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今昔きもの美に 触れて・・・眺めて・・・着こなして・・・   あなた色のコンテンポラリーな着物ライフはじめてみませんか
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今日は、"ひな祭り" バレンタインのような盛り上がりには欠けますが、それでも商魂たくましく、あれこれグッズが並んでいるのを見ると、ついその気になって・・・

先日Kさんが、ひな祭りにふさわしい帯を一年ぶりに結びました

お母様から譲られたという、この黒い丸帯・・・両面に見事な刺繍がほどこされています

お太鼓の柄が逆に付けられていますので、「引き抜き」 の結び方でないと柄が逆になってしまい、この結び方は通常しないのでたまに結ぶのでは忘れてしまうそうです

又、両面の刺繍の分量が違うので、たれ先と、太鼓の面も変えて結んで欲しいとのリクエストで仕上がったのがこの姿!

お見せできないのが残念ですが、本当に手のかかった、すばらしい帯で、、まさに、一昔前、女の子の生まれたお祝いに誂えて、ひな祭りの席で締められたのだろうと容易に推測できます

Kさん曰く、ところどころ刺繍が擦り切れているのは、自分がおんぶされたり、抱っこされたりしたときに、その柄の部分を足で "スリスリ" して薄くなってしまったのよ、とお母様から聞かされたそうです

奈良出身の彼女は、おっとりとそんな話もしてくれました

着物や帯を親から引き継ぐ・・・それはそれを纏っていた先代の思いもまた引き継いでいく・・・

着物の本来のあり方だと、そう改めて感じました

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