今昔きもの美に 触れて・・・眺めて・・・着こなして・・・
あなた色のコンテンポラリーな着物ライフはじめてみませんか
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前ジテの女形の踊りには、姫扇、手踊り、二枚扇と見せ場が多い分、緊張も激しく、正味30分を踊り続けて本当にへとへと・・・
胡蝶の踊っている10分の間、花道裏手はもう目の回るような変身の場
ふらふらになっている私を叱咤激励しながら、衣装やさんも、かつらやさんも、顔師さんも時間に間に合わせようと必死です
大きく深呼吸を何度もするうち、ようやく息も落ち着いてきて、周りの声に再び気を取り戻し・・・
あんなにお稽古したんじゃないか・・・最後まで頑張れる体力を付けた筈・・・自分をそう信じて励ますしかありませんでした。
舞台の上では誰も助けてくれません、"ひとり"なのです、何があっても一人で何とかしなければならないのです
気合を入れ直し、花道の引っ込みも無事に終えて、舞台中央で獅子の見得を切るときには疲れはどこかへ
「獅子の毛は頭で振るんじゃないよ、腰で振るんだよ、斜めに、毛の先を遠くへ放って!」と師匠に何度も言われたことを思い出しながら・・・無事に最後まで振り切ることが出来ました!!!
そして舞台を降りると、満面の笑みで師匠が迎えてくれました!!!
その夜、隣の部屋から弟がお酒を持って部屋に・・・
「疲れすぎて、どうせ寝つかれないだろう?」 と興奮冷めやらぬ私のお相手をしてくれて・・・
生涯忘れることのない、青春の思い出の日・・・祖母に連れられ稽古を始めて16年がたっていました
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