なお出かけ場所の紹介です


「東京国立博物館」の裏手に広がる庭園と茶室・・・

この庭園、普段は公開されておらず、春と秋に一般公開され、この秋は12月2日まで

広い庭園には茶室など5棟の古建築が移築され景色よく点在してなかなかの見ごたえとの事

大小さまざまな6つの窓のリズムが面白い茶室・・・「六窓庵」、小堀遠州の経てた茶室「転合庵」

なんだか無機質な高層ビルの立ち並ぶ東京とは別世界に連れて行かれたような・・・そんな空間

これも東京という街の、懐の深さなのでしょうか

紅葉に彩られるこれからの季節、さらに風情も増して・・・

博物館の観覧料・・・一般600円で、入園料は無料です

上野の森の庭園散策・・・「大徳川展」 とともに、この月末の予定に入れて、お着物は何を着ていこうかと、今から楽しい悩みでいっぱいです!


演劇とか舞踊とか、本番の舞台を迎える少し前の時間、一番大切なのはたぶんマインドコントロール・・・

「心、技、体」 ・・・自分との孤独なたたかい・・・いかに自分が弱いかを思い知らされるときでもあり・・・

1週間後に会を控えて、少し気分を変えたくて、豊橋松葉町の「喫茶 フォルム」で開かれている、やまさきさんの個展へ・・・

着付けを始めて丸三年になる彼女は、「等迦会」という美術団体に所属して、”墨美” を探るべく?ここ数年あちこち個展や展覧会に出品されています

ご自分の作品展にはお着物で・・・たぶん彼女が着付けを始められたのはそれがきっかけだったのではないでしょうか

お母様や、おばさまからのお着物を色々お持ちでしたが、何をどう合わせたらよいか分からなくて、人前に着ていくのを躊躇されていたとか・・・少しのアドバイスと着付けのポイントをお教えするだけで・・・

もともと芸術的なセンスのある方ですから、今ではすっかりご自分の雰囲気での装いを楽しむようになられた様子

大胆な構図の墨絵の縁取りに、紫紺染めの布が・・・たぶんこれも着物を楽しむようになったからかしら?なんて勝手な想像を・・・

帯に描いたら映えるであろう作品もこれからどんどん出来ていくのでしょう

ホッと一息、静かなときを・・・久しぶりの「フォルム」は時間が止まっているようでした

作品展は今日と明後日(火曜日は定休日)まで

ちょっとそこまで着物でお出かけ・・・日中の暑いこの時期は、木綿の単衣のお着物がおすすめです!




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