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今昔きもの美に 触れて・・・眺めて・・・着こなして・・・   あなた色のコンテンポラリーな着物ライフはじめてみませんか
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インテリアコーディネーターの資格を取ると、本場のインテリアに触れてみたいと思うのは至極当然?です

モデリングか、パースの教室でご一緒したお仲間と3人で 「ヨーロッパに行こう!」 と盛り上がってしまいました

それぞれ国担当を決めて下調べと、行きたい所等をセレクト

ドイツ、フランス、イタリア、それぞれに3泊してのインテリアツアーの個人旅行を計画

とりあえず片言の英語でなんとかなるだろうと・・・

その頃、主人は半年に一度は海外の会議に出かけていましたから、うまくいけば、どこかでドッキング出来るかも?

たぶん今度はドイツだろうということで、じゃあドイツで会いましょう!との成り行きもあり・・・フランクフルトでの滞在決定

フランクフルトは家具メッセ等が毎年開かれている都市で、国際会議も多いところ

主人より一足早く、出発して、ここで連絡を待つことにしたのでした

ところが、結果、イギリスでの会議に変更となり、異国の地でのデートは泡となって・・・

今のように携帯電話があるわけでなく、他国同士では連絡ひとつ間々ならない時代

計画は見事はずれてしまい、心細さも少々芽生え・・・

さりながら、私たちの目的はインテリアに触れること

我々一行はフランスはパリ、イタリアはミラノに滞在して

ハラハラ、ドキドキ、トラブルだらけの11日間でしたが・・・なんとかなるものです!

3都市それぞれを意欲的に見て周り、ショッピングもほどほどに

もう20年近く前になるのですね、写真はイタリアで買ってきたもの

ブランド音痴の私は、ただデザインや色がどことなく日本的な気がして気に入ったのですが、「ブルーノ・マリ」 といえば、日本にもショップがあるような、有名なブランドだと後で知りました

このバッグを使うたび、イギリスにいた主人からの電話を思い出し、苦笑してしまう私・・・

「映画の世界のようなラブシーン想像してたのにな、残念でした!」











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半年のインテリアコーディネータースクール通いを決心して、久し振りに活字と格闘の日々

今年でなんと、もう26回目となる資格試験ですが、私は5期生かな?・・・まだ愛知県でもそんなに大勢ではなかったと記憶しています

資格はあるに越したことはないけれど、それは仕事ができることとは別問題

ただ、この後この資格のおかげで知り合った友人たちは、私の財産となっていて、そこから新たなつながりが生まれていきました

日舞のほうもその数年前に、亡き師匠が流派を超えた日舞の研鑽の場をと、「フリーセレクツの会」 なるものを立ち上げていました

豊橋に帰ってきた翌年にはその会に出演するよう師匠から言われ、ますます熱の篭った稽古に励んでいた頃・・・

一方、主人は朝早く、夜遅くの帰宅の生活ながら仕事は楽しそうでした

年に2回は海外出張もあり、海外のインテリア雑誌や、リヤドロ、ウェッジウッドをおねだりしたものでした

子供たちも近所に友達ができてあちこち遊びまわるようになり、家に帰ってくるのはお腹がすいた頃・・・

お仲人さんに言われた10年を待たずして、ずいぶん自分の時間を確保することが出来るようになっていて・・・

すべてが順調で、体力、気力も充実の年頃

まさに輝く未来に向かって、家族それぞれが歩みだして笑いの絶えない家庭

この頃が私にとっての薔薇色の時でした





年少さんの次男坊、赤ちゃんのときから食いしん坊・・・おっぱいも良くのみ、食欲旺盛、丸々とした体型で食べ物に釣られる性格・・・幼稚園もお弁当を楽しみに元気よく通園する毎日となりました

年子の長男坊、よく言われる性格そのまま、おっとりとしていて、はにかみや、一人で何時間も積み木やレゴで遊びに集中する子でした

同じ親から生まれて、どうしてこんなに性格が違うのかしらと、子育て始めから思ったものでした

でも兄弟仲良く、喧嘩もし、遊びもし、ほとんど変わらぬ背、どちらかと言えば、体重は負けていた年子の兄を、「オニイチャン、お兄ちゃん」とそばに寄りたがって、なんでも真似する弟

男同士、それも年子で難しいかな、と思ったときもありましたが、同姓でよかったのだと

もし私が女の子を育てていたら・・・何となく想像できないのが不思議です

二人を連れて幼稚園まで歩いて送る毎日は、母として平和で幸せな時間

そんな穏やかな時間が増えてくると・・・

少しずつ私の中の、「・・・やりたい虫」がウズウズとうごめき出して・・・

日舞の稽古も復活して、でもまだ何かすることが・・・

社宅時代に新居の設計やインテリアを色々素人かじりするうちに、もう少し、本格的に勉強すれば、それがビジネスとして役立つときがあるかもしれない、と

思い込むと、結構無鉄砲なところのある私

ちょうどその数年前に、「インテリアコーディネーター」という資格試験が出来たことを知り、その試験を受ける決心をするのでした!!!



