今昔きもの美に 触れて・・・眺めて・・・着こなして・・・
あなた色のコンテンポラリーな着物ライフはじめてみませんか
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先日南青山の隠れ家的なショップへお邪魔しました
1階はおきものショップ
二階は、地唄や香道、茶道、きつけなど和の稽古場とのこと
モダンな和の空間には、オーナーのセンスあふれるお着物と帯
その日、お召しになってらした店長のお着物は、もともとは西陣で洋服生地をして織られたものをお着物用に仕立てたお品とか
白地に黒の細いピンストライプのシンプルなお着物ですが・・・
モアレ加工の様な、角度によって微妙な地紋の変化が見えかくれてはんなりモダン
帯は墨黒地に銀の小さなスクエアがお行儀よく並んだやはり西陣の名古屋帯
帯もきものも西陣ながら・・・
大胆に活けられたボケの花やディスプレイを含め、都会の空気が漂うから不思議です
そんな空気に触発されたわけでもありませんが・・・
先日の着付け教室の折・・・
仕立て上がったばかりの薔薇の織柄の名古屋帯は、生成り地に濃いグレーの手織り
目ざとく目にしたNさんは、黒の蒔き糊チラシの牛首紬をお持ちで、サッとそれとのコーディネートをイメージされたのでしょう
その翌日合わせてみたのがこちらのお写真
都会に負けない?モノトーンのコーディネートの完成ですね!
帯揚げ、帯締めを、グリーンやイエローにすれば又春から初夏へと変幻自在
ようやくしっくりくる組み合わせが出来て、満足げの素敵な笑顔のNさんでした!
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日本列島寒波に覆われて各地からは大雪の便り
風の強さは半端じゃありませんけれど、不思議なほど雪の降らない渥美半島
しかられそうですけど、真っ白な銀世界が恋しくもなります
雪国の実生活の大変さを知らないからこそ、こんな図柄の帯に惹かれるのかもしれません
何かメルヘンチックな・・・
こんな帯に真冬ならではの読谷のお着物を
花織の中でもこちらは裏糸が渡っているので手に取ると、柔らかな感触とは別にずっしりとした重みを感じます
その分暖かいということでもあります
来週は新橋演舞場の海老蔵演じる「伊達の十役」を拝見しに東京へ
一月の東京は案外雪に見舞われることも多いので、このコーディネートでお出かけをと考えた次第
姉が先週見てきたのですが、「なかなか良かったよ~!」と申しておりましたのでちょっと期待して
「悪がかっこいい」役者はそうはいませんし、そのハチャメチャな過去も含めて仕事への情熱を舞台で表現する事を楽しんでいる・・・
うわさが絶えないのは魅力ある証拠でもあり
彼曰く、歌舞伎を世界のエンターテイメントにしたいと
あの若さで演舞場の座長公演
恵まれているとも思うけれど、その努力なしで得られるものではないことは誰もが承知
発するオーラとパワーに周りが巻き込まれてしまうのでしょう
これからが本当に楽しみになってきました
昨日は今年初めての着付け教室でした
このグループは大人の着物ライフ 、キャリア組
初おろしの松原工房の藍染の帯のKさんは柔らかなクリーム色の生紬の染着物
お母様からのお着物にご自分の感性でセレクトした帯との、うらやましいような上級者コースの装いです
辻が花風に誂染をされたYさんの訪問着はとても重厚な鬼縮緬
その深みのある水色に黒地の唐織の帯をコーディネートして
そのまま結婚式へでも、の雰囲気に出来上がり!
質のよいお品は少し今風の小物使いとコーディネートで現代物にない風格が漂います
Sさんは誉田屋さんの帯を叔母様からの深紫のつけ下げに合わせて貫禄を
Eさんは唐子に竜の型絵染のアンティーク着物
珍しい柄とお色がアンティークならではのお品
どなたもが「新年」を意識された装いに、やはり空気が華やぐから不思議です
これが、染めの着物の持つ力でしょうか
そういう私もどうしてもお正月には染のお着物に手が伸びてしまう古き人間・・・
ずいぶん昔のこと・・・
お年頭のご挨拶に師匠宅へおめかししてお出かけを
いつもの自分より若やぐ着物を選んで・・・
凍てつく空気とともに身の引き締まる心持になったもの
そして今は・・・
一昨日の美術館へのお出かけには墨色の小紋に花織の入った格子帯
国画会会員の若手作家の帯はちょっと一目ぼれにちかく衝動買いを
浜松で開かれた伝統織物展に初出品されていた方でしたが、全て売約済みになっていたことからも何か惹きつけられるオーラが
初々しさ、初心・・・
年の初めに意識する、そんな心持を忘れずにいたいと・・・
卒業お出かけを前に、事故で肋骨を骨折されたNさん
着物を着られないストレスとずいぶん戦った(笑)ようですが、もうすっかり回復されて
彼女の場合、お着物はいろいろ手持ちのものがあるのですが、どちらかといえばフォーマルなたれ物系が多く、皆さんとランチを楽しむ、という類のお着物はあまりお持ちではありませんでしたが・・・
気楽に着られる紬のお着物に目覚めてからは、帯遊びを楽しみだして・・・
帯の好みはどちらかといえばランダム
手持ちのお着物の何点かに合うような帯を物色して?帯の数を増やしていかれています
段々に彼女らしいコーディネーションの巾を広げ始めてとても楽しそう
お母様や呉服屋さんのお勧めのままに「そうかなあ」と、お着物や帯を選ばれてた彼女が、今ではしっかり主義主張を
今回のコーディネーションはご自分で手持ちのものを組み合わされて、「卒業生らしく出来ました」と、ちょっとご満悦!?
とってもすっきりとした着こなしで、モデルのよう
すっかり都会的な雰囲気に仕上げて、このあとは教室から程近い和食のランチへお仲間とお出かけ
来年は更なる守備範囲が楽しめそうですね!
羨ましい事にKさんは、お母様から色々なお着物や帯を受け継いでいます
そのお着物がほとんど寸法的にもそのまま間に合うのですからなおさらグー!
そして昔の方にしては珍しいことに?趣味的な帯も相当お持ちで、それが又とてもセンスのよいものばかり
DNAはやはり間違いなく遺伝するのだと感心しきり!
どんなときにどんな帯を締めたのかしら、と想像したくなってしまいます
先月でしたでしょうか、こんな黒大島を持ってみえて、どの帯をのせたらと、コーディネートが始まりました
その中の一本がこの墨黒の紬帯
ほっこりとした真綿系の地に、大胆な淡いピンクの更紗柄が織り込まれたもの
捨松か渡文系でしょうか
前柄と同様、太鼓柄もかなりのインパクトあり
黒地に黒地の帯あわせを提案すると、少し驚かれたようでしたが、この着姿を見て、納得?!
多分お母様はしなかったコーディネートではなかろうかと
モノクロのものは特に今都会では好まれ、ある意味、一歩間違うと制服のようで皆同じに見えてしまうこともあるような気がします
その分、小物使いに神経を使わないと・・・
もっともこんなコーディネートでしたら逆に個性も出るというもの
挿し色一つで、フェミニンにも粋にも変幻自在
琉球紅型のような帯にすれば、またまた個性派の装いが楽しめるでしょうね
たんすの虫干しにはよい季節です
実家にでも顔を見せに行ったついでにでも、お母様や御祖母様の箪笥を覗いて来るのも良いかもしれません
着物を着なかった頃と着るようになってからでは、見る視点が変わっているのが常ですから・・・
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