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今昔きもの美に 触れて・・・眺めて・・・着こなして・・・   あなた色のコンテンポラリーな着物ライフはじめてみませんか
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此のところ、我が家の西側のデッキでは、岩屋おろしの北風が吹きぬけて、2メートルほどになった黒竹も負けそうです

何やかやといいながら、毎年大寒を迎える頃には寒さ厳しく・・・日本の四季を改めて感じて、少し安堵感あり・・・

さりながら、暖かい春の、うららかな陽気を待ち焦がれる気持ちも強くなる季節でしょうか

着物を纏う時、自然とそういう気持ちになるから不思議です

この時期、大島紬を着る気にはなりません

やはり、真綿紬のほんわかとした、柔らかな色と、肌触りをつい求めてしまいます

このお着物は伊那紬

自然の恵みから頂いた、草木染の糸の微妙な染め色

伊那谷の山野に自生する栗、唐松、小梨、山桜、白樺、ダケカンバ、イチイなどの樹皮や幹材等から染液を煎じ出し、昔ながらの手染めの技術と方法で一本一本の糸を染める

織びとの心のぬくもりがそのまま伝わってくる・・・

いつかは、と思いながら、なかなか自分の欲しいものに出会えなかった伊那紬

ようやく出会えたこのお着物は、好きな花織も入っていて、迷うことなく手元へと

こんな素朴なお着物に、現代作家の帯をコーディネートしてみました

国画会の会員の作品で、緑の色使いに惹かれ・・・

この帯を見たときに、この伊那紬がすっと頭に浮かんでしまったのです

初めての伊那紬とこの帯で、大寒の頃お出かけを

芽吹く春の暖かさを感じていただけるでしょうか?






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2年ぶりでしょうか、着付け教室、2期生のSさん、超有名人の晒柿さんとお二人でみえていたのは、以前の住居時代

あれから月日は流れて・・・

お着物に手を通すのは昨年の忘年会以来とのこと

すっかり忘れてしまったと言って再確認を?

着物も洋服も、シックな感じがお好みのようですが、私的には、きれいで華やかな雰囲気の着物にも挑戦してみたいと常々思っているのですが・・・

今回、色半襟がどうしても自分にしっくりこなくて、着なくなっていた創作着物を、半襟を変えることで、らしさがでるコーディネートにということでした

顔映りということを言えば、白に勝るものはないと思っている私ですが、白にも色々、色半襟にも色々・・・

やはりお着物との相性と顔映りとのバランス

冬だからといって、すべてを暗くしていくと、本当に暗-い雰囲気になってしまう場合もあります

黄味がかった練り色の半襟をお勧めし、ピンク系の半襟もチャレンジをお願いしました

そして今までの半襟はこちらの明るいベージュ紬に合わせてみると、何とか合格点?

これに、型染めのイチョウに梅鉢?の、こげ茶の濃淡の紬帯を締めれば、冬バージョンのコーディネートの完成です!

どこか、ほっこりとした、やさしい雰囲気の着こなしに、見る人も癒されそう

これからは、もっともっと着物にしかない色にもチャレンジして欲しいと、傍観者二人の一致した意見でした!


最近、何故か色無地を頼まれることが多く・・・

過日も姉のお茶のお弟子さんが、初釜に着るため、色無地を探して欲しいと頼まれました

色々お話を伺っていくと、興味深い事実が・・・

流派によって、色無地が無難な流派から、訪問着でないとまずい流派まで・・・

これは師匠の好みというよりは、それぞれの「流派」の色なのでしょう

無地の着物は、基本的に、反物の地に左右されやすいもの

そしてその、微妙な染めの色によっても・・・

色無地は帯び次第で、遊びにもフォーマルにも使える便利なものですから、何枚か用意されておくと便利なもの

個人的には地紋が入っているものが好きで、一越ちりめんにはない、光の反射で変わる表情を楽しむことが出来ます

このお着物は、南天の地紋織

湊鼠色に近いお色で、若い方から年配の方まで、帯び次第で着まわしが利きます

こんな紗刺繍の帯を合わせれば、ぐっと格調高い装いとなりますし、染め帯などを合わせれば、食事会などにも気軽に着ることが出来ます

見違えるように帯び次第で変化する色無地のお着物

着ていく場所やTPOで、個性を楽しむ装いが出来るのは、色無地の得意とするところ

これからの季節、出番の多い着物となりそうですね



「和空」の着付け教室では毎年忘年会を開いていて、一年ぶりの逢瀬を楽しむ方も?・・・

着物デビュー前の方には先輩の方が着付けをお手伝い・・・新人さんが主役です

お正月にお着物を着ていただきたくて、その予行練習

着物の着付けを始められるきっかけはさまざまですが・・・

ある方は、若い頃、一度しか手を通すことが出来ないまま、箪笥の中で永い眠りについていた着物を、洗いに出し、八掛を変え、よみがえった着物に今一度袖を通す・・・

いつも思うのですが、その年齢にしか着られない着物があります

その年齢でしか着こなせない着物があります

でも、でも、やはりもう一度着たい思い・・・殿方には理解不能かもしれませんが・・・

そんな着物を着る場でも良いのでは

一枚の着物をめぐる、素敵なストーリーに会話も弾むのですから・・・

世代を超えて集まる、着物好きな仲間たち

不思議と奇妙なつながりがつながりを呼んで

それぞれの個性を確認しあうように、それぞれが個性を受け入れて・・・

12月の忘年会の日、「和空」には、魅力ある女性方であふれます

今年は皆様、どのような美味しい食材と、お召し物を考えていらっしゃるやら・・・

とても とても 楽しみです!!!



明日は勤労感謝の日、大安・・・結婚式も多いことと思います

私も主人の友人のご子息の結婚式に出席の予定

親類でもないのですが・・・

主人の幼馴染のグループがありまして、息子たちにとって、父代わりとなり見守ってくれている友人たち

家族ぐるみのお付き合いは、親戚以上なのかも?

その昔、その式場で主人が司会をしたそうで・・・今回又その方の息子さんが同じ場所で式を挙げることとなり

本当に少人数のささやかな式のよう

司会も友人、手作りのような結婚式

晴れの門出を祝って、ひとさし、舞をご披露?の予定

着物は何にしようかと思いましたが、華やかに、30代に作った訪問着がこの季節にお似合いかと

帯はもうかれこれ10年以上前、舞台用にもと思って誂えた、龍村晋の初おろし

初代龍村平蔵といえば、お着物好きなら誰もが知っている方・・・そのご子息で、正倉院復元模様など数多くの作品があり、当時一大決心をして買った帯です

着物も帯も、何十年たっても使えることを考えれば、決してお高いものにはならない・・・

コーディネートを考えて揃えていけば・・・

結婚式には、お祝いの気持ちを表す意味でも是非、「晴れ着」を着ていただきたい!

若い方のお着物姿のはなやかさ!に、勝るものはありませんから・・・







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