今昔きもの美に 触れて・・・眺めて・・・着こなして・・・
あなた色のコンテンポラリーな着物ライフはじめてみませんか
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すがすがしい秋晴れの風に乗って、今日から着付け教室に新しいメンバーの登場です!
どこかで見覚えのある浴衣も?・・・
そう、この夏、浴衣一日体験にいらした方々が、お友達も誘って頂いて、新たに4人グループで始まりました
少々年代もタイプも異なるこの4人の共通点は何かしら?と、まだお聞きしないまま初日のレッスンを終えました
「大人の着こなしをめざして!」 このクラスのキャッチフレーズでしょうか
賑やかで楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいました
今日初めてのお目見えのEさんはこの中で一番お若いとのことですが、高校の時には浴衣をご自分で縫ったそうです
趣味は創作人形で、京都まで習いに行かれているとのこと
色々なお人形を作るうちに、着物の理にかなった装いに改めて良さを見直され、今回のお誘いに乗ってしまった?ようです
それぞれきっかけは違っても、何かしら着物に寄せる思いは膨らんで・・・
お母さま、お祖母さまの帯や着物を持参され、次回は名古屋帯に挑戦をということになりました
たんすに仕舞いっぱなしでしみが出来てしまったものや、若かりし時のものも、一度教室で着てみれば色々わかることもあるはずですから・・・
次回まで一ヶ月あるので忘れてしまわないか、一寸心配です
気が向いたら、どうぞ袖を通してみてください
これからの季節、一番着物が楽しめる時期ですから・・・
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先日、ブログがご縁で、お電話をいただいた Kさん
「和空」を見てみたいとのことで来られ、お話しするうちに、着付けを始めて頂く事になりました
変わった苗字でしたので、ご出身を伺うと、金沢とのこと
以前より、茶道の表千家を習っていて、いつもお仲間の方に着付けてもらっているので、自分で着付けることが出来ればと思われたそうです
最初のレッスンの日、手持ちのものを持ってきてもらうと、やはり、着付けの小物はほとんど揃っていました
浴衣は今回、有松まで行って買われたようです
なんともいえない、深い紫に、白抜きのしぼりの花
帯は麻の両面使いのもの
裏は、薄い薄い白に近い紫の変わり織になっています
奥ゆかしい雰囲気の方ながら、ご自分のスタンスをしっかりお持ちの方とお見受けいたしました
手持ちの博多の伊達締めは使った事がなかったそうで、胸元をこれで押さえて着付けしましたら・・・
「着物がこんなに楽なんて!」
「これが普通だと思いますが・・・」
「これなら食事できますね!」
「当たり前です、着物で食事が出来なかったら、昔の人はどうしましよう?」
美容院でぎゅうぎゅうに締められ、本当に気持ち悪くなったこともあるとのと
「このままお出かけしたくなりました!」
「どうぞ、寄り道して、楽しんでお帰りくださいませ!」
鏡の前でうれしそうにご自分の着物姿に見とれている皆様を見ると、ほんの少し、私でも役に立っているのかな、と思う瞬間
着付けは慣れが一番の上達の近道
来月の2日、東田坂上臨済寺で行われます、お茶会にもご一緒しませんかと、お誘いを
午前中に着付けのレッスンをして、そのままお出かけすることにしました
9月第一週は薄物、単衣どちらでもOKです
あなたもいかがでしょうか???
今宵は七夕、あいにくの曇り空で、「星の契」は見えそうもありませんが・・・
旧暦7月7日の夜、牽牛と織女とが、天の川を渡って、年に一度の逢瀬を楽しむ・・・これを星の契といった、星にまつわる伝説
それは遠い遠い、昔のお話で、現代の若きカップルは・・・
きりっと、かわゆく決まったお互いの浴衣姿に、大満足!?!
はちきれんばかりの笑顔でポーズしてくれました!!!
このお二人、高校時代からの同級生で互いの両親も認め合う仲
浴衣でのお出かけももう何度か経験があるとのこと、余裕が感じられますね!
主人の同級生の息子さんは、今年から社会人になったばかり、今までは兵児帯で着付けていたそうですが、今年は角帯に挑戦です
スポーツを続けていた筋肉質の身体には、少しおなかの肉が足りないので、タオル一枚入れてお出かけしてね、と笑いながらお願いしました
でも、腰で決める位置を自然に会得したようで・・・前を少し下げている姿が様になっています!