昭和60年のお正月、真新しいキッチンで作ったお雑煮はどんな味だったのか忘れてしまいましたが・・・

念願の対面キッチン、その向こう側には、天童木工のダイニングテーブルと椅子を・・・東京の浜松町にあるショールームまで見に行って決めたもの

曲げ木のフォルムと、子供でも移動がたやすい軽さ、背もたれの安定感が決めてでした

ちょっと贅沢な気もしましたが、革張りなら(子供たちの)食べこぼしも苦にならないから・・・

一方システムキッチンはというと、トップにアルミのシルバーラインの入った真っ白の扉のキッチンハウス製を・・・ヒンジ等金具の精度も考慮した結果でした

カウンター前の壁は目地をグレーにして白の横長の釉薬のかかった窯変タイル

白は汚れの目立つ分、そのときすぐに、さっと拭けば意外にお掃除簡単です!

家具も着物と同様、質感にこだわって、ちょっとお高いかな、と思うようなものを買っておくと、大切にもするし、お手入れのし甲斐もあるというもの

この椅子は、背もたれと腰の部分のカーブが人間工学的に考えられていて、すわり心地がとても良く、私のお気入り・・・今はデスクチェアとしても活躍しています

平屋希望の主人の考えもあり、居間から子供部屋、寝室へは円周運動が可能な間取りでしたのでくるくる回ってチャンバラごっこや怪獣ごっこに明け暮れる毎日

まだまだ甘えん坊で、二段ベッドはまだ当分先のこと・・・

その頃の忘れられない思い出は・・・

幼稚園の入学式の翌日から、3日間、教室に着くと「お家帰るーぅ! お母さんと一緒がいいーぃ!」 とばたばたと暴れて先生を困らせていた次男・・・4日目、おやつにバナナとスナックパンを頂いたらしく、もう嬉しそうな顔して・・・「幼稚園って楽しいね!!」 

後ろ髪を惹かれる思いで、こちらも泣きそうな気持ちで幼稚園を後にしてたのに・・・

すっかり元気良く幼稚園に行きだした息子達の後姿に、一抹の寂しさを感じ・・・きっとこれが、母性なのでしょう

とにもかくにも、はつらつと集団生活に溶け込み始めたこと、バンザイばんざいでした!!!









『娘道成寺』の研究会の後も、3,4ヶ月に一度のペースで実家に子供を預けては日舞に没頭する時間を持てたことは、私にとって、大いにストレス解消となりました

自分の時間を持てる喜びは、子供を、それも年子を抱えてからは本当に貴重で何モノにも変え難いものでした

不思議なもので、そんな貴重な時間を手に入れることが出来ると、子供たちに対しても、すごく真面目?に付き合い出した気がします

例えば食事・・・

そんなに器に凝るわけでもないし、食材にしても鮮度に気を使うぐらいでしたが、一緒に楽しむ時間にしたいと・・・

喫茶店で使っているようなガラスの器を買ってきて、まあるいアイスクリームを載せたフルーツいっぱいのパフェを作ったり(カラフルなチョコのトッピングつき!)

ハンバーグの横にはポテトやにんじん、ブロッコリーなどをあしらって、かわゆらしい?盛り付けに

手間をかけた分、子供たちの反応も比例して・・・

「やったー!」 「すごーいっ!」 と満面の笑顔をプレゼントされて!!!

単純な母は、こんなに喜んでくるならもっとがんばちゃうぞ!・・・なんて調子で(笑)

外に出られない分、家で出来る事を色々と探せばあるものです

新居の設計やインテリアを考える事ができたのもこの社宅生活があったればこそ

狭い台所に立っていれば、何が不自由で、何が便利かわかってもくるし、部屋で怪我をすればどこに気をつけて間取りを考えるべきか、等々

子供にしっかり向き合っていれば、子供はその「愛」 をきっちり感じていて、それぞれの遊びに没頭

よく言われますね、「子育ては親も共に成長する、そんな時間だ」 と

私もそれを実感しながら、少しづつ、自分の時間を増やしていった気がします


・・・時は戻って、昭和60年1月、新居完成・・・

年子の二人は、プラスチックの刀をすぐに折ってしまうほど、チャンバラごっこに夢中の年頃

稽古部屋に使う予定の塗り上がったばかりの真壁は、あちこちと穴が開いて・・・

早く幼稚園へ行って、外で皆で遊ぶようになって!!!と願うばかり・・・

一方、入園式には何を着ようか、と悩みながら、引越しで思うに任せず・・・結婚前に作った、つけ下げのお着物が結構お気に入りでしたので、帯だけ新調することに

晴れ着を着る機会はこれから段々増えていくだろう事を楽しみに、徐々にお気に入りのものを増やしていければ・・・そんな想いで迎えた、入園式でした
















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