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今昔きもの美に 触れて・・・眺めて・・・着こなして・・・   あなた色のコンテンポラリーな着物ライフはじめてみませんか
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もうかれこれ一年位前になるでしょうか?

以前教室に来られていたNさんからお電話をいただきました

姪御さんが今度成人式なのだけれど、どうしたらよいかという内容

今風の振袖ではないものが、Nさんも、Nさんのお姉さまもご希望とのこと

もし良かったら、私の振袖はいかが?とお話したら、本人共々3人で見に来られて即決!

ちょうど30年前の振袖です

この振袖、良い物が見つかったら、と

白生地問屋の親戚に、名取披露用にと頼んで探してもらったもの

おかげで何度となく袖を通し、又親戚の方にも貸したり、使用頻度抜群の振袖

改めてみて見れば、しっかりとした加工が施されています

今回、振袖の振りがシミだらけだったので、裏替えを

気持ちよく着て頂けるよう長襦袢も誂ました

そして伊達衿、帯揚げは、古典のままで、帯締めはちょっと今風のものを使ってさりげなくアクセントを

こんなコーディネート写真をメールしたらNさん、改めて満足してくれた様子でホッと

一生に一度の成人式

親の思いを受けて臨む若人に明るい未来あれ!!!



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この日曜日のお出かけの装いは・・・

上田紬と塩瀬の紅葉の刺繍帯で

八掛けには歌舞伎の隈取柄を使って少し趣味性をもたせてみました

この帯、この時期にしか出番はありません

でも考えてみれば、そこに「日本の美意識」があるからこその世界

気軽な装いには何か自分の個性みたいなものが表現しやすい・・・

そんな気がして遊んでしまいます

ところで上田紬とは、「信州紬」 と呼ばれている紬の産地名のひとつ

長野県全域で生産される織物で、1975年2月17日に、経済産業省(当時の通商産業省)から伝統的工芸品として指定された。 生産する地域によって、「松本紬」、「上田紬」、「山繭紬」、「飯田紬」、「伊那紬」などと呼ばれており、これらを総称して「信州紬」と呼んでいる。 産地組合は長野県織物工業組合である

ご存知の方も多いかと思いますが「上田紬」 のトレードマークは、六文銭
 
上田紬(うえだつむぎ)
 
長野県上田市の周辺、千曲川沿いの一帯で織られている紬。上田市、長野市、佐久市などで作られている。素朴な民芸調の味わいがあり、縞や格子柄が多いため、上田縞ともよばれている。
古くからある紬で、昔は信濃紬ともいわれていた。上田紬は、天正十一年(1583)、真田幸村の父昌幸が上田に築城してから、真田織として、科皮等を農民に織らせたことから始まるという。江戸時代になって信州地方で養蚕業が盛んになり、真綿からつむがれた糸を使うことが考えられ、それからは上田紬と言われるようになった。四代将軍家綱の時代には京都・大阪で大変流行した。
現在では、染めは植物染料や化学染料が使われており、手織りのほか、機械織りでも作られている。

・・・資料より・・・

 
 



つかのまの 秋をとばして 冬支度

霜月、という言葉が何となく似合う、そんな今年です

まだ夏物もぶら下がったままになっていて、昨日小千谷縮を洗って片付けたところの私です

本当に季節感がおかしくなってきました

それでも霜月の声聞けばやはり暖かい紬系が触りたくなります

こちらはリサイクルきものが世に出回りだした頃ゲットした、郡上紬(風)

郡上紬といえば、ここ愛知のお隣、岐阜県郡上市で織られている紬

その特徴・・・

郡上紬の魅力は、草木染による素朴な色合いです。特に宗廣力三氏が開発した「どぼんこ染」によって染め上げられるボカシは他に例を見ません

これは、染料液に糸を垂直に入れ、糸の繊維が染料を自然に吸い上げる力を利用した染め方です

糸を少しずつ引き上げたり、染料液を減らすことで、より美しいぼかしを作ることができます。そうして染めた糸を組み合わせて縞や格子を作る幾何学模様が宗廣力三氏の郡上紬の特徴です

糸、染料、意匠にこだわり、研究努力を重ねた宗廣氏が生涯目指したのは、「技を感じさせない技」だったといいます

郡上紬が堅牢で、着るほどに、洗うほどに、深みとつやを増す一つの秘密はここにあるのです

・・・(郡上紬の説明より)・・・

こういうお着物には少し今風のスパイスを加えるとおしゃれ度がアップ!

今回、ビーズ作家Mさんの作品をプラスして

緑のお品は帯飾りと帯留めを同じデザインで

もうひとつは、真ん中が赤い石(ガラス)のゴージャス感のある帯留め

彼女のセンスと私のリクエストで少しずつ和物を増やしていければ・・・

又、「こんなデザインの物が欲しいの!」 という声にも応えていければ・・・

マイ、オンリーワン! を気軽に楽しむ!

そんなお値段で大丈夫?というオリジナル作品の卸価格はどうぞお問い合わせください










 
 
 


 
 


昨日は夏中お休みだったKグループの久々の着付け教室でした

ようやく涼しくなって、着物にも関心が戻ってきた?のでしょう

昨日の私の驚きは?

Jさんが教室に通われるようになって初めてお着物でいらっしゃったこと!

ご主人とお二人で鉱石を集めるのが趣味

あちこち飛び回って活動的な彼女には、お着物の世界は縁遠いものだったようですが・・・

友人思いも手伝って来週の名古屋へのお出かけにご一緒しなければ、との想いがこれこのような装いを!?!

シンプルな柄の黒地の大島紬に極薄いピンクの作家もの手織りつづれの八寸帯

どちらも応用範囲が広いということでお勧めしたもの

黒に白というモダンな雰囲気にほんの少しだけ秋のエッセンスを加えて・・・

帯締めは柿色から灰汁色へのぼかしのものを

まだまだ日中は暑いこの時期にピッタリのコーディネートかと

主役のMさんは小豆色の辻が花模様の染紬小紋と小合さんのつづれ帯、お草履も新調しました!

さて、他の皆様はどのような装いをお考えでしょうか?

かく言う私も、たれ物にしようか、織にしようか、まだ悩んでいる最中で・・・

行き先は、ヤマザキマザック美術館と松坂屋の江戸絵画展

ヤマザキマザック美術館は18世紀から20世紀に至るフランス美術200年の流れが一望できるコレクションで構成されているとのこと

当時のサロンの雰囲気をそのままにフランス芸術を堪能できる日本で唯一の美術館

その雰囲気を壊すことのない装いは???

う~ん、直前まで悩みそうです



秋分の日を境にすっかり秋めきましたね!

この時期の温度差はちょっと困りもの

着物好きにとって9月は悩ましい時期でもあるのです

昨日まで考えていたコーディネートが、朝の気温にびっくりして急遽変更、何てこともしばしばです

慌てないために、帯を2種類は用意して、それぞれの小物を合わせておけばいかがでしょう?

そして、一番調整しやすいのは、下着

麻の襦袢や、綿絽など、この時期の襦袢は基本夏物で十分かと

着物は暑さより寒さ対策のほうがどちらかといえば楽だから

夕方までの長いお出かけでしたら一枚薄手のストールをお忘れなく!

それだけでずいぶん雰囲気も変わりますし、温度差もOK

もう少しおしゃれ気分を味わいたければ、帯締めのスペアを忍ばせて・・・

帯締め一本変えるだけですが・・・

思った以上にイメージチェンジすることを実感されるかも?

これから着物でお出かけにはとてもうれしい季節です!

大いに悩んでコーディネートを楽しみましょう!!!



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