濃紺の小千谷縮の感触に、「洋服より涼しいなあ! これからは夏はこの方がいいかも」 との頼もしいお言葉!(ちなみに下はトランク一枚です)
帯はもちろん正絹の博多・・・くっと締まる感じが気に入った様子
「なんか今年の姿の方がカッコイイ!!」 と彼女からも声がかかって、照れ笑い?
一方、浴衣のモデルさんにしたいような彼女の浴衣は、お出入りの呉服屋さんで誂えたものだそうです
ほんのりクリーム色地に桜模様が縦に延びていて、とてもロマンチック!・・・「かわいーいっ!」、と一目ぼれしたお気に入りの浴衣とか
髪をアップにするのは似合わないから、と言いながらも髪飾りも用意してきたものを使ってみると、普段とはまるで別人の雰囲気の浴衣美人に変身!!
襟足を出して涼しさも実感したようです
鏡の前であれこれとポーズを取っては嬉しそう!(これは、皆様共通のことではありますが)
こんな若いカップルの浴衣姿は文句なく周りを涼やかにしてくれ、見ていてとても心地よいものですね!!!
10代、20代、30代と年を重ね、女性の40代は、とても魅力溢れる時代では?
お着物のよいところは、その年齢でしか着こなせない部分が必ずあるところ
同じ浴衣を着たとしても、それが10代のときに着た時とは、明らかに違う雰囲気になって・・・
着付け教室にみえてらっしゃる方の強いお誘い(?)があって今回の参加が実現したお三方
広げてみれば、偶然黄色の博多帯
形を見ていただくとお分かりのように、綺麗に「チョウチョ」が出来上がりました!
少々硬いポーズになってしまったのは、私のまずい指示のせいです・・・ごめんなさい m(._.)m
腰のある、単の博多は締めやすく、涼しげで、本当に重宝して昔から愛用されているのもうなずけます
もちろん紗の博多なら、尚一層の清涼感がありますが、お値段がちょっと・・・
お二人は定番の4寸巾のもの、真ん中の方の帯巾は(たぶんご祖母様のもの?)、6寸近くあるのですが、丈が短いので、方流しのような結び方に
着付けも習いたいと思いながら、きっかけがないとなかなか始められないものですが、一月に一度でも普段の自分を変身させてみれば、心もちょっと変わるかも?・・・
細く長く・・・できるときに出来ることから・・・
それぞれの年代で着物ライフを楽しむきっかけが出来れば、こんな嬉しいことはありません
同級生同士のせいなのでしょうか?、全く違う雰囲気の浴衣なのに、二人が並ぶと、何故かお互いを引き立てあうかのようなペアの姿になりました!
現代的な色使いの左の方のコーディネートに対して、右の方は古典そのもの・・・ただお二人とも、今風の帯飾りや着付け方には抵抗があるとのこと
実は、今風の浴衣ファッションなるものも、私なりに少し研究して?この3日間のポイントレッスンに望んだのですが、大方の方が「普通の浴衣姿」 であることを好まれている様子に、内心安堵しました(古い世代の人間です)
さらりとした肌触りの小千谷ちぢみ・・・少し生成りがかった白地に大胆な薄紫の変り縞模様の浴衣は、お母様とご一緒に呉服屋さんで誂えられたそうです
ただ、締めてみて、帯がとても滑って締めづらかったとのこと・・・ポリエステルの帯が、今は主流ではありますが、ご自分で締めてみて初めて実感されたようです
色が合っているからと勧められたそうですが、着物の質感とのギャップが・・・(とお母様も感じておられたとのこと)
かといってこういう幅広の、しかもお色目もこだわったものとなると、なかなか見つけるのが大変なことも事実、しかもお値段との相談もありますし・・・
他方、黒地のしっかりとした綿コーマ地・・・昔からの浴衣生地に、鮮やかなあやめ、でしょうか、赤紫と青紫で染められた、遠目の効く柄・・・小柄な彼女にぴったりかと
帯も昔ながらのウールの黄色の帯・・・でもこれが実は一番初心者には締めやすく、又形も綺麗に決まるのです
私も日舞の稽古にずっと締めていて、40年以上たった今でも健在なくらい、丈夫で長持ちするものです!!(しばらく使わなかったら虫に少々食べられてしまいましたが)
昔からあるものはそれなりに価値のあるものだといえる、ひとつの例ではないでしょうか?
ある意味、「和グッズ」 が、現代の若者達に様々な形で受け入れられていることからも流行は繰り返す、の格言なり
進化しつつも、本質的なところで、日本人の「らしさ」 「感性」 を受け継いで、繋いでいく・・・着物文化はまさにそういうものだと思っています
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