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今昔きもの美に 触れて・・・眺めて・・・着こなして・・・   あなた色のコンテンポラリーな着物ライフはじめてみませんか
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突然の師匠との別れから約半年後、「偲ぶ会」が開かれました

その時踊ったのが、長唄「賎機帯」という曲でした

この曲は、能の「隅田川」と「桜川」をつきまぜたような内容のもの

いとしいわが子を人買いに連れ去られ、その子を捜し歩いてはるばる京から関東まで来た狂女が、隅田川の川べりをさまよい歩き、水に流れる桜の花びらを、救い網ですくい狂う姿が面白いからと、渡し舟の舟長がからかって、それを躍らせますが、あとでは狂女の哀れな身の上を知って心を打たれ慰めるといった物語

能や歌舞伎にはいわゆる、"梅若丸伝説" から取材した、隅田川物としてたくさんあり、大きな系統さえ作っています

この曲の最後のほうで、「鞨鼓」 という胴の部分につけた鼓のようなものを打ちながらおどる所があるのですが、歌詞と相まって師匠の顔がはらはらと散る桜に見え涙あふれて・・・

別れの悲しみはいつの世も変わることなく、ましてや我が子、我妻ならなおのこと・・・

この半年後の春、主人のがんの告知を受けることになろうとは、よもや知る由もありませんでした
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