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今昔きもの美に 触れて・・・眺めて・・・着こなして・・・   あなた色のコンテンポラリーな着物ライフはじめてみませんか
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やっと仕立てあがってまいりました!

チョコボさまの奥様より

大島に合わせて羽織を、とのご依頼を受けてから

雰囲気をイメージしながら

お正月のコーディネートを前提に

トータルで提案させていただきました

お召の羽織の色と大島の色から

半衿はベージュにしました

角帯は同系をあえて避け濃い緑で締め

ポイントとなる羽織紐とのバランスを重視

バルト海産の本琥珀と中央はミャンマー翡翠でアクセント

角帯にすっきりなじむことと思います

くつろぐときの足袋はのびる綿足袋がお薦め

そして暖かさもあったほうが良いかと

大島と同じこげ茶色ののびる綿にネル裏をつけ、足袋裏はコール天

しかもグリーンにした別注品

着物の着心地の左右するポイントは足袋だと

常々感じている私のこだわりです

お金をかければきりがない着物の世界

お値打ち感がありながら

「・・・らしく」装うこだわりのコーディネートに

果たしてチョコボさんはどう感じられるでしょうか?

気に入っていただけることを願って・・・

有難うございました!!!


そして改めまして・・・

つたない私のニッチなブログの読者のみなさま

今年もお付き合いいただき、どうもありがとうございました

皆様、良い年を迎えられますようにお祈り申し上げます

来年もどうぞよろしくお願い致します










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温暖だと言われるここ東三河でも

クリスマスが近づく頃になるとやはり本格的な冬到来ですが

家の中は床暖のおかげで、冬でも日舞の稽古は浴衣

着付け教室でも単衣がほとんど

でもさすがに外出の折は結城紬のほっこり感が恋しくなります

そこで久し振りに登場したのは、アンティーク結城紬

男物を二枚使って片身変わりに仕立てたもの

昔の殿方のお着物は概して短く

女性用に仕立てかえるときには胴接ぎすることがよくありますが

こちらは運よく接ぎも入らないでお仕立てできています

引き出しの一番下に仕舞われていたにもかかわらず

取り出せば、一瞬のうちに空気を含み

シワもほとんどないふんわりとした感触

大島にしろ、結城にしろ、昔の糸にはかなわない

そう思ってしまうのも仕方がないと実感する瞬間です

ある意味強い力のあるお着物ですから

力のある帯を合わせてバランスを取ります

載せたのは琉球紅型

琉球紅型びんがた事業協同組合理事長、屋冨祖幸子氏の作品

パワフルで、一本筋の通った「目力」を感じさせる人柄は

氏の多くの作品と共に強く私の脳裏に焼きついています

そんな帯ですから今回は挿し色は、からし色にしてみました

この組み合わせなら、どんな色を持ってきても

どんと受け止めてくれる

そんな安心感のあるあったかな

着物と帯の王道をゆく冬のコーディネートではないでしょうか














今度の勤労感謝の日に行われる紅葉茶会

ところは豊橋嵩山町にあります、正宗寺

正宗寺は鎌倉時代の永仁年間(1293-99)の創立といわれ、

同寺には円山応挙の弟子であった長澤蘆雪の作品が数多く伝わり、別名「蘆雪寺」ともよばれるとか

この寺で毎年紅葉茶会があると聞き

では、と着付け教室のお出かけに

紅葉の名所は色々ありますが、人ごみを避け

案外近場の穴場めぐりも良いかもしれません

豊橋に住んでいながら、初めての訪れ

散りゆく紅葉の季節に相応しいコーディをと

あわせてみたのは、つるっとした紬地を縫い締めして、

裾と袖に錆朱で花模様の絞りを入れた付け下げに

濃い目のベージュ地に、色付を増した葉と実が描かれた、いかにも「晩秋」っぽい帯

こっくりした色使いに帯締めも渋めの海松色で

絵画的な帯を主役にしたコーディネートにしてみました

このあたりの山々も色づき始めて

久し振りの紅葉狩りが楽しみです!!!







埼玉県、川越市は東京都心から小一時間の観光地

昔より東京都の縁も深く、小江戸と呼ばれていたとか

五月半ば、川越大師と呼ばれています喜多院へ

ここは徳川家ゆかりの天台宗寺院で

徳川家光誕生の間や春日の局化粧の間など

江戸城ゆかりの建造物や文化財があり、拝観客も絶えないとか

この日はお扇子が欲しいくらいの陽気

当然ながら単衣の出で立ちで

与那国花織に琉球紅型帯をコーディネート

与那国花織はこだわりの着尺

変わりドゥチン花(四つの花) とよばれる花織で織られた縞格子

グレイッシュピンクの色合いになるようにお願いしたものです

ピンク糸は  ガジュマルで

グレー糸は  ムラサキシキブ

グリーン糸は インド藍生葉染とムラサキシキブ

水色糸は   インド藍 生葉染

紫糸は     ログウッド

四つの花が玉虫のように光で変化するように見える工夫もしていただきました

それは栄順さんの爽やかで、くっきりした紅型をしっかりうけとめてくれて

澄み渡る五月の空に映える装いになったかと

少々自己満足の世界に浸りながら・・・

ちょっぴり江戸へタイムスリップしたような楽しい一日でした











桜ももうそろそろ散りざかり

一気に初夏の陽気となる気配に、お着物選びの悩める季節到来!

袷と単衣の時期がひと月ずれてきた、とは言われますが

4月下旬にならないと単衣を着るのもちょっと抵抗を感じて・・・

お出かけして安心?

やはりこの時期無難なのがなんといっても大島紬

先日教室にみえたTさんの白大島

見事なカトレアが大胆に織り込まれています

聞けばお姑さまのお品で、かの有名な都喜エ門ブランドとのこと

大島紬のなかで美術織として一世を風靡した時代もありました

これにどんな帯を合わせていらしたのだろう、と想像するのですが

あいにく帯は手元にないそうで、こちらの帯をコーディネート

帯締めは五嶋紐の紫がかった桜ネズ色と、いうような微妙な色合い

帯揚げは丹後縮緬の同色系のぼかしのもの

春の風情ただよう装いに、周りも柔らかな空気に包まれました

今からは縮緬のシボ立ちのものは少々ぼってり感があるので綸子系の方がよろしいかと

そして肌襦袢から薄くしていく・・・

これが案外効果的です

また、寒暖の温度差の激しいこの季節薄いコートは必需品

電車等の乗り物での塵除けとしても活躍します

京都の町などを歩いてみれば・・・

レンタルの着物か、自前か

案外こんなところで判断されてしまいそうですから・・・









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