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今昔きもの美に 触れて・・・眺めて・・・着こなして・・・   あなた色のコンテンポラリーな着物ライフはじめてみませんか
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知人のお見舞い、講演会の準備、はたまた恐竜の大掃除まで・・・

何かと多忙な日々を送られているJさんは、ご子息の結納も控えててんやわんや?

その結納の席のため、訪問着を誂ました

先に黒留め袖と帯を展示会にて購入済み

結納のお席に色留めではちょっと・・・ということで決心されたようです

京都へ行った折、立ち寄った展示会がご縁で、かの有名な「・・善」さんでのお誂え

お仕立てから小物まで全てうちで任せていただきたい、との老舗ならではの対応は、ある意味安心感があるのも事実

帯も、と勧められたようですが、留袖用の帯を合わせてみるとこれがドンピシャリ!

この帯、皇室御用達の、北出与三郎氏のもの

「・・善」さんも文句の付けようがなかったようです

お着物のことは何もわからない、と言いながら、ご自分のカラーとスタンスがはっきりされている彼女のコーディネート

早速昨日教室の皆様にご披露と相成りました

写真からではとても伝えきれない、なんとも品の良い桜鼠色に御所解模様

これなら何歳まででもOKですね

影紋も入れて格を落とさず・・・

そこかしこに老舗ならではのこだわりを感じさせる一品を前に教室は大いに盛り上がりました

そんな様子に彼女自身もすこ~し気分も癒されたことかと

師走のひとコマ

ゆったりとした気分をご一緒にどうぞ味わってくださいませ




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今週末、姪の着付けを頼まれました

なんでも名古屋での結婚式に出席とのこと

子持ちの主婦となった身ではありますが、まだ20代

せっかく成人式に誂た振袖があるのだからドレスを用意するよりはるかに経済的!ですよね?

姉には二人娘がいて、それぞれに振袖を誂たのでした

長女には、確か薄紫に墨絵風の大輪の牡丹

そしてこちらは次女のもの

姉妹でもまったくタイプが異なるので、結果、お下がりを着せるのも親としてはちょっと出来かねてそれぞれの好みの振袖を誂たのでした

少々大変だったことは容易に想像できましたが・・・

ともかくも、二人の振袖選びに付き合った私ですがすっかり記憶から消えていて、久し振りの振袖ご対面となりました

黒地に大柄小紋風の雰囲気の振袖は現代的な顔立ちの次女にはよく似合っていたかと

京都の問屋さんが 「帯は平安神宮の朱でいきましょう!」 と言ってたことだけは何故か思い出して一人苦笑

今の若い方には朱系の帯や着物は人気薄

でも若さのトレードカラーでもあるのです

若いときにしか使えない色、似合わない色

姉はもうこの振袖セットを孫に着せる気、満々で・・・

何度も袖を通す機会があれば、振袖を誂るのも決してもったいないことはないのです

さて今回は・・・

もうミセスなのだから、伊達衿は無しにして、帯揚げも少し分量を控えめにして着付けましょうか

余分な飾りは無用です

その若さと振袖の華やかさだけで、どんな着物にも勝るのだから



「伊と幸」 をご存知でしょうか?

白生地の老舗ブランド

「日本の絹」にこだわり、色無地や長襦袢の最高品質の絹織物を提供し続けています

今回はそのオンラインショップの店長、北川様に色々とお世話になりました

というのも、このコート地、実は30年ほど前の物

白生地の状態で保存されていたのですが、あちこちに黄色のシミが見受けられ、果たして染めても大丈夫かどうか、相談のお電話をさせていただきました

お送りして生地を見てもらうと、シミ、というよりカビだと判明

うちの生地ですから、もう一度洗い等の加工をしてよみがえらせましょうと、おっしゃって下さりホッと!

老舗のブランド力とはこういうところで発揮されるもの

経験豊富な職人の手により見事再生との連絡が!

薄い色では多少響くかも知れないけれど、そうでなければたぶん解らなくなるでしょうとのことでした

染の色見本を送ってくださり、お勧めの色のアドバイスも

仕立てはこちらで手配する旨も伝えましたが、この生地にあったコート丈や衿の形等まで細やかなる配慮を

さすが一流の方々のお仕立てまで取り仕切られている様子がうかがえ、心強くとても助かりました

最終的に丈は、七分丈コートと八分丈コートの中間に

コートの裏地のお色にもこだわって染めていただき・・・

先日お仕立てから戻ってきました!

早速、仕立て上がってきたコートをトルソーに着せてみると・・・

艶やかで輝く糸と表情豊かな色味の仕上がりは流石です!!!

「伊と幸」の生地の中でも、最高の時代の最高の織といっていただいた意味がわかります

ただこの組み合わせではまだ年齢的にちょっと・・・?

実際のお出かけにはもっときれいなお色のお着物にあわせたいかと

これから先、どこへ着ていっても恥ずかしくないコートを手にして大満足です!

北川さま、色々と有難うございました!!!










過日の集中豪雨と台風で奄美地方は大被害を受けた様子

奄美は大島紬の産地

その泥染用の田んぼに赤土が流れ込んでしまったり

糸や染料が流されたり大変なことになっていると・・・

一日も早い復興を願うばかりです

母たちの時代、手間のかかる高価な「大島紬」は憧れだったとか

今はその手間と需要減ゆえに織元も作り手も激減して

もはや貴重品といえるかも?

さて、こちらの色大島は大島全盛時代のお品かと

大島紬は普通マルキ(絣の細かさ)でランク付けされますが、最高の12マルキ

泥染めのやわらかく、艶やかな糸質に花や蝶、草花を色とりどりに織り出して・・・

こんな大島が一枚あればどこにお出かけしても安心で

帯び合わせも以外にあわせやすいのは多色使いの力なり

今回は鳥の染め柄に相良刺繍を施したすくいの八寸帯をのせてカジュアルに

手持ちの綴れの帯をのせればシチュエーションはランクアップですね

良い品は飽きないこと

たぶん実感していただけると思います





結婚式シーズン到来ですね

今月久し振りに教室にいらしたMさんは、来年春、お嬢さんが嫁ぐ予定

本当に30年ぶり?に取り出した黒留袖だとか

当時、ご自分で選んだというこちらのお品

お母様が柄の一部に赤い色で刺繍をしてもらうよう懇願(笑)されたほど地味な絵羽でしたが・・・

今着れば年齢相応の雰囲気で着られるのですから

きものは本当に不思議!

小柄で本当に華奢な彼女にはレンタルで合う留袖などあるはずもなく・・・

ましてや、こういう本加工のお品は着ると今ものとは格段の違いが明瞭かと

これから何度か練習して、黒留袖の重みに慣れていってくださいませ





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