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今昔きもの美に 触れて・・・眺めて・・・着こなして・・・   あなた色のコンテンポラリーな着物ライフはじめてみませんか
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昨日、春の陽気に誘われて

ふと庭の片隅に目をやれば

背丈は30センチにも満たない細い葉の間から

可憐にのぞく寒あやめの姿

花の少ない今の時期には重宝と

実家からもらって植えてはや数年

初めて咲いた姿にちょっぴり感動!

あやめ、菖蒲といえば五月の頃

着物や帯柄にもよく使われるモチーフのひとつ

群生する姿は凛々しくも見えるそのイメージよりも

はるかに健気な「ふう」漂いて

まさしく寒の頃の花

お隣ではクリスマスローズが土からもっこり顔を覗かせだして

その上には枝を張った沈丁花や胡蝶侘び助

可憐ななつぼみで負けずとアピール

寒かった冬から一気に開放されて

花々がいっせいに衣を解いていく

輝く季節のなんと愛おしいことでしょう!






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過日成人式にお振袖をお貸ししたのですが、とても喜んでいただき・・・

御礼にと、こんなかわいいお人形を届けていただきました

彼女のお祖母さまの趣味がこちらのお人形作りとのこと

全てが古布で作られていて、

しかもお着物はまるで振袖を着ているような柄出し

かんざしも毬もそれはそれは小さなパーツをひとつずつ組み合わせてあり

さぞや根気の要る手仕事かと

こんなお品を頂戴して恐縮してしまいましたが

ご好意有難く、「和空」に飾らせていただくことにしました

ウサギは跳ねる

毬も跳ねる

景気も跳ねる!?!

今年が飛躍の年となりますように!!!






松羽目物の舞踊『船弁慶』の前半で、源義経との別れをしのんで静御前が舞う際に、手にする扇です。紅葉と桜が両面に分けて描かれていることから「黒骨春秋」と呼ばれています。
 この扇は閉じた状態でも先が少し開いた形になる中啓という扇。公卿や武家の改まった装束の人物が用いるもので、松羽目物の登場人物の多くもこの中啓を使用します。

 

演目:船弁慶
タイプ:中啓
memo:『船弁慶』で用いる扇は、他に黒骨笹竜胆紋(義経)、白竹金地墨絵芭蕉絵(弁慶)など。

 
(文・田村民子 / 写真・諸角潤 / 協力・藤浪小道具株式会社)

この正月3日 歌舞伎俳優の中村富十郎丈が黄泉の国へ旅立たれました

私が最後に舞台を拝見したのは、三響会での「船弁慶」

この「船弁慶」は、富十郎丈のお得意芸でした

自分が舞台にかける前に是非拝見しておきたくて、無理やりチケットをお願いした公演でした

人間国宝にまでなった彼ですが、初舞台は14歳と遅いデビュー

関西ではどんどん頭角を現していったようですが、東京に拠点を移してからは、役にも恵まれず、なかなか日の目をみなかったと

それでも彼はもくもくと努力をして・・・

こんなエピソードを聞いたことがあります・・・

ある時、昭和の名人と言われた、六代目尾上菊五郎の「京鹿子娘道成寺」 の舞台でのこと

所化(十数人が出演する坊主役) として出演していた彼

その他大勢の役、正直いい加減に踊っている方もいる場合も・・・

その中、まじめに、丁寧に、所化の舞台を勤めていて

それを見ていた菊五郎が、「あいつは誰だ?」と聞いたとか・・・

それ以降お役にもだんだん恵まれるようになったとか

35歳で市村竹之丞を襲名

43歳で(やっと)5世中村富十郎を襲名

歌舞伎役者の中では舞踊のうまさは抜きん出ていました

最近メディアを賑した梨園の息子とは少し違う環境で今日までの歌舞伎界を支えてきたお一人

ご冥福をお祈りいたします





漆器はご存知のように英語では、「japan」と呼ばれています

漆の器は軽く、熱い物を入れても持てる、世界に誇る日本の伝統工芸です

その漆器のルーツはなんと根来塗り?

発祥の地は根来寺
 “根来もの”“根来塗”といえば、骨董や器好きならもちろん、だれもが一度ならず耳にしたことがあるのではないだろうか。
 長の歳月使い込まれれば、上塗りの朱が擦れ、下地の黒漆が浮き上がり、趣ある抽象模様が描き出される根来塗は、「用の美」で全国に名の知れた漆器だ。古美術の世界では、根来といえば高値がつき、国内はもとより欧米の好事家にも人気だという。
 その根来塗の発祥の地が、和歌山県北部の岩出町にある根来寺。鎌倉期から南北朝時代にかけて隆盛を極めたこの寺では、数千人にも上る僧たちが日常に使う什器として、大量の漆器が生産された。大規模な工房とともに大勢の優れた工人も居たと思われるが、天正13(1585)年、歴史に名高い豊臣秀吉の根来攻めで、一山灰燼に帰した。工人たちは散り散りになり、和歌山県の海南黒江を始め、輪島や薩摩に行き着いて、根来塗の技法を伝えたと言う。根来塗が、近代漆器のルーツと言われる所以だ。

 

さて、こちらは帯締め、帯揚げ箪笥として使われてたであろうアンティーク根来塗り箪笥

ある方からの委託品で、どなたか興味のある方、いかがでしょうか?

箪笥のサイズは

巾 60.5センチ x 高さ 23センチ x 奥行 23センチ

引き出しは桐材、木釘での職人技!

ちょっとした奥行きのところにも置けますよ!

一段目は帯締めように、又帯留め用に

2段目、3段目は帯揚げや半巾帯を

いえいえそれ以外、貴女の発想でご自由に

お値段は・・・

なんと 9800円!!!

ご興味もたれた方は是非どうぞ!!!



セピア色のこの写真は結婚する前の年のデートのとき

なんともレトロな魔法瓶には、確かとっておきのコーヒーを

朝早くおきて、お弁当も作って行ったっけ

車好きな彼は山道が大好き

道なき道のようなところが特に好き

行き止まりまで行ってバックのまま何キロも戻ったというときも

それでも何故か安心していたっけ

自動車のキャリアはなかなかのものだったから・・・

大学時代は自動車部の主将で、大型免許も取って、バイトは幼稚園のバスの運転もしていたとか

NHKのアーカイブス、「割れるフロントガラス」という番組の実験走行にも立ち会ったり

腕を見込まれ?調理師会の旅行の運転手として九州や東北まで同行、美味しい思いもあじわって

趣味と実益を兼ねた?運転経験を積み重ねて・・・

就職した会社はやっぱり自動車関連で

好きなエンジン関連部署に配属され

ドライブに行くときには、車内の後になんだか解らない物体が鎮座していることも

結婚当初はマークⅡのノーマル車で

免許取立ての頃の私に

「エンジンの回転数がどれくらいか、タイヤがどこにあるか感じて走れ」 と無茶な要求?

本当に車が好きだった・・・

明日は彼の命日

お墓までドライブに出かけましょうか


















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